2024年沖縄県議選 雑感

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SNSで多少情報収集した結果&選挙結果の数字を見た印象を書き残しておきます。

選挙結果

沖縄県議会議員選挙 | 地方選挙 | NHK選挙WEB
NHKが運営する地方選挙のページです。沖縄県議会議員選挙はこちら。
党派候補者数当選者数得票総数得票率
自民202015503731.13%
無(与)1298306416.68%
共産74449389.02%
無(野)62388237.80%
社民52379397.62%
公明44345096.93%
立民52324736.52%
社大33318416.39%
無(中)80176023.53%
維新32168463.38%
諸(中)2049100.99%

党派の分け方はNHKを参照しました。

諸派は2名とも『右でもない左でもない本物の無所属庶民ど真ん中党』の方です。

全体的な結果の印象としては、自民党が公認全員当選をさせるなど、無所属を自民に組み込んだりして、組織としてまとまった結果のように見える一方、オール沖縄陣営は様々な勢力が寄せ集まっている弱点が強くなってきたなと言う印象です。

特に社民と立憲の足の引っ張り合い(というか立憲が邪魔してる?)みたいになってる構図みたいに見える場所があったり、国政の構図(社民と立憲の合流問題)が影響してるな、と思うところが多々あります。

最下位当選党派次点候補党派票差
那覇市・南部離島自民無(野)52
沖縄市自民共産1817
島尻・南城市自民共産428
うるま市自民無(野)951
浦添市共産維新2094
宜野湾市自民社民626
名護市無(与)無(中)7406
豊見城市共産諸(中)4236
糸満市維新共産107
宮古島市自民立民753
中頭郡自民社民861
国頭郡自民無(与)3199

那覇市・南部離島選挙区の次々点が200票差程度で社民党の候補なのもあり。なんというかちょっとの差で大きく動く可能性のある選挙だったのだな、という印象があります。

今回の選挙を前回比で見るために、前回比での数字比較の表をいくつか貼ります。

得票率の変化(2020年の維新は、本当は無所属の会となっていて、NHKでは無所属(中立)扱いになっていましたが、今回との比較のために、當間盛夫氏を維新党派と扱って、抜き出しています。)

党派候補者数の変化得票率2020得票率2024
自民19→2028.94%31.13%2.19%
無与18→1227.55%16.68%-10.87%
共産7→711.89%9.02%-2.86%
無野4→66.16%7.80%1.63%
社民5→57.53%7.62%0.08%
公明2→46.04%6.93%0.89%
立民1→52.22%6.52%4.30%
社大3→33.40%6.39%2.99%
無中3→83.59%3.53%-0.06%
維新1→31.73%3.38%1.65%
諸与1→00.93%
諸中0→20.99%

候補者一人当たりの得票数の変化(票数計算時、無投票当選者の数は抜いています。)

党派2020年2024年
自民8347.438159.84-187.59
無与7945.577551.27-394.30
共産8000.506419.71-1580.79
無野6221.006470.50249.50
社民7605.007587.80-17.20
公明12200.008627.25-3572.75
立民8979.006494.60-2484.40
社大6869.5010613.673744.17
無中4836.672200.25-2636.42
維新6985.005615.33-1369.67
諸与3771.00
諸中2455.00

ここら辺の数字で傾向が何となく見えてくると思うのですが。

いくつか注釈として、公明党の一人当たりの得票の低下は、那覇市・南部離島選挙区で二人を通すための票割の影響が大きいです。

また、前回選挙からの大きな変化として、沖縄市選挙区で1万票を集める仲村未央県議が社民から立憲に合流しており、立憲の一人当たり得票は仲村県議によってかなりかさ上げされていて、仲村県議を抜いて計算すると約1000票程度減り、5598票程になります。(那覇市の2人目と、宜野湾市の候補者の得票が・・・)

県政与党全体としては、まとまって無所属与党系候補として動く方向だったのが、納得させることができるまとめ役が居なくなり、各々の不満の結果、離脱者が出たり、党派が独自に擁立する方向に徐々に流されて行ったりしてるという感じなのでしょうか。

沖縄4区もごちゃごちゃしているようですし、なんというか、転換期、と言う感じなんでしょうね。

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