私が腑に落ちない対応、特に『石川1区』『兵庫2区』『馬淵』『自民党比例名簿』のことについて

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そもそもゾンビ議員がどうこう言っておいて、両党共に重複立候補制度を利用する時点で私からしたら印象がとても悪いです。

これについて、吉村氏は「小選挙区で敗れた者が〝ゾンビ議員〟として復活する必要はない。比例を削減する方がシンプルでスピーディだ」としつつも、「小選挙区も合わせて削減すべきだという野党の皆さんの意見を尊重した」と説明した。

衆院議員定数「大阪が減でも構わない」 維新・吉村代表 「ゾンビ議員」の復活不要とも – 産経ニュース

日本維新の会 吉村洋文代表:比例代表のところなんて、小選挙区で落選した人が、落選しているのに当選してくる。“ゾンビ議員”いっぱい作るような制度、ほんまにいいんですか!

比例復活“ゾンビ議員”「多様な意見を反映できなくなる」と反論 「民意の集約も必要」橋下氏 「“身を切る改革”言い過ぎでは」安藤氏指摘 維新が進める“議員定数削減”|FNNプライムオンライン

ですから数ではなくて、いま議論するのは定数削減と並行してと言ったらいいのかな、選挙制度だね。負けても比例で復活するなんていう、こんなゾンビみたいな選挙制度があるから日本の政治がどんどん小さくなって、就職活動のように政党を渡り歩く国会議員が増えるんです。

国民民主党 幹事長定例会見(2025年10月17日) | 新・国民民主党 – つくろう、新しい答え。

ここまで批判しといて、例えば国民民主党は比例単独は2名のみで、単独比例の予定候補者名簿にて小選挙区の予定候補者の次の順位に置かれており、そもそも比例復活制度を利用しないと名簿的に選挙が成り立たない(小選挙区立候補者が全員当選するor得票率10%以下になると比例名簿の枠で当選する人がいなくなる)ブロックと比例復活候補を優先して当選させるブロック、そういう擁立方法をしています。

(ちなみに、国民民主は2024年衆院選にて、重複立候補者しかいなかった比例名簿だった結果、小選挙区当選者が多数出たことにより比例枠にて当選する人がいなくなり、北関東ブロックで1枠不足し次点の公明党に議席が渡り、東海ブロックで2枠分不足し、次点の立憲民主党と次次点の自由民主党に議席が渡るという事態を起こしました)

日本維新も2名しか比例単独候補がおらず、国民民主党と同じような状況にみえます。

この比例復活者が存在しないと比例名簿が成り立たない、つまり自党がゾンビ議員と呼ぶ者を生む前提で選挙戦を戦っているのは、ゾンビ議員という言葉を使ってまで比例復活者を批判していた政党のやっていいことなのかな、と個人的には思うのですが。

(ちなみに、私はこの2党のようにわざわざ比例枠の候補者を小選挙区とは別に見つけ出さなくて済むという部分でも重複立候補は一部政党に優しくて悪くない制度のような気がしています。)

この比例単独候補をゾンビ議員が云々と述べている政党が出してこないこと以外にもなんなの?と思ったことがいくつかあったので、この記事にまとめます。

石川一区の国民民主党

2024年衆院選の石川一区の結果は以下のようなものでした。

石川1区 衆議院選挙 選挙速報・開票結果 最新ニュース : 読売新聞

重複立候補による当選が問題視される理由の一つとして、得票率や惜敗率がとても低い人が当選することに言及されることがありますが(国民民主党にて唯一の比例単独当選した方が比例制度について解説したときも惜敗率に触れていたようですが)、石川一区で出馬して重複立候補していた比例で当選した小竹凱氏の惜敗率37.4%、得票率13.6%と復活当選した方の中でも低い方だと思われます。(多分、重複立候補で当選した方125名の中で惜敗率は下から5番目、得票率は下から4番目です)

ただ、これは今問題になっているのは、無駄にしないと言ったって、ほとんど取れていない、10%とか20%の惜敗率、相手候補と比べて非常に少ない得票率でも通ってくるような人が比例復活で上がるようなことも起きてきています。これがいいのかどうかという議論はありますので、これは今実際国会でも、比例復活の惜敗率の何パーセント以上ないと受かりませんよというのを入れたほうがいいのではないかというような議論もこれからされてくるのではないかと思います。

“比例単独”って知ってる?──国民民主党で唯一の〇〇衆議院議員 臼木ひでたけが解説|国民民主党の文字起こしをする鶴亀(非公式)

この彼らの問題意識からすると、まさに問題視されそうな候補者だと思うのですが、国民民主党は立憲民主党との現職不可侵を使って守ろうとする、もしくは現職不可侵を破る言い訳に使おうとしていました。

我々から何かそういうつもりはありませんでしたけれど、これは石川1区で我々の現職の小竹凱議員がいるところにぶつけるという報道にも接していますので。ぶつけないということを党代表がおっしゃった翌日にぶつけるということなので、約束は守らないのかなと思いましたけれども。ただ、新しい新党になるので、これまでの立憲・国民ということでやってきたようなルールも、ある種一回リセットなんだと思います。全く別の党なので。

国民民主党 玉木雄一郎代表ぶら下がり会見(2026年1月15日、立憲民主党と公明党による新党結成の動きを受けて) | 新・国民民主党 – つくろう、新しい答え。

一方、立憲民主党側は石川県連は乗り気だったものの、党本部は止めていたという報道がなされていて、玉木氏は言行不一致と言いたげですが、少なくとも党代表は言行一致していたようです。

立憲民主党の野田代表は、連合から支援を受ける国民民主党との候補者調整について現職優先の考えを示しています。

これについて近藤和也代表は前回も石川1区から出馬した荒井淳志氏を引き続き公認するよう党本部に求めていく考えを示しました。

近藤和也代表:
「有権者のみなさまの声という点では(荒井さんは)多大なるお力添えをいただいていた79パーセントの惜敗率ですから。全国的な紳士協定なのか原則なのかわからないですけれどもそれはそれ、石川は石川という思いではあります」

立民石川県連、1区・荒井氏の公認要望「石川は石川」と強調|FNNプライムオンライン

立憲民主党石川県連・近藤 和也 代表:
「1区の荒井淳志さんへの公認申請に対して、公認を出さない連絡が来ました」

立憲民主党石川県連では、石川1区から前回出馬した荒井淳志氏を、中道改革連合の候補として擁立したいと、党本部に公認申請をしていました。

しかし、党本部が現職優先の方針を示していたため、国民民主党の現職がいる1区での公認は厳しいとみられていました。

21日までに党本部から「現職に対して新人は擁立しづらい」として、公認が見送られたことがわかりました。

立憲民主党石川県連・近藤 和也 代表:
「政党政治の中で政党判断が全国的なところもある。一緒に戦ってきた現場の立場からするとつらいなと思います」

党本部は、石川2区からの出馬なら公認するとしたものの、荒井氏は「別の選挙区で出馬する考えはない」とし、今後、無所属で出馬するかどうか検討するということです。

立憲民主 石川1区出馬予定の荒井淳志氏公認見送り 「現職に対して新人は擁立しづらい」 無所属での出馬検討へ(テレビ金沢) – Yahoo!ニュース

結果、荒井氏は出馬を断念し元立憲民主党側の約束は守られたように見え、たしかに石川3区には出馬されなかったものの、結局石川以外の各地で中道改革連合の現職がいる選挙区に国民民主党の候補者が出てきました。(国民民主党102人の候補者のうち、25人が中道改革連合の現職の場所に立ったらしいです。)

個人的に、ゾンビ議員がどうこうなんて持論持ってる幹事長のいる政党が、その持論に見事に当てはまりそうな候補者との選挙区調整を他党への批判材料に使ってきているのがとても納得がいきません。

この程度の惜敗率なら現職と呼べない、くらいのことを言えないなら、ゾンビ議員とか言わないでほしいと思ってしまいますね。

兵庫2区

今回の選挙、自民と維新が連立して始めての選挙なわけですが、基本的に選挙区調整はしないで選挙戦に突入しています。

そんな中、維新の公認候補が出ている選挙区で自民の公認候補者が存在しない選挙区は2つあり、1つは自民の候補が推薦に留まった大阪2区、もう1つが自民党の公認が下りなかった兵庫2区です。

その兵庫2区に自民党公認が下りなかった理由なのですが、どうも維新からの願いなのだそう。

自民は今回、連立している日本維新の会と候補者調整を原則行わない方針だが、党本部は坊氏に「維新から強い要請があった」と説明したという。

《2026 真冬の最短総選挙》兵庫2区、自民公認なし「維新からの要望?」坊氏、県連推薦・無所属で(ラジトピ ラジオ関西トピックス) – Yahoo!ニュース

この強い要請、本当にあったと仮定してなぜ行われたのか。それが、どうもこの選挙区の候補者が維新の藤田文武共同代表の側近だからという話が出ています。

自民党は22日、2人とも公認しないことを決定しました。

理由については「維新から強い要請があった」としています。

兵庫2区からは日本維新の会・藤田共同代表の側近とされる現職議員が出馬予定で、自民党が新たな連立相手に配慮した形です。

県議と市議の公認争いに自民党本部「どちらも公認せず」衆院選兵庫2区 「維新から強い要請」新しい連立パートナーに配慮か 維新共同代表側近の現職が出馬予定(関西テレビ) – Yahoo!ニュース

2025年10月に自民党と日本維新の会は連立政権を発足させ、26年ぶりに政権の枠組みが変わった。この政変劇で人知れず動いていたのが当選1回、維新で代表幹事長室長を務める阿部圭史衆院議員(39)である。自民が公明党との連立を解消する前日の10月9日、高市早苗総裁(当時)との連立協議は、維新の遠藤敬国対委員長の1通のメールから始まり、20日の連立合意に結実する。その舞台裏では自民側から高市氏と側近の木原稔氏(現官房長官)、維新側から藤田文武共同代表と阿部氏が衆院赤坂宿舎内で連日、深夜まで協議を重ねた。

「1年生議員の阿部氏が連立協議の進捗状況を木原氏に流している。彼は自民のスパイなのか」――。ある財務省幹部は首を傾げていた。情報網を張り巡らす財務省でさえ、阿部氏の役割を正確に把握していなかったのだ。交渉当事者のみが知り得る合意原案を作成する実務を担っていたのが阿部氏だった。阿部氏は木原氏を「政治の師」と仰ぎ、藤田氏を「政治の兄」として慕っており、この人間関係が潤滑油になっていた。

維新の「期待の星」/藤田共同代表の懐刀「阿部圭史」/当選1回39歳!:FACTA ONLINE

維新は基本的にこれまで自民党との選挙区調整は必要ないという話で進めていて、全国的にそうなっているにも関わらず、代表の側近である兵庫2区だけ強く要請が行われたように見えるのはとても理不尽というか、あまりにも身内贔屓が過ぎるように見えます。

しかも阿部圭史氏は、維新のもう一人の代表が「小選挙区で敗れた者が〝ゾンビ議員〟として復活する必要はない。」と述べている、必要がないはずの比例復活で前回選挙当選している議員です。

衆議院選挙2024 兵庫(神戸・姫路など)開票速報・選挙結果 NHK

この維新の対応には、本当にかなり都合が良い性格してますね、と感じました。

ちなみに維新は奈良県に論功行賞で?比例で1位優遇枠を1枠渡しているのですが、重複立候補者で、しかも地方議員時代に市長を怒鳴りつけて辞職した方です。和歌山の体罰の過去がある人(浦平氏は今回和歌山1区で出馬)といい、維新って候補者選び大丈夫ですか?

それから、一つは政治判断として、奈良県に奈良にこの後、決めてもらいますけれども、比例単独1という形でさせていただく。候補者を誰にするかは奈良で決めてもらうということでありますが、高市総理のお膝元である、やはり政治状況が相当、激変していることや、議員をかなり増やしてきた功績等を含めて、今後の奈良での私達の勢力拡大を含めた戦略的、政治的判断という形です。

維新の藤田共同代表、選挙は「連立組み替え解散」…高市首相のお膝元の奈良は「比例単独1」候補 : 読売新聞

 複数の市関係者によると、原山氏は昨年、亀田市長や市職員らと議長室で面談。亀田市長がスポーツ施設の活用や整備について説明しようとしたのに対し、原山氏は強い口調で「お前」「こら」などと発言。威圧的な態度をとったという。


 講談社の運営するウェブメディア「現代ビジネス」が27日、その様子を伝える記事を掲載した。ユーチューブで原山氏や亀田市長らの声とみられる音声も公開された。

橿原市長を強く叱責、維新の市議が辞職「不快な思いさせたのは事実」:朝日新聞

「あの日、竹刀やバットでメッタ打ちにされて大怪我を負った息子の身体には今もケロイド状の傷跡が残り、皮がつっぱる後遺症に苦しみました。あんなむごたらしいことをした人が国政選挙に出るとは言葉がないです」

和歌山県に住む女性Aさんは、参院選関連のニュースでその名前を目にするたび、生身に嫌な汗をかくという。日本維新の会に所属する浦平美博(よしひろ)(53)――現・和歌山県議会議員だ。

浦平氏は国士舘大学卒業後、母校である県立和歌山北高校の体育教員、和歌山市議会議員などを経て’23年に和歌山県議会議員に初当選。今夏の参院選に、日本維新の会の公認を得て和歌山選挙区での立候補を表明している。Aさんの息子に重傷を負わせたのが、高校教師時代の浦平氏だった。

【独自】生徒を竹刀とバットでメッタ打ちに…日本維新の会 参院選立候補者 に″傷害事件の過去″ | FRIDAYデジタル

馬淵

中道改革連合は、代表などの主要役職について立憲側から1人、公明側から1人、計2名の共同で務める形を取っています。(副代表だけ各2名)

選挙対策委員長は、公明側が河西宏一氏、立憲側が馬淵澄夫氏が務めています。

中道改革連合の比例名簿が出てきて、そもそもこの中道改革連合の立憲側の狙いは、前回選挙で比例で伸び悩みながらも選挙区ではまだ戦えていたという前提を考慮して、比例を捨ててでも小選挙区でまともに戦える態勢を整える、という狙いだと思っていました。

ですので、公明の候補者が上位に揃うのは当然だろうと思いました。

しかし、一つ気になるのは馬淵澄夫氏が一人だけ、なぜかほかの重複立候補者の一つ上に順位付けされていることです。

馬淵澄夫だけ6位扱い

田崎史郎氏によると、これは公明党との橋渡し役が馬淵澄夫氏だからというのが理由らしいですが(つまり維新の自民党への強い要請と同じ理由?)、この辺の話をきちんと表で説明してほしいですね。

あと、少なくとも優遇される人と、優遇することを決める責任者であろう人(つまり選対委員長)は別に置いたほうがいいと思います。選対として自分を優遇したようにしか見えませんから。(一応、選対事務局として逢坂誠二氏が載っていますが…)

自民党比例名簿

自民党の比例名簿を見て一番なんで?と思ったのが北海道ブロックと北陸信越ブロックでの重複立候補にて、前職を優遇し、比例単独を挟んで下位に新人や元職を並べていることです。

ここまであからさまに新人や元職を後回しにすることあるんだなぁ。個人的にはあえて上下つけるならば、前回当選した人より新人や元職のほうが上位のほうがまだ理解できるよなぁ、とか思ったのですが、それだけでなくなぜか山本左近氏が単独1位に乗せられていたり、ちょっと全体的にこれまでと違う傾向にあるように見えます。

どうも、この辺の話麻生太郎氏の意向があるようですが、ちょっと露骨すぎませんか?

比例名簿をめぐってはほかにも、後ろ盾がいなかったがゆえに冷遇された人がいる。阿部俊子前文科相だ。阿部氏は中国ブロックで20位となり、比例復活は難しい状況になっているが、これには麻生太郎副総裁の怒りを買ったがゆえの“報復”との見方もある。

「阿部氏は麻生派に所属していたものの、ほか3人の議員とともに2022年、麻生派を脱会しました。麻生氏が副総裁を、麻生氏の義弟である鈴木俊一氏が幹事長を務める現体制のもとで、麻生派を裏切ったことへの“報復”の意味もあるとみられています。

阿部氏も村上氏もそこまでの怒りは買っていないものの、『非主流派は下位に』の流れにあらがえなかったのでしょう」(全国紙政治部記者)

「次も優遇される約束だった」「こんなことなら“中道”に鞍替えしておけば…」村上誠一郎前総務相が“比例10位”で絶体絶命のピンチ! 地元からは「高市さんのやることは容赦ない」(集英社オンライン) – Yahoo!ニュース

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