続々・泉田氏の告発について

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続・泉田氏の突然の告発
前回、泉田裕彦氏の告発について書いたのですが、その後数日で色々な動きや情報追加があったので、それを書いておきます。まずは音声の公開です。当初から公開すると明言していた音声がメディアを通じて公開されました。星野氏...

上記記事以降に、多少動きがあったので、それを。

まず、前回私は『政治資金の問題としては大きな問題になるのかどうか(今回の件はお金を動かしていないので大きな話にはならなさそうですが)』と書いたのですが、以下の落合弁護士のコメントもそんな感じのようです。

元東京地検特捜部検事で、自身も国政選挙に立候補した経験がある落合洋司弁護士はこう話す。「2千万円、3千万円という数字を星野氏が泉田氏の前で具体的に言っているので、録音データを聞けば確かに怪しいカネの印象は強い。私も弁護に関わった広島県の河井克行、案里夫妻の公職選挙法違反事件で買収に使われたのは、約2900万円で約100人に撒かれた。市議、県議の相場が20万円から30万円なので、今回の2000万円から3000万円というと、地方の相場として金額的に符号する。しかし、録音データでは、何のためのカネか星野氏は具体的には語っていない。裏金で買収に使うのか、政治活動の資金なのか、わからないですね」

落合弁護士によると、公職選挙法を鑑みるとカネの趣旨がポイントになるという。
「河井夫妻の事件は明らかに多くのカネの授受が買収目的だったが、今回の泉田氏や星野氏の会見を聞いていると、事件になる寸前で終わっている感はある。ただ、広島の事件があったばかりで、疑念を持たれかねないカネのことを持ち出すのは、いかがなものかと思いますね」(同前)

自民党の泉田裕彦議員の裏金告発の行方 選挙コンサルタントが明かす「暗黙の相場」

自民党新潟県連は弁護士を入れて2021年12月17日の党紀委員会で結論を出すとのことですが、どういう決着をつけるのか気になっています。

弁護士が泉田・星野両氏を聴取へ 「裏金」問題で自民党新潟県連:朝日新聞デジタル
 自民党の泉田裕彦衆院議員(比例北陸信越ブロック)が同党の星野伊佐夫新潟県議から「裏金を要求された」と主張する問題で、自民県連は10日、第三者の弁護士が2人の意見を聴取し、違法性などを調査すると明らか…

一方、今回、私が一番注目しているのは、小千谷支部などの反応です。

小千谷支部が提出した文書では、「泉田議員が『小選挙区で勝てるとは思っていなかった』とした発言に加え、『裏金を払わなかったから選挙が大変だった』という内容をツイートするなど、自分自身の落選した責任を、さも(泉田氏が裏金を要求したと名指しする)星野(伊佐夫)県議をはじめとする自民党員に転嫁させているという印象がある」とし、長岡支部の求める支部長差し替えに同意している。

また、小千谷支部の文書では「4年前の衆院選の際、5区とは関わりが薄く、政治家としての資質に疑問符がついていた泉田氏を、星野県議、(星野県議が支部長を務める)長岡支部が擁立したことがそもそもの発端」と星野県議の責任にも触れている。続けて、「同じ5区内の皆川雄二県議、宮崎悦男県議、松原良道県議が最後まで(泉田氏擁立に)反対したが、(星野県議が)押し切る形で泉田氏を衆院候補にした。擁立責任があったと言わざるを得ない」としている。

さらに、今回の裏金問題により、自民党はもちろん、政治に対する県民の信頼を損ねた道義的責任が(星野県議には)あると述べている。

自民党小千谷支部(新潟県小千谷市)が泉田裕彦衆院議員に関する調査結果(文書)を自民党新潟県連に提出

この小千谷支部は、2017年の泉田裕彦氏の公認、擁立の流れの際に、支部長が候補者に名乗りを上げて、公認決定の流れに異論を唱えていた流れがあるので、それも含めの反応なのでしょう。

小千谷支部の役員会でも賛否両論。支部長の宮崎悦男県議が「支部内の多様な意見を踏まえ、推移を見守りたい」と取材に答えている。

(略)

魚沼エリアの3県議が急きょ名乗りを上げたのだ。

名前をみると「皆川雄二」「宮崎悦男」。あ、各支部のまとめ役として報じられていた人たちではないか! 

「泉田氏が出るぐらいなら地元県議のあんたが出ろ」と言われている様子が目に浮かぶ。

(2ページ目)新潟5区のゴタゴタドロドロ 「新潟日報」でわかった真相 | 文春オンライン

泉田氏については、落選後の言動を問題視している内容になっていますが、そもそも選挙活動中も、堂々と注文をつけている様子があったようなので、泉田氏側からしたら『そもそも味方してくれず、足を引っ張ったくせに』と思ったりしているのではないでしょうか。(秘書の方は『「2017年からの言動を問題視」って、一体何様なんでしょう。ご自身はそれほどの人格者なんでしょうか。』とツイートしているようですが…)

これまで選挙で負けたことのない泉田さん。選挙に向けて気合いは十分でしたが、その後の事務所の開所式では、陣営から“喝”を入れられます。

自民党 宮崎悦男 県議:「私も泉田先生に厳しい言葉を言うことは多々ある。正直言って、もっと地域を歩いてくれよと、現場主義を貫いてくれよと。長島先生の名代?冗談じゃない」

〈衆院選・新潟5区〉泉田氏・森氏・米山氏 “首長”経験者の3人 長島氏の思いを受け継ぐのは… 県内ニュース | NST新潟総合テレビ

一方、泉田氏側の主張としては、秘書の方の方のツイートによると『小選挙区は最初から無理だと思っていた』という発言は、その前に『裏金問題』のことを話していて、その裏金を払わなかったから小選挙区は無理だと思っていたという話であって、マスコミがそれをカットして報じたのだとしています。

一方、比例復活に救われた泉田議員は・・・

【泉田裕彦衆院議員】「小選挙区は最初から無理だと思っていましたので、比例というのも出口調査の数字を見て、『ないな』と『これは片付けだ』と思ってたから、“地獄から天国”というよりは“晴天の霹靂”と言った方が言葉としてあってると思います」

【特集】泉田衆院議員vs星野県議 “蜜月”から決裂へ どう決着するのか

ただし小千谷支部の文書では裏金の話も含め、責任転嫁している印象があるというまとめ方をしているようなので、裏金の部分が報じられていたとしても、そもそも活動に不満を持っていたという支部としての考えは変わらなかったのでは無いかと思います。

一方、やはり『これは問題だ』と主張する側からしたら、ここで他の問題を持ち出されるのは不満でしょう。
野党議員や市民団体などの中にも、そういう不満に共感する方も多いのではないでしょうか。
また、告発者を潰すことで告発を無効化することへの既視感や、怒りを覚える人も多いと思います。

ただ、泉田裕彦氏が『外野からいくら言っても変わらない。』と自民党入りした後に『私には権限がない』『総理になったらできる』と言い出したのを見た上でとなると、共感よりも『あのねぇ…』という呆れや、『またそういう人か』という意味での既視感の方が強くなるのではないかと個人的には思いますが。

伊方原発差止直前、テロの危険性を無視した規制委員会の会見が! 泉田前知事も「原発の稼働を停止すべき」と明言せず - 本と雑誌のニュースサイト/リテラ
「広島高裁(12月13日)の伊方原発差止命令に続いて、来年1月の高浜原発差止訴訟もいける。原発へのミサイル攻撃を理由にしたもので、安倍首相が北朝鮮の脅威増大…

ちなみに「泉田裕彦を支援する議員の会」の解散ということへの泉田裕彦氏秘書のツイートも面白いなと思いまして。

衆院新潟5区の市議と町議の有志でつくる「泉田裕彦を支援する議員の会」は11日、新潟県長岡市のホテルで臨時総会を開き、会の解散を決めた。泉田裕彦衆院議員(比例北陸信越)の10月の衆院選への対応や、比例復活した直後の「小選挙区は最初から無理だと思っていた」といった言動を問題視し、同日付で解散した。

 同会は、故長島忠美衆院議員の組織を引き継ぐ形で2019年10月に発足。5区の保守系市議と町議計57人が名を連ね、泉田氏の国政報告会や懇親会などを開いてきた。

泉田氏の地元支援組織が解散 新潟5区の市議町議57人「信頼失われた」 | 政治・行政 | 新潟県内のニュース | 新潟日報モア

『「会としての支援活動」は特になかったと思いますが』とのことで、これも星野県議の命を受けた人間による泉田氏への妨害工作・印象操作の一環だと思っているようです。

一方、これらに関連して、秘書の方は『我々は現時点、星野県議(とその舎弟)の方々にきっちりターゲットを絞っているのに、裏金要求をした覚えのある第二、第三の方が予防線を張って泉田事務所を攻撃している』と述べているんですが、本当ならばとても計算された告発なのだな、と思いましたし、ずっと前から関係は崩壊していたんだろうな、と思いました。

あと、泉田氏の秘書の方の言及で気になったのは、私が一つ目の記事で「今後秘書が対立候補の擁立について言及されていることから、森民夫氏との関係について話が出てくるのではないかと思うのですが」と述べていたのですが、ついに言及されました。

森民夫氏は、今回の出馬後の活動で長島忠美氏の配偶者が応援に立つなど、明らかに長島氏の支援者の一部を陣営に取り込んでいたようなので、そういう意味では身内の裏切りがあっても不思議ではなさそうです。過去に対立候補を立てると脅されたと書いていた件もこの話と繋がっているのでしょう。

また、他に気になった話として、斉藤洋明衆議院議員が、自民党改革を訴えて当選したのですが、その流れでこの問題にも星野県議への処分を求めると言うことをTwitterで言及していたのですが、そこにわざわざ「(泉田代議士の政治姿勢や活動にも思うところはありますが、それはまた別の話です)」と書かれてしまうのが、泉田裕彦氏の自民党内での苦境ぶり、賛同者の少なさを示しているように思いました。
『外野からいくら言っても変わらない。』 からって、入党したところで余所者は余所者なんですよね。
野党にならざるを得ない悲しみというのが、こういうところにあると思うんですが、理解できない人が多いんでしょうね。

今後は12月17日の党紀委員会とそれを受けて?の泉田氏が支部長になるかどうか次第なのでしょうが、「たとえ外されてもそこでピリオドとはならない。むしろ始まりかと思います。」とのことなので、中田宏氏のような書籍を出版したり、いろんな告発・暴露をしていくことになるのだろうと思います。

それが少しでも有権者のためになることを願うばかりです。

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