朝起きたらこんなツイートを見つけて、唖然としてしまいました。
この、暇空にDMを送っているのは、国民民主党の鳥取県連の政策委員を名乗る方です。
(政策委員は議員ではありません。議員を目指す人が県連等の党支部に属して活動する際に名乗る事が多い肩書きだと思われます。政党組織に詳しくないので正確には知りませんし、どこまで実態があるのかよくわかりませんが。少なくとも、この方は街宣車を回す許可はでているようです。)
暇空界隈の主張に乗っかり、特定のNPO法人に対して公金チューチューと言い出し、批判されたことから確信を強め暇空に頑張って発信してくださいみたいなDMを送ってブロックされました。
『「ポスト同和利権」の人権屋の不正に関して東京都を追及しているのは、本当にすごいと思います!』と言い出しているのを見ると唖然とするのですが、好きな人物として小野田紀美を出しているのを見ると、そういう傾向の世界観になってしまうよなそりゃ…と思ってしまします。
タイムラインを10分程度遡るだけでみれる、ここ数日のリツイートをみても、この方がとても情報源が偏っていて、かなりの偏見・右派系陰謀論的思考を身に着けているのが察せられます。
今回のキッズドアへの人件費をピンハネとする言及だけでなく、他のNPOへの「いらない」という言葉も含めた言及
ヘイト・スピーチ条例についての認識
クルド人に対して強制送還を訴えるツイート
慰安婦問題や徴用工問題を『謂れのない』という認識のツイート
ワクチンへの怪しげな認識
ジェンダーイデオロギーやらLGBT思想、トランスカルト、虹臭いと言い出す系統のヤツ
男女同数のアファーマティブ・アクションへの批判
トヨタは左翼の反日思想に潰されるという主張
アイヌは先住民ではないというデマ
いろんな陰謀論を込めた岸田首相批判
Qアノン系の小児性愛陰謀論
この話題作は2018年に完成し、FOXが翌年の公開を予定していたが、ディズニーがFOXを買収した後、お蔵入りになっていたもの。公開前に主演俳優のジム・カビーゼルがQアノン流の陰謀論――児童人身売買の背後に大物政治家あり――を吹聴したことで物議を醸した、いわくつきの作品でもある。
(中略)
作中でQアノンやそれに類する陰謀論が語られることはない(映画の製作は一連の陰謀論が広まる前に始まっていた)。だがカビーゼルは本作の宣伝ツアーで、子供の身体の一部が国際的な闇市場で石油の1000倍の高値で売買されているのは事実だと、熱く語っていた。
現実のバラードも、毎年1万人もの少年少女が性的搾取の目的でアメリカに密輸されているという、何の裏付けもない数字を言いふらしていた。この数字を、ドナルド・トランプは2016年の大統領選で何度も何度も繰り返したものだ。そして大統領就任後のトランプは、バラードを国務省の人身売買諮問委員会の共同議長に据えている。
きなくさい話である。バラードは退職後に非営利団体「地下鉄道作戦(OUR)」を設立し、誘拐された少年少女を(手段を選ばず)救い出す活動に乗り出した。
しかし、バラードたちの乱暴なやり方には批判が多かった。マスコミ受けはするけれど問題の根を断つことにはつながらず、むしろ逆効果と見なされたからだ。OURは救出した少年少女を保護し、その社会復帰を支援する地道な活動には無関心だった。
(中略)
20年にはネットメディアのバイスがバラードとOURの活動を綿密に調査したが、OURの語る「少女たちを性的搾取目的の人身売買業者から解放したエピソード」の多くは「優れて映画的」で、「事実かどうかの確認は不可能に近い」と結論している。
小児性愛者や人身売買業者が登場する『サウンド・オブ・フリーダム』は派手なQアノン映画か? まともな批評に値する作品ではない理由|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
映画は2015年に製作がスタートし、2018年に完成。トランプ氏を支持する過激集団Qアノンがメインストリーム化したのはその後のことだ。Qアノンは、悪魔教を崇拝する闇の結社が組織ぐるみで子どもたちを誘拐し、性的虐待を働いて子どもたちの血を飲んでいる、という根拠のない主張で知られている。映画にはまったく登場しないが、主演のジム・カヴィーセルが映画宣伝の際にこのような説に言及した。Qアノンのコミュニティも映画を大絶賛し、自分たちのメッセージを発信する手段として利用している。バラード氏本人も最近のインタビューで、自分は臓器移植や「悪魔教の儀式」のために人身売買されている子どもたちを救ってきたのだと、Qアノンまがいの主張を展開した。モンテヴェルデ監督は、映画がこうした危険なプロパガンダと無関係だと否定している(一方人身売買の専門家は、性的人身売買の誤った認識が広がると、実際の被害者に害が及びかねないとローリングストーン誌に語った)。
全米で賛否両論の映画、Qアノン陰謀論の宣伝ではないと監督が反論 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
ざっと見ただけでもこれだけ良くない傾向が見つかる。
と、ここまで書いたところで、どうもやがわひろみさんは参政党所属歴があるのではないか、という話が出てきていました。いや、ここまでの思考の傾向的にピッタリなのですが。(どうも減税という点で惹かれた?ようです)
しかし、この方はどうしようもなさそうとして、このどうしようもない流れの中で、この方がもへもへという何でもかんでも左翼や立憲民主党揶揄につなげるアカウントに『立憲民主党議員が言いそうな軽い言葉を使うのは国民民主党としてはよろしくない。』という(今回に類似する言葉を実際に使ったのは自民党議員だったりするのですが、何故か立憲民主党を引き合いに出している)引用をされたことに対しての返信に『ありがたいご指摘ですね☺他党を批判するのではなく、(略)』なんてもへもへの指摘に賛同するような言葉を送ってる国会議員がいることに唖然としたわけですが(その後削除されたようです)
(川合孝典氏は、維新の梅村みずほ氏の騒動のときにもよくわからないリプライを送っていましたが…)
国民民主党は、東京15区補選での日本保守党からのバッシングなり、飯山あかりに2-3割投票してたっぽいNHK当日出口の感じだったりと、どうもそういう傾向の方が国民民主党支持者になりつつあるようなのですが、党自体が染まらないように気をつけてほしいものです。(染まってないならそんな支持者集まらないだろ、と言われてしまうとそうなのですが、立憲と対立するとどうもそういう人が集まってくるのもあるような…)
ちなみに国民民主党自身のNPOへの姿勢はどうなんだろうというのを調べてみたら
旧国民民主党ではNPO政策に触れていたこと(新国民民主党には多分ない)
現在、総理大臣補佐官になった矢田わか子氏が、NPOの活動支援も含めた女性支援の法整備が必要という話をしていたこと。
国民民主党は26日、男女共同参画推進本部総会を開催した。会合では、困難を抱える女性の実態と支援強化に向けた法制化をテーマに、戒能民江お茶の水女子大学名誉教授からヒアリングを行った。出席者は、コロナ禍をはじめ経済・社会の変化によって困難を抱える女性が増加しており、問題解決に向け、NPOの活動支援を含む新たな法的整備が必要であるとの認識で一致。矢田わか子本部長(参議院議員/全国比例)は「国民民主党としてすでに骨子に対する考え方をまとめている。売春防止法にもとづく婦人保護事業だけでは限界だという認識を持ち、新たな法整備を進めていく必要がある。要請を受けた点を盛り込み、今国会での法案成立を目指す」と決意を述べた。
【男女共同参画推進本部】女性支援の法制化に向けた意見交換会を開催 | 新・国民民主党 – つくろう、新しい答え。
統一教会問題の救済の話にて、救済法案での「寄付の相手方と使途を誤認させないようにする」という配慮規定について、NPO法人への寄付で「「現地の活動だけに使われると思ったが、人件費に使われると思ってなかった」等と誤認することはよくあること」なので、これを損害賠償の対象とされると、大きな問題が起こるのでは?という内容の対話を今回やがわ氏のリツイートの中で名前が上がっているフローレンスの駒崎氏とやりとりしていたこと、などは見つかりました。
さすがに国民民主党がNPOという制度自体になにかしら突っ込んでいくとは思っていませんが、なんかNPOを疑問視して暇空のような主張に近寄っていくことは、ありえないとは言えないように見えます。(ウポポイについて玉木氏が軽率にろくでもない人の話聞いて、ろくでもない話の正当性の箔付けに利用されている前例がありますし)
ほんとに、この辺のNPOバッシング話で、自民・維新・国民民主・参政で底辺争い、みたいな話にならないでほしいと願うばかりです(立憲も底辺争い参戦!みたいなことにもならないでほしい。)
おまけ
Z李のいちゃもんへの反論集みたいなもの
やがわ氏の謝罪直後に、関係ないらしいけど、パピコチューチューとかやっといて、「変な当て擦りやレッテルはやめていただけると」と言う国民民主党江戸川区議 2024/07/23追記
このツイートをした方と、この区議はツイートでやり取りしていたのですが、本来は謝罪ツイートをリツイートした直後に「チューチュー」とやって、その後NPOの話題をリツイートしているにも関わらず「そもそも他意はない上に当該のツイートから3日たったものは私の感覚では直後ではない」と「当該ツイート」を謝罪ツイート起点ではなく当初の発信起点に動かしている時点で『言い訳を考えるのが上手ですね、全然釈明できてないけど』という感じにしかわたしには見えません。
ちなみに当該パピコチューチューツイートへの返信は、半分くらい公金チューチューを意識したリプライがありそうでした。
また、その後、中野ヘンリ江戸川区議は明示的にキッズドアに疑念を持つ内容のツイートなどの、そういう話題に関する話をいくつもリツイートしていますが、これでもパピコに他意はないらしいです。(『他の国民民主党議員が叩くことないから立候補者であろうともちょっとでも叩ける要素があればとことん叩き潰そうとする』、なんて思ってんの?本当に?)
また、他にも国民民主党のこの区議に疑念をもつツイートにこんな感じで返信をしていました。わたしには、ほんとにチューチュー言いたくて仕方がないみたいに見えますが…。言わなくても返事はできるのに。(そして暇空に同調してるNPOの人が、中野ヘンリがわざと触れずにしらばっくれる公金チューチューという言葉を付け足していくという)
森めぐみ氏の認識
ちなみに、中野ヘンリ氏は過去にColaboなどの話について「触れたいけど闇が深すぎて触れられない」と述べていたようです。闇…
ほんと最近の国民民主党の新しい地方議員ってこういう怪しい人が増えているようなイメージがあります。
しかし、下手するとチューチュー嫌がらせ軍団が誕生するのでしょうか。パピコがそういう人たちのアイコンになるという感じの。(カエルのぺぺみたいに)
多方面にいい迷惑じゃないですかね、これ。
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