豊島区議選の公営掲示板での文京区自民党候補陣営のミスをめぐり「共産党の選挙妨害」と誤情報が流される

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ツイッターを見ていると、以下のツイートを見かけました。

これ、どういうことか気になったので、色々と調べました。

(今回、この話題をわざわざ取り上げた理由は、この情報に選挙妨害だと食いついている上記の2アカウントが、デマ扇動の常連であるということが理由です。上記のようなアカウントに気をつけましょう。)

まず、これは公営掲示板のポスターなので、ここで選挙違反が行われたらバレっバレの一発アウト案件になるので、このようなわかりやすい選挙違反はたいてい行われません。
そこまで立候補者は馬鹿ではないと思います。

まずこのポスターは元のツイートへ寄せられたリプライによると、豊島区議選での公営掲示板にはられているポスターのようです。

そして、他の公営掲示板での位置関係と照らし合わせると、どうもこの共産党の候補者さんの貼っている位置は間違っていないということがわかります。

では共産党に被せられているポスターの持ち主は誰か

ポスターの形が違うために、わずかに名字の右側が見えているのですが、「白石」っぽいな、と思って自民党の白石という名字のつく東京の区議会議員を検索したところ、文京区の隣の文京区に白石さんがいることがわかりました。

そして、文京区の選挙ポスターを調べたところ、以下のツイートを見つけました

画像2枚め、左側中段の35番にいる白石ひでゆき氏のポスターが、共産党の候補者の下に貼られているポスターとまさにデザインが一緒です。

間違ったのは多分この方の支援者・運動員の方であろうと思われます。

ちなみに、ここまでの話の補足として、誤った候補者名は表には出していませんが、共産党の候補者の方も経緯を認め、文京区の候補者が誤っていること、選管の指導で上に貼ったこと、自民党と連絡をとって解決したことをツイートしていました;

ではなぜ、共産党の候補者の場所に誤って貼ってしまったのか?

まず、文京区と豊島区は隣であるので、それを取り違えたというのが一つ。

一方、そもそも貼る番号が49番と35番とぜんぜん違うのになぜ?という疑問もあります。

これに関しては、豊島区と文京区の公営掲示板の番号の並びの違いが理由の一つにあるのだろうと推測できます。

上記ツイートをもう一度見てもらうとわかるのですが、豊島区の公営掲示板の番号の並びは上段に左から1〜15を並べ、その下の段に16〜30という左から右に番号が並ぶ形になっています。

一方、文京区の公営掲示板は一番左の上から下に1〜3と並ぶ形になっています。

それを踏まえて確認すると、豊島区での49番の位置は34番の下にあるということと、文京区での35番は34の下に位置する、という事が共通する特徴として出てきます。

つまり貼る場所を「35番」ではなく「34番の下」と覚えていた場合、このような番号違いの場所に貼る可能性が出てくる、ということだと思います。(35が先に貼られていて見当たらず、そういう貼り方をした可能性もあるでしょう)

ということで、共産党も選挙妨害はしていませんし、自民党も悪意はあるとは思えず、自民党の候補者陣営のポスター貼りを行った方がずさんな仕事をしたというのが事実なのだろうと思います。
このようなずさんな仕事をすることで候補者の評判を落とす可能性もあるので、支援をする、運動をするということは、気をつけたほうが良いだろうと思います。

一方、上記2アカウントは落選をさせるために、悪意を持って共産党が選挙妨害をしている、と意図的に誤認させようと扇動しているデマアカウントであると過去の経験則から私は思うので、今回は取り上げました。

(どんな陣営にも問題ある選挙活動、政治活動は存在すると思うので、それを取り上げているのならいいのですが、それを特定陣営のみ注目しやたら強調し、ましてやそれに便乗してそうではないことも問題あるようにしてしまうのは、明らかに扇動だとおもいます。)

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