社民党の吉田忠智党首は1日、7月の参院選敗北の責任を取るとして表明した辞意を撤回した。吉田氏は参院選で落選したが、同日の党常任幹事会が非国会議員のまま党首を続けるよう要請。吉田氏は受け入れ、続投が決まった。8月31日の両院議員総会で慰留する声が相次いでいた。
吉田氏は、2013年参院選の敗北で引責辞任した福島瑞穂氏の後を継ぎ党首に就任。任期は18年2月まで残っている。社民党は党首を国会議員に限定しておらず、前身の社会党時代の1977年には、非国会議員の飛鳥田一雄横浜市長が委員長に就いた例がある。
当初は吉田氏の辞意が固く、若手の吉川元・政審会長の就任が有力視されたが、吉川氏は次期衆院選に向け地元活動を重視したいと固辞。他の議員も体調などの事情を抱え、吉田氏続投の流れが強まっていた。
党首が辞意を表明した後に、慰留され撤回するという流れ、日本のこころを大切にする党に続いて2例目です(日本のこころ、中山恭子代表の留任を決定 – 産経ニュース)
なんというか、その党のどん詰まり具合を示すエピソードのように思います。
『吉川氏は次期衆院選に向け地元活動を重視したいと固辞』という産経新聞の記述が正しいならば、本当に党首として活動することが議員の仕事の邪魔となっていることを示唆しているように思います。
党首が貧乏クジ状態というのは、多分組織として大きすぎる問題を抱えているという話なんじゃないかと思うんですよね。
党首という仕事が組織を担うことで重荷になるだけで、なった人間にメリットが存在しないというのは本当に党としては大きな問題を抱えていると言わざるを得ないでしょう。
社民党は、社会党時代から続いてきているわけで、日本のこころを大切にする党みたいな薄っぺらい政党と違って、悪い言い方をすれば組織にたくさんのヘドロが溜まってしまっているのだろうと思います。
組織改革という言葉はよく使われますが、そういうものが必要になっているのだろうなぁ、でもそんなこと出来るほどの余裕も無いよなぁ。どうしようもないなぁ・・・と外から見ている人間としてぼんやりと考えるNEWSでした。
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