株式会社IDCruiseへの危惧

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株式会社IDCruiseという企業があります。

この企業は、メディア広告などを配信する際のレコメンド機能のエンジンを開発している企業です。

この企業が先日、資金調達を行って、多額の資金を得ているのですが、今後の展開に嫌な予感がするので、ここで一つ問題を提起しておきたいと思います。

「3iエンジン」は、ユーザーのオンライン上の行動を元に「性格」「趣味嗜好」「生活状況」などを自動的に推測し、その結果を基にその人が本当に必要としている情報=潜在ニーズ(消費者の意識化されていない欲求)を探り当て、情報を提供するエンジンです。

現在、ヤフー株式会社、楽天グループ、LINE株式会社などが運営するリサーチパネルを活用して研究を進めており、配信された記事の内容をスクリーニングし、ユーザーが見たニュース記事に含まれている単語を分析し、どの単語が含まれている記事を読むと、どういった性格や趣味嗜好を持つ可能性が高いかなど、個人履歴の心理学理論への落とし込みを、機械学習によって行っています。

我々の目指す”自分よりも自分のことを深く知る「性格分析型AI」が未来に先回りし、消費者の生活をサポートする”という世界観を実現するうえで、まずは広告業界(アドネットワーク)に応用し、その後、様々なビジネス領域に発展させてまいります。

遺伝子レベルで需要を探る!個人特性分析型AIアルゴリズム「3iエンジン」

個人的にはこの世界観や提供しようとしているサービス自体が恐ろしいと思ってしまうのですが、今回はそこではなく、別な部分を問題にしていきます。
(フィルターバブルの強化につながるのではないか、など多々問題があるように思います)

この資金調達のページを見ると、以下のようなワードが含まれています。

「不適切コンテンツへの広告」
「不必要な情報の氾濫する世界を変えていきたい」
「最近では自分の会社で芸能関連のニュースメディアを運営して、最大で月間2000万人の方に掲載記事をご覧いただきました。」
「いまや事態は一メディアの扱うことができる範囲を超えて、スマホ中毒による生産性の低下やフェイクニュース、SNS依存など、様々な深刻な問題がそこから派生しているように思われました。」
「そのような社会での重要な価値観として、人との違いを認めること、自分らしくあること、心の声に耳をすますことが、これまで以上に必要になってくるのではないかと考えています。」

ここから私が述べたいのは、この会社が行っているメディア事業、及び先日まで社長が関わっていたメディア事業が、まさにフェイクニュースを含んだ不適切なものだったのではないか?という事です。

株式会社IDCruiseは、自社でメディア事業を行っています。

社長いわく食い扶持がかかっているとのことなのですが、このメディアの発信している記事内容は、果たして「人との違いを認めること」というこれから重要になる価値観に沿っているでしょうか?

例えば、この田母神俊雄氏のツイートについて好意的な声を拾って書いた記事。

田母神俊雄、杉田水脈議員への批判について言及で反響続々「意見に反対するのにデモを行うのは言論弾圧だ」
元航空幕僚長の田母神俊雄氏(70)が自身のツイッターで、自民党・杉田水脈議員(51)のLGBTに関する発言について持論を展開した。田母神氏は8日にツイッターを更新し、杉田議員の発言…

これ、単に抗議している人を「子どものように罵倒」などとレッテルを貼るだけの内容ですよね?

それ以外にも、編集部が選んでいる内容は、あからさまな偏向が存在しています。

https://news-vision.jp/category/ソーシャルメディア/

野党バッシング、左翼バッシング、これが、このメディアが必要だと思っている情報なんでしょう。

そのような傾向は執筆者のメンツからも読み取れます。

自分が誤ったことを発信したと指摘しても、批判対象にすべて悪い理由を押し付けていく孫向文。

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「同性愛は異常」「伝染するウイルス」中国人漫画家・孫向文さんのツイート
更新日:2月21日07時19分

共産党政権下の中国で教育を受けた僕は、同性愛に対して凝り固まった偏見を持っていたのです。

ネット上で大炎上! 中国人漫画家「『同性愛は異常』は正論」発言の真意とは

(僕が批判されたのは、中国共産党政権下の教育を受けたせい、ということにして自らへの批判をすべて中国共産党批判に転化しようとする様)

また、渡邉哲也氏も、数々のデマを流した前例があります。

2ちゃんデマに踊らされた渡邉哲也・上念司ってどんな経済評論家? - 知識連鎖

高須克弥氏も、数々のデマや偏見を流しています。

30年前のデマに未だに騙されている高須克弥院長(70):『アンネの日記は捏造だ』 : 脱「愛国カルト」のススメ
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西村幸祐氏もそういう人です。

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その他、千葉麗子や田中秀臣などなど問題のある執筆陣を揃えたとしか言いようがないメディアを運営しながら、『フェイクニュース』を深刻な問題の一つとして掲げているのはどういうことでしょうか?

この企業はこのような偏向がフェイクニュースを無くすことにつながるということだと考えているということなのでしょうか?

それとも今後の食い扶持のためにわざと深刻な問題を煽るような状態を作りだそうとしているのでしょうか?

ちなみに、現在は退職しているようですが、自ら触れていたように別なメディアの運営実績もあります。それはメディアシンク株式会社によるデイリーニュースオンライン(旧DMMニュース)です。

デイリーニュースオンライン - 「アガるニュース」を毎日無料配信
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検索するとわかるのですが、一部執筆陣はこのデイリーニュースオンラインからの移行です。

このサイトのオピニオン部分?を引っこ抜いて出来上がったのがNew’sVisionなのでしょう。

デイリーニュースオンラインの中身は、他メディアの転載が殆どを占めています。デイリーニュースオンライン自身が書いた記事も、転載、もしくは芸能人がInstagramを更新したことについて書く「こたつ記事」がほとんどです。

これこそ、まさに不必要な情報の氾濫のように思えてなりません。

社長自身はこの過去について触れて、こう述べています。

そうした発信者としての経験の中で、自分たちが書いた記事をもっとたくさんの読者に届けるためにはどのようなことをしたらいいのかという、ビジネス上の問題意識を常に抱えていましたが、ある日ふと、スマートフォンの待ち受け画面に並ぶ大量のプッシュ通知(自社メディアのニュース記事を含む)を眺めながら、我々メディア側がユーザーにあまりに多くの情報を押し付けているのではないか、そしてより根本的な問題として、インターネットが発達した現代社会においては、人間が日常的に接する情報量が多すぎるのではないか、という気付きを得ました。そのために自分たちの記事が適切な読者に届かないのではないか、と。

このような問題意識から、デイリーニュースオンラインから厳選した部分を切り取ることで、情報量を減らし確実に記事が届くようにする、という方向で考えてもおかしくはありません。

やはりNew’sVisionは社として届けたいオピニオンはこういうものだ、という意思表示なのでしょうか?

このような企業が資金調達で多額の資金を得ていることに、私は危惧の念を抱きます。

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