昨年10月にあった、品川区長選挙の際、都民ファーストの執行部に近い地元議員と小池チルドレンのような地元議員の間で、掲げている政策とそぐわない候補者の推薦についての揉め事が、ついに離党にまでつながったようです。
離党届を出したのは、奥沢高広、斎藤礼伊奈、森沢恭子の3都議。3人は都庁で記者会見し、今後、無所属として活動し、新会派「無所属 東京みらい」を立ち上げる考えを示した。党の政策や選挙での公認決定をめぐり、「私たちに寄せられた都民の意見が(党内で)吸い上げられず、意思決定が不明瞭」と批判。奥沢氏は「党の政治姿勢や活動内容が都民に受け入れられていない」と指摘し、「都議選で、古い議会を新しくすると表明した。当時掲げたことに純粋に取り組む」と述べた。森沢氏は「小池知事に反旗を翻すわけではない。小池知事の東京大改革をアプローチを変えて支える」と述べ、今後も小池氏を支持するという。
都民ファの都議3人が離党届 「党の意思決定が不明瞭」:朝日新聞デジタル
都民ファーストの会の奥沢都議ら3人は当の執行部に離党届を提出し、7日午後1時半から会見しました。離党する理由は「執行部の意思決定が不明瞭で、都民の期待に応えられていない」からだということで、具体的には、品川区長選挙などで党が掲げる公約の一部に反対している候補を推薦したことを挙げました。
意思決定が不明瞭…都民ファーストの会から3人離党
3人は以前から執行部主導の党運営を批判し、意思決定過程の透明化などを求めてきた。不満がくすぶる中で昨秋以降、小池氏本人が直接電話するなど引き留め工作を行っていたが、離党を食い止めることはできなかった。
都民ファーストから3人離党へ 「意思決定過程が不明瞭」と執行部批判
当時の私のブログでは、離党した奥沢高広都議、斎藤礼伊奈都議、森沢恭子都議の3名のうち、斎藤礼伊奈都議に表向き何も発信していなかったので触れていないのですが、私がブログを書いたあとに出た週刊誌(どこか忘れましたが、FRIDAYだったような・・・?)にて、斎藤礼伊奈都議もお酒の場で不満を漏らしていたというような内容とともに、森沢恭子都議と共闘していることが書かれていたように記憶しています。
(昨年末、森沢恭子都議が書いている一年を振り返る記事の一つに、斎藤礼伊奈都議のミュージシャンとしての曲を勇気をもらっている曲を載せているのも、共闘している証だったのでしょう)
当時の記事でも触れているのですが、山内晃都議がTweetで「ろくに選挙運動をやったことがない落下傘連中が何かと批判を繰り広げているみたいだ。残念ですは。その人たちって今後どうするんですかねー。』と書いてしまった時点で、こうなることは決定事項だったでしょう。
この決定的な発信の直後に離党せずに、年が明けるまで動かなかったのは、出ていくために入念に準備していたというよりは、産経による小池氏の直電などの引き留め工作があったという記述を参考にすると、離党を色々と阻害されていたのでしょう。
個人的には、武蔵野市選出の鈴木邦和都議が、当時反応していたのに離党せず残るということについて、何かしら発信があるのか気になります。
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