2024年能登半島地震 雑記

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新年早々、能登半島で震災が起こって、それから一週間以上過ぎた。

この一週間、Twitterを見ていて、結構ミュートしたり、ブロックしたりということが普段よりハイペースで行われた。

こうなった理由は、多分、同居人が実家に帰っていた時に被災して、連絡不能・生死不明になっていたことによるストレスが多大に影響していると思うのですが、その結果自分が災害時にどういう思考傾向になるのか、と言うことが多少わかりました。

どうも、私は災害が起こると、何ができるとかが考えられなくなる傾向があるようで、「〇〇ができるはずだ」という言及に対して「気軽でいいな」みたいなことを思ってしまい、どうも反発を覚えてしまう保守的な?傾向があるようで、そういうものを見た時に心が乱されて嫌だな、今は見たくないな、と思ってしまうようです。今回ミュートしたアカウントはそういう投稿がきっかけの物が多かったように思います。(アカウントに対する期限付きミュートとかほしいんですけどね)

特に今回の震災では、とにかく道がズタボロになっていたり、辺り一面家が滅茶苦茶になっていたり、大火で一面焼け野原であったりと、そういうショックな映像の影響を受けて、ちょっと絶望に浸っていると言うか、私が精神的に希望的な話を拒絶したくなってしまっているようです。何もできないと思い込みたがっていると言うか、起っちゃったものは、もう取り返しがつかないよな・・・みたいな精神と言うか。
私はそういうメンタルの時に何か言って後に引けないことになりたくないなと思って、静かにミュートするという行動をなるべくしていましたが、こうしてブログ書いたら意味ないな、とも思ったりしています。

一方、Twitterのおすすめ欄で流してくるツイートが、年々極端な閲覧数が多い物ばかりになってきているように思うと言うか、システム面が極端なものを選別して流すだけでなく、そのシステムに影響されたユーザー側が極端なツイートをし始め・・・、という連鎖反応が起きているように見えたんですよね。
一方でおすすめタイムラインを便利だと思って使っていて、それに適応してしまったので、フォローしてる人を時系列通りに流す方法にはもう戻れなくなっていると言うか、そういう見方が前提のフォロー基準ではなくなっているため、戻ってしまうとこれまで選別されていたツイートが出てきて、ちょっといろいろと変わってくるように思いました。なのでおすすめタイムラインを見るしかなくなっているのです。
そこで、私はちょっとそういう連鎖から離れたくなって、ミュートをいっぱいしたと言うのもあります。

ちょっと関係ないんですが、今回の震災に乗じて「あの時段ボール授乳室を批判した恨みを晴らそう!」「震災に乗じてフェミを懲らしめよう!」みたいなノリで発信してる人がいるような気がして、うんざりしています。

備蓄しやすいなどの災害時に使うことが主目的に開発されたものを、コストが安く導入がしやすいからと、各地道の駅に設置しようとなったことが批判殺到の発端だったわけですが、災害時の物を日常遣いに転用した時点で批判されたら、災害時にも使えません!みたいなの、使わせない方がガキのわがままかよ?と思うんですが。

どうも批判したら普及を潰したと言うことになってしまったり、災害時に使うことにたいし「女性に必要性を認識してもらい猛省してもらいたい」と言及したり(災害時の必要性はそれなりの人が分かっていたと思うが)、「ダンボール授乳室で意見コロコロ変えるヤツら」といういかにも憎々しげに言及されることが多かったり、どうもそういう憎しみというか、つよい反発心が出ているように見えます。

また「あれだけバカにしておいてさあ設置してくれ、という言いぐさは通らない」みたいなことを言っている人もいたのですが、日常遣いに転用しようとして余計な批判を浴びたことで、そもそもの主目的である「避難所で後回しになりがちな授乳スペースの確保にお使いください」というものが満たせなくなるとしたら、本末転倒というか、日常使いしようとした方針がミスだったのではないか?と思うのですが・・・。そうではなく「批判した奴が悪い」になるんですよね。(『非常時に使える設備は常設されてる必要がある』なんて意味の分からない基準を出してくる人もいるという・・・、現在避難所で活用している段ボールハウスとか非常用テントとか常設してると思ってるんですかね?トイレもそうですけど常設ではなく、仮設とか臨時使用が主でしょうし、常設せずとも使えるのが段ボール施設の武器でしょうに・・・)

クリックしてcardboard_nursingroom.pdfにアクセス

【能登半島地震】避難所に「おうちできた」 段ボール製住宅に喜ぶ子ども:北陸中日新聞Web
能登半島地震で被災した石川県輪島市の避難所で、名古屋工業大が開発し、断熱性などに優れた段ボール製の簡易住宅「インスタントハウス」が設営...
金沢 体育館を一時的な避難所に 高齢者や妊婦の受け入れ始まる | NHK
【NHK】地震で被災した人たちの避難先が決まるまでの一時的な避難所として、金沢市の体育館では、8日から高齢者や妊婦など配慮が必要な…
段ボールメーカー社長が “段ボール授乳室”に「NO!」軽くて強い特性が生かされず「メリットが、あだになる」 | 国内 | ABEMA TIMES | アベマタイムズ
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ちなみに上記にリンクを貼ったカタログにも載っているのですが、メーカー側は「批判されたら作らないぞ」ではなく、批判を受けて有益な部分は改善を図っているようなので、どこまで改善するのかはわかりませんが、各地に備蓄として備えられたりすぐに運送できるような形で誰かが持っている状態になっているといいですね(道の駅常設はちょっと進まないんじゃないかなと思うんですが)

賛否のダンボール授乳室、その後は? 非難されドア付きに改良、そもそもなぜダンボールだったのかを聞いた|まいどなニュース
「道の駅」に寄贈されたダンボール製の授乳室に、賛否の意見が続出した今年の9月。その後、改良された授乳室が設置され、短期間でどのような対応がとられたのかを取材しました。2023年から3年間で全国の道の駅150駅への寄贈を目標に、9月13日から...
女性目線に立ってない・盗撮が心配・助かる…道の駅「段ボール」授乳室に賛否
【読売新聞】 松江市の道の駅に設置された強化段ボール製の授乳室を巡り、賛否の声が上がっている。子育て支援を目的としたもので「助かる」と受け止める声がある一方、「女性目線に立っていない」とする声が続出。何が問題なのか。現場を訪れた。(

で、前回「こんなの(を常設するのは)おっさんの発想」と言った人が今回「災害時につかわないのはおっさんのせい」みたいなことを言ったとして「記憶喪失なのか?」と揶揄する人がいたのですが、私はこれは揶揄するために都合よく切り取った見方で、この人は記憶喪失なんかしてないし、批判してる人の主張は一貫していると思っていて。

なぜ記憶喪失だと思わない、論理は一貫していると思うか、簡単にいうと以下のツイートのような話なんですが

最初の常設時の批判では「避難所用の緊急時の物を常設用に使う」ことについて「女に予算を割きたくないだけでは?」と書いていたわけです。(実際はそれだけではなく、そもそも実際に利用者に需要があるのか不明な所に設置しているという部分もありそうですが)

要するに女性の需要があるものだから、(授乳室の設置に)予算や手間をかけることを後回しにするのが『オジサンの発想』だと言うわけです。

で、今回の災害で段ボール授乳室がおじさんによって門前払いになるだろう、と考える理由も、『女の需要に予算や手間を割きたくない』と考える『オジサンの発想』が発揮されて門前払いされるだろう、と考えているわけです。

記憶喪失どころか、常設の時に緊急用で我慢させようとしてきたのだから、緊急時にはもっとひどい状態で我慢させるはずだという、(それが真実かは別として)一貫している見方をしているように見えるのですが・・・

ところで、すこし関係ないんですけど、Twitterで左翼やらフェミニストやらを極端な形で批判して目立ってるツイートの発信者見ると「投資で云々稼ぎました」みたいなやつだったりコンサル自称だったりみたいなアカウントが多くなった気がするんですが、気のせいでしょうか?それとも未だにまとめブログとかに影響されて・・・とかなんでしょうか。それとも集客ビジネスだったりするのでしょうか?

震災が起こって以降、正常性バイアスについての指摘がたくさんあって。エリートパニックだとかいう指摘もいっぱいあって、それはもっともだと思うんですけど。
その一方で、「それはそれで逆方向の確証バイアス入ってないか?」みたいな指摘もいくつか見えて。

特にそういうバイアスがある場合が多いのは、東日本大震災や他の震災と比較してなにか言う話だと思って。そもそも被害状況や地理的特性、行政の状態とかいろいろと違う部分を「言い訳」として切り捨ててしまうことによりバイアスが発生していたりするパターンが多いように思います。比較が都合がよすぎるというか、っていう。

一番意味わからんなと思った言及は、東日本大震災との比較で「地震エネルギーは東日本大震災の126分の1に過ぎない」とか言ってるもので(こんなこと言ってる人は少ないと思いますが)、その比較にどんな意味があると思って言ってるんだ?と。
そもそも地震エネルギーだけが被害の大きさを決めるわけではなく、東日本大震災の震源と今回の能登半島地震の震源は違うわけで、今回の地震については「内陸の直下型地震で最大級の地震」ともいう専門家がいるくらい、大きな地震だったのに、それを災害対応を批判するために軽視しようとするのは、単なる災害被害軽視の姿勢でしかなく残念でなりません。

最大震度7を観測した能登半島地震は現地で懸命の救助活動が続いています。地震のメカニズムに詳しい専門家は、今回の地震について直下型の地震としては過去最大級の規模だと指摘します。

東北大学災害科学国際研究所 遠田晋次教授:
「内陸地震型の直下型地震だが、この規模の地震というのは、今までになかったです。最大級の地震です」

能登半島地震は「内陸の直下型地震で最大級の地震」“活断層型の内陸地震”でなぜ津波が起きたのか そのメカニズムを専門家に聞く | TBS NEWS DIG

それ以外にも「一般車による能登への不要不急な移動は避けて」という話が、「石川に行くな」と変換されたうえで批判されたり、「個人のボランティアの受け入れ態勢ができていない」という話と混ざって?「混雑は個人ボランティアだけのせい」という話に変換されてしまったり、なんとも不毛なやり取りをしているなぁと思ったのですが。
特に渋滞対策後に、能登に行って「渋滞なんてない!」と言っても、それは対策後の話だったわけだったり、そこ以外では渋滞が存在したりしたわけで。対策前に検証するか、対策後に「不要」ではなかった車の交通を阻害したのかどうかという検証が必要なわけで、そうではない意味のない渋滞検証をしている人とかをRTしてなんだかんだと言ってる人たちはちょっとミュートさせてほしいなと思いました。

能登へ向かう道路はいたるところに隆起や陥没などがみられその段差で車が動けなくなり渋滞ができています。

向山アナウンサー:
「消防を先頭に緊急車両が列をつくって進んでいる」

被災地へは緊急車両や支援物資を運ぶ車両が続々と向かっていますがこうした渋滞が車両の通行に支障が出る事態となっています。

そのため、県は6日からの三連休について能登への不要不急の移動は控えるよう呼びかけています。

亀裂や段差があちらこちらで…能登に向かう道路は大渋滞で緊急車両の走行に支障も(石川テレビ) – Yahoo!ニュース

3連休初日となった6日、能登半島地震の被災地に向かう車で国道などがこれまで以上に渋滞した。全国から駆け付けた緊急車両のほか、親戚や知人の無事を確認しようと訪れた石川県外ナンバーの車も大挙。救助活動の遅れを懸念した馳浩知事が5日に「能登への通行はやめてほしい」と呼び掛けたものの、幹線道路には車列が続いた。

〈1.1大震災〉能登へ大挙、渋滞さらに 遠方の親戚や知人(北國新聞社) – Yahoo!ニュース

一方、実際に動いている行政を見るといくつか気になることがあるというか。

まず、今回震災が起こって、ズタボロになった地元自治体について。

震災の被害に遭ったことによりそもそも職員が集まれていない、みたいな状況があるらしいのですが、そういう想定外の部分について。

例えば、輪島市の地震防災計画をみると、想定被害が今回発生したものより相当少ないものになっていて(建物全壊が輪島市で115棟、県全域で120棟というのは今回の被害とはあまりにも乖離している)その結果、例えば食料の備蓄が『備蓄の目標は、能登半島地震発生時の人口と避難所に避難した一日あたりの最大人数の割合を基に、5,400食とする。』と相当足りないものになっているのです。

今月1日の地震ではいまだに被害の全容が明らかになっていません。民間の測量会社が地震後の能登半島の衛星画像を分析したところ、輪島市や珠洲市を中心に、被害を受けた可能性のある建物は5000近くに達し、このうち、「全壊」も1765に上ることが分かりました。撮影された範囲は一部で、被害はさらに多いとみられます。

地震の建物被害 輪島や珠洲中心に5000近くか 衛星画像で分析 | NHK | 令和6年能登半島地震

今回は避難者増だけではなく、自宅倒壊の結果、各自が備蓄していたものも取り出せなくなっていたりしていて、より市の備蓄が重要なことになってしまって、結果食料が大きく不足する結果になってしまったわけです。しかも近隣市町村も壊滅的な状況になっていたのでさらにひどいことになってしまったと。

しかも食料だけでなく、なかなか職員等が集まることもできず通信も遮断され、さらに被災初日に被災後すぐ日没を迎えてしまい被害把握も遅れてしまうと言うこれもこれで最悪な事態となってしまいました。

「初動を甘く見た」首相批判も 能登地震1週間、被害の全容つかめず:朝日新聞デジタル
8日に発生から1週間を迎える能登半島地震は、いまだに被害の全容が見えない。安否不明の人は約200人に上り、物資を届けるのが難しい孤立集落も多数残る。政府と自治体が手探りの対応を続ける中、浮かび上がっ…

同市によると、元日で閉庁していた地震直後、約280人の職員はそれぞれの地域で孤立状態に置かれたり、地元の避難所支援に入ったりして市役所への参集は困難を極めた。坂口茂市長は「何十キロ歩いてきた人もいる」と話す。8日現在、出勤できる職員は全体の9割程度まで回復したが、地震直後は2~3割だったという。

「ほとんど寝てない」「限界」 被災地職員、全国から応援も人足りず:北陸中日新聞Web

で、ここからずーっと被害把握がしきれないままげんざいまで来てしまったわけで、本当に困難を極めているなぁ、と思います。

そんな中、一番のネックとなっているのは、道路状況が悲惨なことになっていることで、東日本大震災ときの道路復旧の方法であるくしの歯作戦と言うものを行っているようですが、東日本大震災と今回の震災では勝手がちがうようで、劇的な改善と言うのは困難なようです。(多分、東日本大震災では縦断している国道4号などをすぐ使えた一方、能登半島地震では大動脈である国道249号線が死んでいることが大きい違いなのかな?)

震災伝承館 啓開 「くしの歯」作戦

本州の中心から北に突き出た能登半島は山地が大半を占め、そこに集落が点在する。「能登の大動脈」と呼ばれる国道249号は半島の沿岸を囲むように走り、山肌を縫うように県道や農道が通っている。

 しかし、1日に発生した地震によって8日午後2時現在、その国道249号は少なくとも24カ所で土砂崩れなどによる通行止めが発生。甚大な被害が出ている石川県輪島市や珠洲(すず)市の市街地につながる道路は、1本ずつしか確保できていない。「陸の孤島」と化した能登半島で、住民たちは過酷な生活を強いられている。

「能登の大動脈」寸断、陸の孤島に 1本の国道が全ての障害に | 毎日新聞

国交省などは地震発生後、消防や警察など緊急車両が通れるようにする「道路啓開(けいかい)」に着手。重機などを使い、夜通しで土砂の撤去や陥没した道路の補修に取り組んでいる。4日には珠洲市や輪島市、能登町の中心部まで大型車が通行できるようになったが、片側交互通行で一般車などが集中し渋滞を引き起こしている。

 2011年の東日本大震災では、比較的被害が少なかった内陸部を南北に縦断する東北自動車道と国道4号を起点とし、太平洋沿岸につながる何本もの道路を切り開く「くしの歯作戦」が展開され、復旧の足がかりになった。

 国交省は今回の地震でも同作戦にならい、半島北部の内陸を通る珠洲道路で応急処置を実施。そこを起点として海側に向けて道路を切り開く作業を進め、8日までに6路線で沿岸部まで車が通れるようになった。同省の担当者は「車の乗り心地は悪くても、とにかく最低限通れるレベルを目指している」と語る。

 並行して、自衛隊が孤立集落へつながる道を塞いでいる土砂の撤去などを進めている。防衛省は道路の復旧状況をみながら、被災地に投入する人数を増やしていく方針。

能登半島中の道路ずたずた 「くしの歯作戦」も復旧見通し立たず(毎日新聞) – Yahoo!ニュース

その結果?自衛隊の派遣にも影響が出たり、渋滞も発生し、県が三連休などで能登への不要不急の移動自粛を促すなどなど、どうにもスムーズにいかない展開が続いているようです。

能登半島は日本海側最大の半島で、金沢市から半島先端までは陸路で約140キロに及ぶ。険しい海岸線も多く、山地がほとんどを占め、小さな集落が山あいに点在している。被害が激しい半島先端に向かうにつれて道路網が寸断されており、石川県によると6日午前6時現在で、半島中央の七尾市から北部に向かう道路は1本しか確保されていない。

 木原氏は、半島では陸路が限られるため、「道路の復旧状況や現地での受け入れ態勢の段階などを見ながら人数を増やしていった」と説明。自衛隊では活動可能なエリアの拡大に応じて人員を増強する手法をとっており、主に平野部が被災した熊本地震とは条件が異なるとの認識を示した。

自衛隊派遣、増員が容易でない背景 能登半島地震と熊本地震の差 | 毎日新聞

また、避難所のキャパオーバーも深刻なようです。

そこにも被害想定と実際の被害のずれが大きく出ていて、結果想定された避難所では収容しきれず、自主的に開設された想定外の避難所が多数発生しているようです。

「簡易トイレが足りない。補給があってもすぐになくなる」。観光名所「朝市通り」が火災で大きな被害があった輪島市の輪島中学校。現場担当者の市職員は疲れ切った様子だ。

同中学校には7日時点で想定収容人数の約280人を大幅に上回る900人近くが身を寄せた。体育館だけでは収まりきらず、本館の教室でも寝泊まりする人の姿が見られた。

石川県によると7日午後2時時点で404の避難所が開設され、約2万8000人が避難生活を余儀なくされている。

能登半島地震、元日滞在3割多く避難所満杯 物資足りず – 日本経済新聞

「市の支給だけなら、全員飢えていたかもしれない」。輪島市内で、30人が身を寄せる自主避難所の集会所を運営する主婦道畠裕子さん(66)は、そうこぼす。食料は、住民が親類などを通じかき集めて不足はない。ただ、「自助努力だけで長期間運営するわけにもいかず、先も見通せない」とため息をついた。

 被災住民が、行政指定の避難所に入らず自主避難所を設置するのは、指定避難所に人が多く集まり、収容しきれなかったことが要因の一つとして挙げられる。

 輪島市では、開設された避難所160カ所(7日午後3時時点)のうち、市の指定避難所は35カ所にとどまり、8割近くが自主避難所や市が臨時開設した避難所などとなっている。市の想定を上回る被害が市内全域で発生したためで、郵便局や農協などのほか、ビニールハウスが避難所となっている例も。

「支援待っていたら全員飢えていた」被災者あふれ住民独自に避難所開設も多く 能登半島地震発生から1週間:東京新聞 TOKYO Web

ちなみに、このキャパオーバーをさらに加速させた要素になっている可能性のある帰省していた人の存在について、一部ではそういう人が避難所の運営に携わっているようで、それ以外にも被災後の避難や被災地からの脱出などにも一役買っていたようで、居なかったら被災後の諸々がどうなっていたのか?というのは気になるところです。

この地区で被災し、避難所の運営にあたっている山下加南子さん(34)が8日、電話での取材に応じ、地区の現状について話してくれました。

山下さんが担当している鵠巣小学校と近くの公民館に設けられた2か所の避難所には高齢者を中心におよそ200人が避難生活を続けていて、地区では車の中で避難生活を余儀なくされている人も少なくないということです。

能登半島地震 1週間孤立続く輪島市の避難所運営「ギリギリ」窮状訴え | NHK | 令和6年能登半島地震

受け付けや情報整理をした名古屋市東区の山下加南子さん(34)は、夫の実家に帰省中だった。「電波の状況が悪く、安否確認も難しい。食料もいつまで持つかわからない。なにより飲み水が必要」と早期の支援を求める。道路が回復しないと、自宅に帰ることもできない。「帰りたいが、自分たちだけ戻る心苦しさもある。今は避難場所で役に立ちたい」と語った。

【能登半島地震・孤立集落ルポ】帰省中に被災した名古屋の女性も 「食料、いつまで持つか…」:北陸中日新聞Web

そんな様々なことに遅れやキャパオーバーが出ている状況で、一つ気になるのが、政府側に焦りが見えないというか、政府側があまりにも秩序だって動きすぎているのではないかと言うか、混乱がなさすぎるのではないか?と思うのです。いや、混乱がないのはいいことだと思うのですが、どうも違和感があるんですよね。

 地震発生を受けて同日午後5時16分ごろ、首相は官邸入り。政府は古賀篤副内閣相をトップとする内閣府の調査チームを編成し、自衛隊のヘリで石川県に派遣した。首相も坂口茂・輪島市長や泉谷満寿裕・珠洲市長から電話で被害状況などを聞き取った。

 だが、震災の影響で電話がつながりにくくなったり、土砂崩れなどで道路が寸断されたりしたため、救助活動やその前提となる情報収集は難航。官邸幹部は1日深夜、取材に「どこまで情報が集まり、更新されているのかわからない」と焦りの色をのぞかせた。松村祥史防災担当相も2日未明、官邸で記者団に「状況の把握に努め、アクセス道路の点検をしているところだが、夜なので状況がつかみにくい」と話した。

 2日朝になって、人的被害や家屋やビルの倒壊などの情報が入り始め、政府は同日午前9時23分ごろから、首相が本部長を務める非常災害対策本部会議を開いた。首相は会議終了後、記者団に「昨夜から全力を挙げて、情報収集に努めているが、道路寸断のため能登半島北部地域への立ち入りは、極めて困難な状況にある」とした。その上で、午前10時に全国で津波注意報が解除されたことから、今後、海上輸送ルートの確保を本格的に進める考えを示し、救助や被災者支援を進めるため、関係省庁に対し幹部を2日のうちに現地に派遣するよう指示したと明らかにした。

能登半島地震 情報収集難航、官邸に焦りの色 危機管理監は入院中(毎日新聞) – Yahoo!ニュース

多分一番そういう違和感を抱いた理由は震災対応中にスーツでBSフジの番組に出て、外交について笑いながら話している映像を見たからだと思うのですが。

ただ、例えばよく言及される枝野氏の官房長官時代の「枝野寝ろ」と言われるような対応は、原発と言う刻一刻状況が変わる事故があったから起こった異例の対応であって、原発事故がなければ対応は変わっていたと思うので、あんな対応は必要ないと思いますし、官邸が何ができるんだ?という話ではありますし、余計なこと言って変なことになるよりかはマシだと思うのですが(先代の安倍・菅だったらどうなっていたことか・・・)、なんというか、なんかもっとできそうだな、という余地がありそうには見えてしまいます。(なんというか震災対応についてのメッセージが少ないと言うか・・・)
他にも「最優先課題」として行うものを同時進行していますし。

自民 「政治刷新本部」設置決定 首相“最優先課題で取り組む” | NHK
【NHK】自民党は派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、再発防止策などを検討するため、「政治刷新本部」の設置を決めました。…

ちなみに、首相の被災地入りすることによる現地への負担について、段取りやらを決めたものを改善すれば負担を減らせると米山隆一議員が言っていたのが気になりました。

東日本大震災時に菅氏が被災者に呼び止められた件がよく言及されますが、安倍氏などがそうならなかったのは、ロジによってそういう事態を絶対に避けるよう入念にしていたとかもありそうですよね。ヤジったら排除されたとかありましたし・・・。

ただ、どこまで薄くできるのかは疑問もありますが・・・

ヤジ排除訴訟、二審も北海道に賠償命令 原告1人の請求は棄却:朝日新聞デジタル
2019年夏の参院選で、札幌市で演説中の安倍晋三首相(当時)にヤジを飛ばした市民2人が「警察官に排除され、憲法が保障する表現の自由を侵害された」などとして、北海道に計660万円の損害賠償を求めた訴訟…

 「もう帰るんですか」。東京電力福島第一原発事故から約1カ月後の2011年4月21日、菅直人首相(当時)が避難所になっている田村市の体育館を訪れた。足早に立ち去ろうとしたとき、呼び止めた夫婦がいた。

 「先が見えない不安をみんなここにいる人たちは抱えているんです」「内閣の人たちもみんな連れてきてここで生活してみて。(避難者が)どんな思いで生活しているか」―。戻ってきてわびる菅首相に妻は涙声で訴えた。

 声を掛けたのは建設会社員の東海林富司夫さん(56)とみゆきさん(56)。4カ月の孫を含む長女家族、高校に入学したばかりの長男の6人で葛尾村から避難していた。

 夫婦と菅首相のやりとりはネットの動画でも配信され、大きな話題になった。

 あれから5年余。夫婦は三春町の仮設住宅で避難生活を続けており、葛尾村で働いていた。

朝日新聞デジタル:(5)復興 – 福島 – 地域

ちなみに岸田首相は早ければ13日に被災地を視察するようです。どのような形になるのでしょうか・・・。

政府関係者によりますと岸田総理大臣は、適切な支援を着実に進めていく上で被災地の実情を直接把握したいとして、早ければ今週13日にも現地を視察する方向で検討しているということです。

ただ、天候や自治体の受け入れ態勢など状況しだいでは、翌14日以降にずらすことも想定していて、慎重に見極めた上で最終判断を行う方針です。

岸田首相 能登半島地震の被災地 早ければ13日にも視察で調整 | NHK | 令和6年能登半島地震

また今後は震災関連死の増加を防ぐために、二次避難所に避難者を移していく、という流れになっていくようです。

集団生活を強いられる避難所では体調不良を訴える人が増えているといいます。

県では生活環境の改善に向けて、ホテルや旅館など「2次避難所」への移送を調整しています。

馳知事「災害関連死の可能性のある高齢者、要支援者」「速やかに(2次避難所に)運ぶことがまず関連死を防ぐために必要なことだと思います」

ただ、高齢者の中には孤独になることを恐れ、「2次避難所」へ移動することをためらう人もいるといいます。

紅谷 浩之 医師 「地域性や関係性を分断するような大きな災害と感じていて、重要なところをすでにいっぱい失っている人に、もう1つ、切る判断をしなければいけないと。それが大事だと分かっているだけにとても苦しいですね」

孤独恐れ…2次避難所への移動にためらい 災害関連死もじわり増加(テレビ金沢) – Yahoo!ニュース

しかし、輪島などの奥能登の生活インフラが回復する見通しは今のところないようで、今後は今年中に好転すればいいな、ぐらいの長期戦になる可能性もあるようです。
まだまだ目前の問題をどう解決するのかが重要な時点を抜け出せているわけではないですが、この長期戦をどう乗り切るためにどういうものが必要なのか、そのようなことも考えることが必要になりつつあるように思いました。

ライフライン復旧の見通しが立たない石川県輪島市は10日、市内の中学生約400人を県南部の体験学習施設に一時避難させることを検討していると明らかにした。

 市内の3校に通うすべての生徒が対象で、12日までに保護者の同意が得られれば、教職員とともに県南部の「白山ろく少年自然の家」「白山青年の家」に避難させる。

輪島市、中学生400人の一時避難検討 ライフラインの復旧見通せず [能登半島地震] [石川県]:朝日新聞デジタル

北陸電力によりますと、10日午後4時半現在、能登半島北部の輪島市や珠洲市を中心に約1万4500戸で今もなお停電が続いています。

主な原因として、各家庭や施設に電気を運ぶ配電線や電柱に被害が多く、北陸電力によりますと、10日現在、石川県内だけで折れた電柱が約290本、傾いた電柱が約1150本、電線の断線や混線約720か所が確認されているということです。

北陸電力は、東北電力、東京電力、中部電力、関西電力からの応援と合わせて、1000人規模の態勢で復旧作業にあたっているとしています。

石川県内の約1万4500戸で停電続く 多くの電柱や電線が損傷…復旧作業の妨げに(日テレNEWS NNN) – Yahoo!ニュース

能登半島北部の水道施設の被害状況を調べた第2次調査隊の高倉俊夫隊長(56)(水道計画課課長)は「老朽化して大きな被害が出ている浄水場やポンプ場を動かすことから始めないと、通水できない。長期戦になると思う」と報告した。松雄副市長は「生活するには水が大事。これからも北陸のために力添えをお願いしたい」と職員をねぎらった。

愛知:能登地震 水道の復旧「長期戦」 石川派遣の名古屋市職員報告 :地域ニュース : 読売新聞

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