前回のブログで仙台市議選に触れましたが、仙台市議選について河北新報が終盤情勢調査を出していました。

大選挙区制の選挙の情勢調査の順位はあまり信用するな、みたいなことを何度か聞いたことあったのですが、今回はどうだったのか、ざっくりと見てみました。(精度とか確率とかを計算とかしているわけではないので注意)
票数などは河北新報の開票速報ページを参考にしました。

青葉区
| 河北新報情勢順 | 実際の得票順位 | 得票数 |
| 早坂 | 11 | 4033 |
| 伊藤 | 1 | 8288 |
| 加藤健 | 2 | 5615 |
| 佐藤 | 16 | 3616 |
| 西沢 | 9 | 4281 |
| 跡部 | 6 | 4632 |
| 菅野 | 12 | 3955 |
| 花木 | 14 | 3832 |
| 樋口 | 3 | 5445 |
| 嶋中 | 8 | 4398 |
| 鎌田 | 7 | 4494 |
| 加藤和 | 15 | 3659 |
| 岡部 | 18 | 3256 |
| 村上 | 10 | 4112 |
| 高橋 | 13 | 3891 |
| 村岡 | 17 | 3599 |
| 郷古 | 5 | 4942 |
| 大草 | 4 | 4993 |
| 伊東 | 19 | 2525 |
| 平井 | 20 | 1740 |
| 木村 | 21 | 1047 |

上記棒グラフは黒が落選者です。
やはり目立つのは、立憲の佐藤わか子氏の落選でしょう。情勢調査の書き方的に上位当選が見込まれていたのでしょうし。
また、維新の早坂千亜紀氏の11位当選も、ぶっちぎり一位だった伊藤優太氏より前に書かれていたのを見るに、伊藤氏のぶっちぎり具合と共に想定より、だったのかな、と。
一方、下位グループに名前が書かれていた国民民主推薦の郷古正太郎氏と無所属の大草芳江氏の上位当選も情勢を覆して、という感じに見えます。特に「科学教育の充実をアピール」と書いていた大草氏は。
(ところで、なぜ維新の2022年参院選候補だった平井みどり氏が無所属で存在感皆無なまま出馬してるんですかね?)
宮城野区
| 河北新報情勢順 | 実際の得票順位 | 得票数 |
| 渡辺博 | 6 | 4006 |
| 赤間 | 8 | 3946 |
| 田村 | 1 | 5850 |
| 高見 | 2 | 4675 |
| 山下 | 5 | 4167 |
| 佐々木 | 4 | 4183 |
| 小野寺 | 7 | 3973 |
| 辻 | 9 | 3491 |
| 関戸 | 3 | 4353 |
| 渡辺敬 | 11 | 2628 |
| 大河原 | 10 | 2725 |
| 梶山 | 13 | 1639 |
| 丹野 | 12 | 2259 |
| 地引 | 14 | 304 |

上記棒グラフは黒が落選者です。
一桁順位と二桁順位の仕分けは出来ていた、という感じでしょうか。
維新の関戸努氏が9番目で「浸透を図る」だったのは、勢いが読めないけど、当選はする可能性が高いだろう、みたいな情勢だったのでしょうか。候補者自体は「浸透を図る」でも、維新の名前を背負った単独の候補なら当選できるのが、今の維新の存在感なのかもしれません。
若林区
| 河北新報情勢順 | 実際の得票順位 | 得票数 |
| 菊地 | 3 | 4799 |
| 吉田 | 4 | 4173 |
| 猪又 | 1 | 4905 |
| 菅原正 | 8 | 3356 |
| 竹中 | 2 | 4841 |
| 仁平 | 5 | 3741 |
| 鈴木 | 7 | 3437 |
| 佐藤 | 6 | 3622 |
| 渡辺 | 9 | 2494 |
| 菅原一 | 10 | 1588 |

上記棒グラフは黒が落選者です。
「南小泉で浸透」と特定の地盤を固めていたと見えていた菅原正和氏の落選が唯一の想定外でしょうか。しかし、それ自体も票差を離されての落選ではないですし、それ以外は見事に傾向を掴んでいたように見えます。
太白区
| 河北新報情勢順 | 実際の得票順位 | 得票数 |
| 佐々木 | 6 | 4493 |
| 千葉 | 2 | 6451 |
| 鈴木勇 | 8 | 4013 |
| 猪股 | 1 | 6661 |
| 鈴木広 | 4 | 4849 |
| 佐藤和 | 3 | 5264 |
| 東城 | 12 | 3319 |
| 貞宗 | 10 | 3407 |
| 大沼 | 5 | 4813 |
| 金上 | 16 | 2749 |
| 高村 | 11 | 3343 |
| 内藤 | 9 | 3593 |
| 沼沢 | 7 | 4387 |
| 佐藤祐 | 13 | 3131 |
| 石井 | 14 | 3096 |
| 菊地 | 15 | 2813 |

上記棒グラフは黒が落選者です。
太白区で情勢調査とズレたのは多分立憲の大沼悦子氏と沼沢真也氏でしょう。
立憲は社民と国民民主の一部が合流したことで現職が多くいたのですが、今回の仙台市議選が1減で済んだのは、(若林区での最下位ギリギリ当選と)太白区での全員当選がとても大きいのではないでしょうか。
泉区
| 河北新報情勢順 | 実際の得票順位 | 得票数 |
| 野田 | 5 | 4681 |
| 斎藤 | 4 | 5137 |
| 古久保 | 2 | 5477 |
| 橋本 | 6 | 4681 |
| 庄司 | 11 | 3823 |
| 福田 | 1 | 5925 |
| 後藤 | 3 | 5475 |
| 小田島 | 7 | 4605 |
| 佐藤 | 8 | 4468 |
| 安孫子 | 9 | 3980 |
| 小野寺 | 13 | 3054 |
| 石川 | 10 | 3851 |
| 細野 | 12 | 3795 |
| 猪野 | 14 | 2852 |
| 加納 | 15 | 1081 |

上記棒グラフは黒が落選者です。
この選挙区は維新の福田陽輔氏と立憲の後藤咲子氏が情勢より伸びたと言えるでしょう。
一方、自民党の庄司俊充氏は「地盤の根白石を着実にまとめる」と安定しているかのように書かれた上で最下位当選はちょっと想定外なのではないかな、と。
(ところで加納三代さんはあとどれだけ選挙に出るのでしょう…)
まとめ
全体的に、青葉区は例外として、それ以外では無難に落選当選の可能性とか、上位グループ下位グループみたいなものは、大選挙区制の情勢調査でもある程度見極められているように見えます。
地元紙としての実力はきちんと見せられた、という感じではないでしょうか。

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