首相公邸バリアフリー改修云々で思ったこととか

この記事のアクセス数
7PV
この記事は約11分で読めます。
記事内にアフィリエイトリンク等の広告が含まれています。

最近、以下のツイートが話題になっていました。

このツイートについて色々とかきたいことがあるので、それを今回のブログでは書いていきます。

報道を調べてみる

それは、大手報道機関も含めて、「転居を前に公邸はバリアフリー対応の改修も実施された」という誤った報道を目にしたからです。

高市首相はこう書いていましたが、実際、どんな報道が出ていたのでしょうか。2026/01/13付けでgoogle検索で調べられる分をある程度調べてみました。

先に結論から言うと、調べた感想としては、主に女性誌やインターネットメディアが高市氏を褒め野党を批判するために、今回の引っ越しに合わせてバリアフリーしたというネタが使われていたのでは?と思いました。

私が調べた中で一番古いであろうバリアフリーに触れた報道は、日経新聞等が書いていた引っ越しのための内見の報道であろうと思います。

高市早苗首相は29日、首相公邸の居住スペースを確認した。公邸への引っ越しに向けて家具の配置などを検討したという。首相周辺によると、公邸はリフォームしてバリアフリー対応になった。首相の夫で元衆院議員の山本拓氏は2025年に脳梗塞で倒れて車いすを使用している。

高市早苗首相、引っ越し準備で首相公邸を「内見」 バリアフリーなど確認 – 日本経済新聞

いつ改修していたかというタイミングについては触れずに『首相周辺によると、公邸はリフォームしてバリアフリー対応になった。』と書いていました。

この翌日のテレビ朝日の報道でも以下のようになっていました。

夫で元衆議院議員の山本拓氏は、脳梗塞(こうそく)の影響で車いすを使用しています。 総理周辺によりますと、総理公邸の居住スペースをバリアフリー対応にするなどリフォームを行ったということです。

高市総理が総理公邸引っ越しに向け内見 バリアフリー対応に

私的に、このテレビ朝日の書き方は今回の引っ越しに合わせてリフォームがなされていたと総理周辺が述べていたかのような書き方に見えます。

このテレビ朝日の報道の数日後、バリアフリー改修報道を受けて毬谷友子氏が行った『辞任の考えなんか全くないのだろうなあ。と、暗澹たる気持ち』というツイートが批判されたという、反応をまとめた記事を女性自身が配信しました。(女性自身のこういう記事、引用するツイートのセンスが好きじゃないんですよね)

高市氏は11月7日の衆院予算委員会で、立憲民主党・黒岩宇洋議員(59)から危機管理の問題で公邸に移ることを勧められ、南アフリカで行われたG20の出席後、可能な限り早めに引っ越すと発言。そして25日に帰国し、いよいよ内見を行ったのだが、実は公邸にはある“リフォーム”が施されていた。

「高市首相の夫で元衆院議員の山本拓氏(73)が今年に入ってから脳梗塞で倒れ、一時は高市氏が入浴の介助など一人で介護に徹していました。なお、現在の山本氏は車いすを利用しているそうで、このほど公邸の居住スペースがリフォームされ、バリアフリー対応になったと聞いています。首相の公邸入居をめぐっては、菅義偉元首相(76)が在任中に入居せず、野党から“危機管理の心構えの欠如”と厳しい追及を受けたこともあります。リフォームも済んだことで、高市首相も満を持して引っ越すことができるのではないでしょうか」(政治部記者)

「辞任の考えは全くないのだろう」元宝塚女優 高市首相が引っ越しで「公邸バリアフリー化」に違和感あらわ…SNS上では「何が悪い?」と疑問の声も | 女性自身

女性自身は明確にリフォームが済んだから引っ越しができると書いています。

このあと、実際に引っ越しが行われるまで、ちょっと解説記事があるくらいであまり触れられることはなかったようです。しかし、その書かれた記事はどのタイミングかは触れていませんがバリアフリーに改修されたということが前提で書かれています。

首相周辺によると、首相は現在、車いす生活を送る夫の山本拓元衆院議員と議員宿舎で同居している。公邸はバリアフリー対応に改修されており、首相は今後も同居を続ける意向だ。首相に近い自民ベテランは「介護と向き合いながら首相として働く姿を国民に示した方がいい」と語る。

高市首相、官邸隣接の公邸に近く引っ越しへ 危機管理で利点、現在は議員宿舎から通勤 – 産経ニュース

女性自身は引っ越し数日前に改修されたことを前提に首相のこだわった場所を記事にしています。

11月7日の衆院予算委員会で高市首相は「外交日程や国会審議が続き、今は荷造りの暇どころか、睡眠時間もほとんど取れていない。できるだけ早く引っ越す」と答弁していたのだが、公邸への入居が延期になっていたのは、大きな理由があった。

「今年2月に夫の山本拓元衆院議員が脳梗塞で倒れ、いまは車いすが必要な生活を送っています。そのため公邸をバリアフリー対応にする改修期間が必要だったのです。11月下旬に高市首相が内見をして“最終チェック”をしていたようです」(前出・全国紙記者)

現在の公邸は、もともと官邸として1929年に建てられたものを移築し、浴室や台所などを新設して改修した建物。完成は2005年で、小泉純一郎氏(83)が首相として初めて住んだことで知られる。高市首相が、夫との同居のうえで問題視した部分はどこだったのだろうか。

「山本元議員を介助するヘルパーさんがいるわけではないので、トイレとお風呂、特に転倒リスクの高い脱衣所をリノベーションする必要があったと聞いています。首相に近い関係者たちからは“山本さんの面倒をみてくれる人を個人的に雇って、総理としての仕事にもっと注力してほしい”という声が少なからずあります。しかし、高市首相は可能な限り、山本元議員を自分自身で支えたいという考えのようなんです」(前出・全国紙記者)

《車椅子生活の夫のため》高市首相 公邸引っ越しの“バリアフリー改修”でいちばん「こだわった場所」 | 女性自身

そして、引っ越し当日、様々な記事が出ています。福井新聞は山本拓氏のコメント込みの記事を掲載しました。

同居する夫の山本拓元衆院議員(73)=本名・高市拓、福井県鯖江市=も同日午後に公邸に入った。2月に脳梗塞を発症し、10月末には転倒して尾てい骨を骨折。11月に皇居で行われた旭日大綬章の親授式には車いすで出席した山本氏だが、福井新聞の取材に対し「体は回復しているし、公邸内はバリアフリーになっている。不自由はない」と話した。

山本拓氏、高市首相と公邸に引っ越し 「バリアフリーになっていて、不自由はない」 | 政治・行政 | 福井のニュース | 福井新聞ONLINE

毎日新聞は今回の引っ越しに合わせて改修した前提で解説記事などを書いています

Q 公邸は何か変わったの?

A バリアフリー対応の改修が行われました。これで車いすなども使いやすくなっています。

<1分で解説>お化けに「まだ出会っていません」 高市首相、公邸に | 毎日新聞

政府関係者によると、公邸には夫の山本拓元衆院議員も同居する見通し。山本氏は今年2月に脳梗塞(こうそく)を発症し、首相は周囲に介護をしていると明かしていた。転居を前に、公邸はバリアフリー対応の改修も実施された。

高市首相が公邸に引っ越し 官邸の隣、危機管理に万全期す | 毎日新聞

日経新聞も朝日新聞も今回の引っ越しに合わせて改修したことが前提の記事の書き方をしています。

高市早苗首相は29日、東京・赤坂の衆院議員宿舎から首相公邸へ引っ越した。夫の山本拓元衆院議員と暮らすためのバリアフリー改修などが完了した。年末年始は公邸で過ごす。

首相、公邸へ引っ越し バリアフリー改修完了 – 日本経済新聞

首相公邸では同日、引っ越し用とみられるトラックが出入りした。首相は11月の衆院予算委員会で、公邸への入居について問われた際には「今は荷造りの暇がないどころか、睡眠時間もほとんど取れていない。できるだけ早く引っ越す」と答弁。公邸内では、首相の夫である山本拓元衆院議員と同居するため、バリアフリー対応の改修などが進められていた。

高市首相が公邸に引っ越し 地震発生時など危機管理対応を重視 [高市早苗首相 自民党総裁]:朝日新聞

一方、FNNは『バリアフリーになっている』といつなったか触れずに書いています。

また、高市首相は多忙な職務の傍ら、議員宿舎で家事に加えて、元衆院議員の夫・拓氏の介護をしている。首相周辺によると、公邸はバリアフリーに対応していることから、拓氏とともに夫婦二人で入居する予定だ。しかし、厳しい警備が家事や介護の面で適しているのかは不透明な上、住み慣れた環境を変えることへの懸念もある。

高市首相が“公邸”引っ越しへ 2・26事件の舞台となった旧官邸で心機一転  議員宿舎内の水面下「情報収集」に変化か|FNNプライムオンライン

一方、サンケイグループのイザは『バリアフリーでなかった公邸に早く引っ越せとか、障害者に対する配慮に欠ける『野党』』だというような、今回の引っ越しに合わせてバリアフリーをしたことを前提とした批判ツイートを引用した高市称賛野党批判記事を書いています。

Xには「危機管理を徹底し、職住近接で国家のトップとして万全の態勢に。バリアフリー改修も済んで、夫婦で新生活スタート これぞ責任あるリーダー! 応援します!!」「高市首相まだ公邸に入ってなかったのかと思ったら、旦那さんの為にバリアフリー化してて、その時間が必要だったのね」「首相の旦那様は車椅子でいらっしゃるのに、バリアフリーでなかった公邸に早く引っ越せとか、障害者に対する配慮に欠ける『野党』でしたね」などさまざまなコメントが寄せられた。

「これぞ責任あるリーダー!」「急がせる野党は配慮に欠ける」高市早苗首相、職住近接の公邸へ引っ越し SNS「冬休みはゆっくりと」 – イザ!

このようにバリアフリー改修については首相を批判するための報道は見当たらず、どちらかと言うと野党批判に使われていた傾向があるように私には見えました。

あと高市政権に関して、首相周辺が質が悪そうな気がします。首相もあまり周囲と喋らないようですし、発信する情報について正しいと信用ならない人たちなのかなと思ったり。

あんまり他所の家庭についてなにか言うべきじゃないと思いますけど

今回の話、すべて高市早苗氏と山本拓氏が悪い共鳴を起こした結果のように見えるのです。

高市氏がワンオペ介護してるのも山本拓氏が介護保険を使わないと言っているのが理由でしょう。

調理師免許を持ち、料理担当だった山本氏に代わり、3食作りながら介護する日々。さらに山本氏には「こだわり」があるようで…。

「絶対に介護保険を使わないとか、訳のわからないことを言っているものですから、公的な支援が受けられない」(高市氏)

初の女性総理となった高市氏はいま、日本の介護の問題が骨身に沁みていることだろう。

高市早苗が漏らした夫の介護の苦労「帰ってきたら、食べこぼしがいっぱいあって…」(週刊現代) – 2ページ目 | 現代ビジネス | 講談社

この介護保険NGの姿勢はどうも、山本拓氏自身のために何かしらの公金が使われることが嫌だという考え方のようで、今回の高市氏のツイートに書かれた「僕のせいで、多額の公金が使われたのか」という発言からもそれが読み取れます。

そして、高市氏はどうも自身に降り掛かってくる苦難はすべて自分の努力で解決したがる癖があるようです。

政治評論家の有馬晴海さんは高市氏の体調を気遣うひとりだ。

「高市さんは、気になることは全部自分で調べないと気がすまないタイプ。誰かに任せるということをせず、食事や睡眠の時間を削って猛勉強を続けています。最近、彼女に呼びかけ肩をポンと叩いたというぼくの知人は、『骨と皮というくらいかなりやせてしまっていた』と案じていました。倹約家な彼女はお古を着回すことも多いんですが、いまや昔の服を着るとブカブカ。“誰かに借りたの?”と驚くほどです」

「働いて働いて…」を地で行く高市早苗首相、首相就任後の生活は“寝ない”“食べない”“電話出ない” 食事や睡眠を削って猛勉強、激ヤセぶりに周囲は心配|NEWSポストセブン

その結果、山本拓氏の願いを全て自身の努力で叶えようとしているように私には見えます。その願い自体を否定するわけではありません。

歴代首相に類を見ない連日の激務にかかわらず、官邸から徒歩1分の首相公邸は空き家のまま。高市氏は脳梗塞で倒れて車いす生活を送る夫・山本拓元衆院議員(73才)との生活のため、バリアフリー設備の整った赤坂の議員宿舎に住み続けている。政治ジャーナリストの安積明子さんが言う。

「高市さんは山本さんにぞっこんで、これまでも何度か『安積さん、結婚っていいで』とのろけ話を聞かされました(笑い)。だからできる限りそばにいたいと、彼女の実弟のサポートを借りながら、いまも宿舎で介護をしているようです」(安積さん)

激務を続ける高市早苗首相にのしかかる「介護」と「難病」 夫は車椅子生活、今も議員宿舎でサポート 自身は40代で関節リウマチを患い、人工関節で生活|NEWSポストセブン

しかし首相というのは、ある種国民の模範になりえる部分もあろうかと思います。

首相の家庭が介護保険を使って、どのように介護負担を軽減しているのか、そのような模範を示すことで介護保険の活用を促すというのも、個人的には首相として行うべきなのではないかと思っています。

また、公金が使われている制度を実際に使ってどのような問題があるかを知るのも議員としての貴重な経験であろうと思います。

しかし、今回の公金否定の態度は、良くない民意(老人批判のような)を刺激しているように見えます。例えば以下のような。(特別ヤバい人の発信だとは思いますが)

このような介護保険を使う人に対するバッシングを促すような行動が、『日本古来の伝統を守る』態度なのでしょうか?

「育児、子供の不登校、介護が原因の離職を減らすため、ベビーシッターや家事支援サービスの利用促進に向けた負担軽減に取り組む」としていた事とは矛盾する発信のように、山本拓氏関係のことは思ってしまいます。

また、介護サービス受けることを嫌がる要介護者というのもどうもあるある話?らしく、嫌がる方をどう説得したかというのも、介護問題に携わる国民に対して良いロールモデルになり得たのではないかと思います。

高市首相、今回の件と言い「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」といい、ライフスタイルがあまりにも国民にとって悪い見本であるとしか言いようがないように見えるのですが、どのような影響が今後の日本に残るのか、個人的に心配です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました