2024/04/28補欠選挙 東京15区感想

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選挙結果

参考:衆院補選 東京15区 | NHK選挙WEB

感想

須藤元気2位

今回の結果で一番驚いたのは須藤元気氏の結果です。

正直、他の候補がグダグダだった感もありますが、独特な活動と、地道な顔見せに加えて、元々の知名度の高さが功を奏したのか、2位。

(正直、当日までろくに候補者を知らないまま投票所に来て、須藤元気は知ってるから、という票もそれなりにあったのではないでしょうか)

NHKや朝日新聞の投票日当日出口調査の支持政党別の結果によると、自民党支持者の投票先として、朝日新聞では須藤元気氏がトップ、NHKでも多分維新の金澤氏に次いで2位の投票先になっている(ニュースでの自民党支持層の投票先について触れた時の読み上げ順が金澤・須藤・飯山・乙武だったところから推測)、という結果になっていました。

衆議院東京15区補欠選挙2024年 開票結果や投票率は 投開票4月28日 | NHK
【NHK】衆議院東京15区の補欠選挙は、前の法務副大臣が公職選挙法違反の罪に問われ、衆議院議員を辞職したことに伴う選挙です。過去最多となる9人が立候補し、立憲民主党の新人の酒井菜摘氏が初めての当選を果たしました。NHKの出口調査の結果や投票...

公認候補の擁立を見送った自民の支持層では、2割が須藤氏、2割弱が金沢氏を支持。飯山氏、秋元氏、乙武氏には各1割台半ばの支持と割れた。

東京15区補選、割れた自民支持層 2割が須藤氏に 本社出口調査 [東京の政治] [東京都]:朝日新聞デジタル

また、無党派でもNHKでは立憲の酒井氏についで2位、朝日新聞でも酒井氏と須藤氏が同じ2割台半ばとなっていました。

一方、NHKの支持政党別出口調査では須藤氏が様々な政党の投票先として少しずつ存在しているように見えます。

なんとなくなんですが、須藤氏が無色の候補者というか、党派性のない、完全無所属の候補者として扱われたのではないかな?という印象がありました。

ここまで強いと、須藤氏を野党で担ぎたがってる人がいたみたいな噂にも根拠があったんだろうなという気はしてきますね。

ただ、実際のところ、一皮剥くとワクチン周りとかで参政党と方向が同じ感じのようですので、ちょっと勘弁してほしいですし、党派の色がついたらこういう得票にはならないと思いますが。(まさか自民党とか無党派層のそういう人が反応したとか?いや、それでここまではないと思うけど…)

『今、女性の時代が来ていると言われていますが、女性が男性に代わって男性のように振る舞えば男性はどんどん弱体化します』だそうです。うんざり。

第2自民党にすらなりきれない日本維新?

日本維新の会は2021年の総選挙時と同じ金澤氏を候補者にしたわけですが、前回総選挙時約4.5万票を得ていたのが、今回は約2.8万。1.7万票減ってしまいました。得票率的にも18.8%から16.7%に減りました。

正直、自民党空白地帯となった選挙戦、党の代表が第2自民党と言い出す維新にとってはチャンスだったと思うんですよね。

自民党がこんな状態でも一定程度の支持を保つ状態のときに、その人たちを囲えるのは、真っ向から敵対してる政党よりは、第2自民党と自称する政党に投票して『大して痛くもない反省ポーズをとる』『すぐに火が消えるお灸を据える』みたいなことができたり、『きれいな自民党に投票する』みたいな投票行動ができる党のように思うんですけどね。

(立憲民主党からすれば維新は第2自民党のような存在、との指摘に対し)第1自民党と第2自民党でいいんですよね。第1、第2自民党が改革合戦でどんどん改革をやって、国家国民のためになることを競い合う。それが政治を良くすることにつながるわけで、立憲民主党がいらっしゃっても日本は何も良くならない。

維新は「第2自民党でいい」「共産なくなったらいい」 馬場氏が発言:朝日新聞デジタル

なのに、なぜか今回は上記発言の『立憲民主党がいらっしゃっても日本は何も良くならない。』の部分ばかり演説で膨らんでいって、改革合戦みたいな話が消え去って、立憲とクライマックスシリーズを戦ってるとか言い出してたわけです。

馬場氏は今回の補選の位置づけについて、「プロ野球でたとえるなら、日本シリーズで自民党と戦う。今はその前のクライマックスシリーズを(立憲と)やっている。この戦いに勝ち抜けなければ、我々が政権政党になっていくことも難しい」と説明。

維新・馬場氏「立憲はたたきつぶす」 補選野党間争い、激化続く | 毎日新聞

正直、選挙演説として立憲批判の話ばかり流れてきたとき、維新は今回の東京15区の補欠選挙を捨てて、次の総選挙に向けた立憲ネガキャン浸透作戦に選挙演説を使うことにしたのかな?と思ったんですが、どうなんでしょうね。

こんな風に『立憲民主党を叩き潰す』『立憲共産党の候補者が当選してもなんの役にも立ちません』という批判を念入りしていたのに、NHK当日出口調査で立憲の酒井氏に維新支持者のおよそ10%が投票していると出ていて、笑ってしまいました。支持者が党首の話聞いてないのか、なんなのか…。

(音喜多氏がブログで敗因について『活動量不足』『政党の違いを説明すること以外に、未来に向けた希望を語り続けることも必要』と書いてたのですが、まさか立憲批判を『政党の違いを説明』としてその反省を書いてます?また活動量不足と言われてしまうのは『24時間選挙のことを考えられる女性は少ない』云々言ってた維新らしいのかもしれませんが、正直厳しいというか、金澤さんにちょっと同情する面も…ほんのちょっとですけどね。)

政治活動の期間、候補者自身も衆院支部長という立場から精一杯頑張ったとはいえ、やはり当選した方のように、地方議員としての活動実績や後援会組織に追いつけるような活動量には到達していませんでした。

また、政党同士の争いにうんざりしている無党派層に対しては、政党の違いを説明すること以外に、未来に向けた希望を語り続けることも必要だったでしょう。

次なる闘いに顔を上げて。東京15区・金澤ゆい、長崎3区・井上翔一朗へのご支援、ありがとうござました。 – 音喜多駿(オトキタシュン) | 選挙ドットコム

衆院選でも、選挙区でたった1人が当選するという厳しい選挙の中では、私自身も1年365日24時間、寝ているときとお風呂に入っているとき以外、常に選挙を考えて政治活動をしている。それを受け入れて実行できる女性はかなり少ないと思う。

「24時間選挙のことを考え、実行できる女性少ない」 維新・馬場氏 [維新]:朝日新聞デジタル

国民民主党…

乙武洋匡氏をファーストの会といっしょに全力で推薦して一緒に活動していた国民民主党。

NHK出口調査によると、国民民主党支持者の40%台半ばしか乙武氏に投票していなかったようです。で、それ以外は誰に投票していたのか?と言う点で気になったのは、私の目視ですけど、2割強くらい飯山あかり氏に投票してませんか?

(1番右の紫色が飯山)

インターネットで変な保守層と色々やっていた玉木雄一郎氏ですが、これでいいんですかね、本当に。

変なインターネットに迎合し過ぎなんじゃないですかね…

例の妨害行為の件

捜査関係者によると、3人は告示日の16日午前、東京都江東区の亀戸駅前であった無所属新人乙武洋匡氏(48)陣営の街頭演説中、約50分間にわたり、近くで大音量の演説をしたり、車のクラクションを鳴らしたりした。警視庁はこの行為が自由妨害の疑いがあるとして18日に警告を出した。

 16日の街頭演説では、つばさの党のメンバーが乙武氏陣営の演説中もマイクで話し続けたり、電話ボックスに登って拡声器で大きな声を出したりし、演説がほとんど聞こえない状況になったのを記者が確認した。

つばさの党候補らに警視庁が警告 東京15区補選で選挙妨害か 他候補近くで大音量演説、クラクションも― スポニチ Sponichi Annex 社会

(選挙の自由妨害罪)第二百二十五条 選挙に関し、次の各号に掲げる行為をした者は、四年以下の懲役若しくは禁錮こ又は百万円以下の罰金に処する。

一 選挙人、公職の候補者、公職の候補者となろうとする者、選挙運動者又は当選人に対し暴行若しくは威力を加え又はこれをかどわかしたとき。

二 交通若しくは集会の便を妨げ、演説を妨害し、又は文書図画を毀き棄し、その他偽計詐術等不正の方法をもつて選挙の自由を妨害したとき。

三 選挙人、公職の候補者、公職の候補者となろうとする者、選挙運動者若しくは当選人又はその関係のある社寺、学校、会社、組合、市町村等に対する用水、小作、債権、寄附その他特殊の利害関係を利用して選挙人、公職の候補者、公職の候補者となろうとする者、選挙運動者又は当選人を威迫したとき。

公職選挙法 | e-Gov法令検索

様々話題になっている妨害選挙活動の件ですが、一部では札幌でのやじ排除裁判で警察が…みたいな話ししてるみたいですね。

それで本当に警察が引いたなら、ちょっと警察の解釈が意味わからないなって思います。

あの裁判、論点になったのは警察官職務執行法的に『生命や身体に具体的な危険が差し迫っていた』かどうかですよね。

 道警側は、排除は警察官職務執行法に基づく適法な行為と主張。原告らが聴衆に危害を加えられるなどの恐れがあったとした。

 判決は現実的な危険があったかどうかを検討した。市民が撮影した動画などをもとに、怒号が上がるなど騒然とした状態にはなっておらず、警察官職務執行法の適用要件を満たしていないと判断。警察官らの行為を「違法なもの」とした。

 その上で、判決は表現の自由について「民主主義社会を基礎づける重要な権利であり、公共的・政治的表現の自由は、特に重要な憲法上の権利として尊重されるべきだ」と指摘。原告らのヤジは公共的・政治的表現行為だと認めた。さらに、警察官らは原告らのヤジが安倍氏の演説の場にそぐわないものと判断して「表現行為そのものを制限した」と結論づけた。

北海道警のヤジ排除「表現の自由侵害」  道に賠償命令 札幌地裁 [北海道]:朝日新聞デジタル

22日の2審の判決で札幌高等裁判所の大竹優子裁判長は、警察官が女性の原告を排除した行為について「囲んで移動させたり、聴衆エリアに行かないよう引き止めたりしたほか、その後も長時間にわたってつきまとったのは、警察官職務執行法の要件を満たさず違法だ」と指摘しました。そのうえで「原告の女性は表現の自由や名誉権などを侵害され精神的苦痛を受けた」と認め、1審と同様に道に55万円の賠償を命じました。

一方で、男性の原告については「やじを飛ばして隣にいた聴衆といさかいになったほか、その後も演説車両に詰め寄って大声を上げるなどした。警察官が、直ちに阻止しなければ物を投げるなどの危害が加えられてしまうと判断したことには客観的合理性が認められる」と指摘し、賠償を命じた1審判決を取り消す逆転敗訴の判決を言い渡しました。

やじ排除で賠償命令 男性の訴えは退ける 札幌高裁 | NHK | 北海道

今年6月の二審・札幌高裁判決は、桃井さんについては、聴衆から危害を加えられる現実的かつ具体的な危険は認められないなどと判断した。だが、隣にいた聴衆が拳などで男性の腕を押すなど危険が切迫していたとして、男性に対する警察官の行為は適法だと結論づけた。

「議論が尽くされていない」 原告男性が上告 北海道警ヤジ訴訟:朝日新聞デジタル

今回はそういう危険性の有無が問われた事案と違って、候補者自身が行っていることが論点なのではないでしょうか。

ヤジ裁判にあえて引き寄せるならば、論点になった危険が差し迫っているかについては、根本候補者が他陣営の運動員を突き飛ばしたりしているのが映像で映っているわけで、明白にアウトなわけで…。

変な論点を持ち込んで話を変な方向に導かないで、候補者自身が選挙運動と称して妨害行為を行った際にどうすればいいのか、これをシンプルに考えてほしいものです。

(警察が世論的な見栄えしか考えてない組織だ、というならそういう話なのかもしれませんが、他の事案みるにそんなの気にしてなさそうですし…)

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