2016年8月10日のNEWS23にて、都議会議員の事務所費問題についてやっていたのですが、そこにでてきた自民党の古賀俊昭都議の事務所の外観をみて、私はびっくりしました。
なんと事務所の前にTPP断固反対という幟。お前は自分の党の政権が参加してるのを何も見えていないのか?と思い、ちょろっと調べてみると、ちょろっと調べただけで問題がいっぱい見つかりました。
まずホームページを見ると経歴に堂々と以下の記述
東京都平和祈念館の反日偏向展示計画阻止、教育・教科書採択正常化、過激派性教育・ジェンダーフリー是正、石原知事の靖国神社参拝実現、野放しであった勤務時間中の組合活動を是正する「ながら条例」の改正
この堂々と掲載しているジェンダーフリー云々というのは、かの有名な七生養護学校での性教育をめぐり政治が教育に介入した事件です。その後、この古賀都議はその件の最高裁判決にて教育への不当介入を認定され、賠償金の支払いを命じられています。
性教育バッシング①七生養護学校「ここから裁判」勝訴確定: 河野美代子のいろいろダイアリー
安倍政権下で数少ない光明…七生養護学校「不当介入」都議らに勝訴確定
あなたはどう考えますか?-「性教育バッシング」- 論稿集|諏訪の森法律事務所
それだけでも害悪と言えるのに、それだけでなく、そういう方面の政治家は漏れ無く、在特会系の活動に参加しているのです。
あくまでも拉致問題関係の主張を行うためのようだが、主張の場としてその団体を選択している、ということは問題があると言わざるを得ないでしょう。
【画像】自民党・古賀俊昭都議が在特会の戦争を呼びかけるデモに参加し演説 – NAVER まとめ
自民党・古賀俊昭都議会議員がヘイト団体のデモに参加し挨拶もした模様 – NAVER まとめ
このような都議でも6期も務めることが出来るのが嘆かわしいです。
この古賀俊昭都議が選挙区としているのは、日野市選挙区であり、定数は2です。
前回の平成25年の選挙では『自民・民主・日本維新・共産』の4党が候補者を擁立し、自民・民主が当選という定数2によくある形に落ち着いている選挙区です。
こういう選挙区の(特に自民党公認の)現職候補は滅多なことでは落選はしないでしょう。
つまり政党側に公認撤回を訴えるなど、非選挙的方式でやめさせることしか出来ないと思われます。
しかし自民党はこれまでも主体的にジェンダーフリーバッシングに加わっていて、なんども公約にその記述がなされていることからも、公約撤回はありえないどころか、このような議員も自民党の方針に沿っているとしか言いようがありません。
そう考えると、私達がこういう議員を減らすために出来るのはこういう議員の活動の影響を出来るだけなくしていく、自民党からこういう議員を排除するか、自民党自体の影響をなくしていく、ということなのだろうとしか言えないです。
悲しいですが。
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