今井るる

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役員会の終了後、衆院岐阜5区選出の古屋圭司衆院議員が報道陣に経緯を説明した。「政策を実現するには自民に入らないとダメだと皮膚感覚でわかったことが一番だと思う」とし、「調整が始まったのは昨年秋口。12月には直接会い、県議選に出たいということなので、私は大いに歓迎しますと答えた。ちょうど思いが一致した」と明かした。

 複数の党関係者は「今回の筋書きは古屋先生が書いた」と口にする。21年衆院選で古屋氏は、今井氏に約1万4千票差に迫られ、多治見市の得票では今井氏を下回った。「古屋さんは、今井さんを何とかしておかないといけないと思い、大どんでん返しで中に入れたのだろう」とみる。

今井瑠々氏の転身「痛い」 立憲に暗雲、自民は追い風 統一地方選:朝日新聞デジタル

秋口というのは、大抵9月、遅くても10月始めくらいのことだと思うのですが、そうなると以下の活動をしているときには、もう自民党に接触して出馬調整の相談が始まっていたことになります。

会社員でいう在職しながら転職活動している状態と同じようなものだと認識していたのだろうと思いますが、自分が他党からの出馬を狙ってる県議選の候補者を応募していることを宣伝したり、自分が離党することを決めたあとに『なぜ立憲民主党を選んだのか』を語る気分はどういうものだったのでしょうか。

このツイートも自民党へ移ることを意識した上で書いていると思うと、とても意味深な書き方していたんだな、と思います。

一方今井るるサポーターズという勝手連の方々は、岐阜5区から出るものだと思って何も知らないままポスター貼りの新規開拓や、様々な企画を計画していたわけで、その裏で進んでいた話が発覚したときの衝撃たるや、部外者である私には想像できないようなものだったのではないかと思います。

地方議員にちょくちょくある話として、立憲民主党等の野党公認や野党系無所属と言う形で出馬して当選した選挙後に、しれっと自民党や自民党の会派に入っていたりすることがあります。

そういう選挙時点で有権者に想像させたものと違う行動をとる議員よりは、今回の今井るる氏のように出馬時点で自民党系と名乗る方が多少は誠実なのだと思いますし、本人もぎりぎりまで党に貢献するのが誠実だと言うかもしれませんが、その活動資金が党から出ていることや党の活動としてすることが本人の知名度や経験などの資産にも繋がることを考えると、そもそも自民党に接触し始めた時点で支部長辞任して離党するなど党との距離を明確にすることが一番誠実な行動だったのではないかと思います。

転職的な言い方だと、離職済みだと自分を同業他社に高く売り込めないと判断したのかもしれませんが、それは元いた組織への不誠実ですよね。そういう不誠実を働いてもいいと思うくらいに酷かったのかもしれませんが…と言いたいです。

地域の皆さまの命や暮らしを守りたいと、28歳で県議になられた方に相談したりしていた。その後、立憲民主党の元国会議員の方などを紹介していただく中で、岐阜5区で候補者を探しているということと、少しでも早く地域で政治に携わりたいという私の思いが一致し、出馬することになった。

20代の当選は1人だった衆院選…「これからも国政を目指す」“全国最年少候補”の今井瑠々氏、“元ミスター慶応”の岸野智康氏の選挙戦 | 政治 | ABEMA TIMES

複数の関係者によると、立民の党勢や組織力への不安や不満、衆院選で選対本部長を務めた元参院議員の山下八洲夫氏(80)の不祥事発覚などにより、自民入りの模索を始めたという。

おととしの衆院選で立憲民主党から出馬した今井瑠々氏 自民党推薦候補として岐阜県議選出馬の意向 | 岐阜新聞Web

28歳で県議になられた方=多治見市長選挙に出馬する高木貴行県議

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立憲民主党の元国会議員=山下八洲夫

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自民入りを模索した理由の中で、『立民の党勢や組織力への不安や不満』というのは、なんとなく自民党の関係者が流してる話のように思いますが、転職サポートサイトに『待遇や評価に不満があったとことが退職理由であれば、「今回も同じように待遇に不満を持つのではないか、評価に納得がいかなければ数年で同じように辞める可能性が高いのではないか」といった疑念を持たれる』から不満は喋らない方がいいと書かれていたのを個人的に思い出しました。

個人的に上のツイートを読んで思い出すことがあって、それは山際大志郎氏が大臣時代に参院選の応援演説で「野党の人から来る話はわれわれ政府は何一つ聞かない。本当に生活を良くしたいと思うなら、自民党、与党の政治家を議員にしなくてはいけない」と述べていたことです。

今回の今井るる氏の行動は、結局はこの与党議員ではないと声を聞いてもらえないという現状の政治の実態を追認する動きでしかないように見え、なにが『新しい政治の流れを創る』だったの?と思ってしまうのです。

どっかの誰かみたいに『野党に対する国民の期待のひとつは「野党らしい反対行動」ではなく、「賛成理由をつくり出す努力」なのだ』というのが新しい政治の流れで、その結果野党が全部自民系無所属になるというのなら納得ですが、酷い新しい政治だなって思います。

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