原口議員、幹事長による口頭注意

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2023/08/22、立憲民主党の岡田克也幹事長記者会見にて、原口議員の件について触れられました。

【幹事長会見】衆院長崎4区補選公認候補に末次精一さんが決定。ALPS処理水問題、政府は関係者の理解を得る約束を守るべき
岡田克也幹事長は8月22日、国会内で記者会見を開き、(1)衆院長崎4区補選の公認候補決定(2)東京電力福島第1原発のALPS処理水の放出問題――等について発言

内容としては、党として健康被害救済法案を出してはいるものの(副反応などの被害はありえるとかんがえてはいるものの?)、原口議員のワクチンについての持論は党の考え方ではないこと。

また参政党と協力しているように見えるようなことはしないように口頭注意(多分口頭注意はそこにかかってますよね?)した、とのことです。

それから、ちょっと具体的な話になりますが、原口議員が参政党と街宣車を並べて(新型)コロナワクチンについて発言をしたことがツイッター(現X)等で明らかになっております。

 先ほど原口さんともお話をいたしました。

 まず、これは二つ問題があると思うのですが、一つは、そのワクチンの有効性、あるいは、そのワクチンがいろいろな問題を生みかねないという問題であります。私たちも「コロナワクチン健康被害救済法案」というのを国会に提出しているところであります。したがって、問題意識は持っているわけです。ただ、原口さんが個々におっしゃったことは、自らの闘病生活に基づいてご発言になっていることで、それは党の考え方と一致するものではない。原口さんの自らの経験に基づくお考えを述べられたものだと考えております。

もう一つは、参政党と街宣車を並べてそれぞれ街頭演説をやったことが、一部に誤解を招いております。原口さんのほうからは、選挙区に参政党がやってきて、そして、挑むと。このコロナの問題を中心に参政党のほうから挑まれて、それに対して議論をする、公の場で、という形で応じたものであるというご説明を原口さんからはいただきました。ただ、一緒に協力してやっているというような誤解を招きかねない、そういう行為でもあり、私のほうからは、そういう誤解を招かないようにということで、口頭で注意をしたということであります。

原口さんのほうからは、もちろんそういうことではなくて、自分の選挙区に参政党が来て、ビラを見ても原口さんに挑むということであったので、自分も出ることで、積極的に対応することで、それに誤解を招かないように応えたものであると、そういうお話でございました。

【幹事長会見】衆院長崎4区補選公認候補に末次精一さんが決定。ALPS処理水問題、政府は関係者の理解を得る約束を守るべき – 立憲民主党

【共同通信・恩田記者】 冒頭の原口議員の関連は、街宣車を並べて街頭演説したという形に見えているが、あれは公開討論会的な位置づけでやったという説明だったということか。

【幹事長】 参政党が乗り込んで、そして、原口議員に挑むというようなビラをお作りになったようなのですね。一方的に言われてしまうよりは、きちっと反論したほうがいいということで、ああいう形になったというふうに聞いております。

【共同通信・恩田記者】 幹事長としては口頭注意ということで、改めて確認だが。

【幹事長】 誤解を招きかねないので注意したほうがいいという、口頭の注意をいたしました。だから、措置とか処分ではありません。

【幹事長会見】衆院長崎4区補選公認候補に末次精一さんが決定。ALPS処理水問題、政府は関係者の理解を得る約束を守るべき – 立憲民主党

原口氏は取材に対し「参政党が佐賀市で街頭演説するということで受けて立った」と述べ、同党への協力との誤解を招きかねないとの指摘は「当たらない」と強調。その上で口頭注意に関しては「本人の事情も聞かずに、とのことで不当だ。強く抗議したい」と話した。

立憲民主党・岡田幹事長、原口一博氏を口頭注意 参政党の議員と共に佐賀市で街頭演説 | 行政・社会 | 佐賀新聞ニュース | 佐賀新聞

個人的にこの結果を見て思ったことは、健康被害救済法案をより有効的なものにするためにも、原口氏の『自らの経験に基づくお考え』であるワクチンと癌の部分を超えた部分である、ワクチンはウイルスより先に作られたとかワクチンは生物兵器などの陰謀言説はもっと強く否定しないといけないのではないか?と思うのです。

案の定、街頭演説内で『コロナワクチン被害救済措置法案は、神谷さん達が働きかけ、原口さんのお力により立民から出して頂けました』みたいな内容で語られてしまっているようですが、本当に中身に偏見や陰謀論が含まれていないか心配になりますし、被害者を誤った道へと導きかねない流れは断ち切るべきではないでしょうか。

参政党や原口氏のような主張は被害者バッシングにも発展する可能性がありますし、被害救済から遠ざけることにもなるように私には見えます。

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他にも岡田克也氏は原口一博氏の参政党と街宣をした理由の主張をなんか理解しきれていない?感じで述べていましたが、そこに嘘が混じっているように見えるのです。

原口氏はこの注意を受けてSNSに以下の投稿をしていますが、それが岡田克也氏が原口氏から言われたことと同じ内容のように見えます。

参政党に挑まれたから議論をするために…、みたいなことを言っている?とのことですが、喋ってる内容からして原口氏側には(もちろん神谷氏も)VSとして議論をやる気は端から一切なく、単に選挙区に(原口氏が惚れ込んだ?)神谷氏が来るから仲良く街宣車だしたって話じゃないですか。

この明らかに参政党と原口氏で共鳴して行われた街頭演説会を『公で議論するため』とか『VSだ』とごまかすのは、誰が思いついたのかわかりませんが誤魔化しだとしか言いようがありません。(参政党側なのか、立憲民主党の下田県議なのか)

この点に関連することとして、原口氏だけが注意されているのも本来は違うと思うのです。

関係者として下田県議という地方議員もいたわけで、本来は県連としてもなんらかの処分などの意思表示がなされないといけないわけです。原口氏で代表の時点で不可能でしょうけど。

ただし、県連として代表や所属している県議がこのような街宣車の使い方をする状態でいいのか、代表以外の県連執行部の方々、大串最高顧問とか、ちょっと考えてほしいです。

(措置および処分)第4条

1.幹事長は、党員が倫理規範に反する行為を行ったと判断した場合、常任幹事会の承認を得て、以下の各号に掲げる執行上の措置を行うことができる。

一 幹事長名による注意

二 常任幹事会名による厳重注意

三 党の役職の一定期間内の停止または解任

四 公職の辞任勧告

2.常任幹事会は、党員の倫理規範に反する行為が、党の綱領及び規約等に反し、本党の運営に著しい悪影響をおよぼすと判断した場合、倫理委員会に対して、以下の各号に掲げる処分を提起することができる。常任幹事会が倫理委員会の審査にもとづく提案を承認した場合、処分は確定するものとする。

一 党員資格の停止

二 党公認または推薦等の取り消し(衆議院議員選挙または参議院議員選挙の比例名簿からの登録抹消を含む)

三 離党の勧告

四 除籍

(中略)

6.県連においては、第一項の措置は県連幹事会の承認のもとに県連幹事長が、また第二項の処分は県連幹事会の提起を受けて県連倫理委員会が審査の上報告し、県連幹事会において承認する。

立憲民主党倫理規則 – 立憲民主党

さすがに西田昌司氏のように、選挙の応援演説をしたり、書籍を出したりしたら処分される、と信じたいですが…(その段階での処分に意味があるか?と言われると…)

ちなみに、立憲民主党の除名処分は大抵離党しようとしたときに自主的な離党を認めないために発動するもののように思えますし、党員資格停止はハラスメントにたいして行われているように見えます。

一方、候補者段階の人がSNSで不適切な発信をしていたことで公認取り消しというのが何件もあるのですが、県連代表に公認取り消しという処分が出来るかどうか…。

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