自民党・谷垣幹事長:「この憲法法案は、我々は野党の時に作りました。与党ですと、もう少し実現可能性を考えたと思います。野党の時は少しエッジを利かせて問題提起をしようという考えがかなりこの草案の中には入っております」
↓数日後
首相は「草案と党総裁である私が違うことはあり得ない」と強調。「私たちはこういう憲法を作りたいと思うから出した。自民党の議論に沿う方向でいけばそれが一番いい」と述べた。
感想
谷垣幹事長が党首時代に作られた自民党憲法改正草案。
それを作った時点で『憲法改正推進本部最高顧問』を勤めている1人だった(4人存在していた模様)現総理安倍晋三氏。どうもその立場とか、安倍派と言えるような存在を使って、積極的に憲法改正草案づくりに関わっていたらしい、と聞いたことがあります。
その結果がこの二つのやり取りになったのだと思います。
谷垣氏は正直やり過ぎだと思っている(可能性がある)し、この憲法改正草案の責任を被りたくないから『野党だからエッジを効かせた』という穏やかな表現で、修正の方向性を切り開こうとしている。
一方で安倍晋三氏は、自分が介入して作った憲法改正草案なので、ここまで前のめりに憲法改正草案についての内容を全面肯定した。
しかし、こんな短期間でここまではっきりと憲法改正草案への距離感の違いが分かる発言が出てくるとは思わなかったです(安倍晋三氏が踏み込むという意味で)
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