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差別

無罪の人間に「李下に冠を正さず」と指摘する理不尽さ

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 「李下に冠を正さず」という。スモモ(李)の下で曲がった冠を直そうとして手を上げると、実を盗っていると疑われる。誤解を招くような行動は慎むべきという戒めだ。ソフト不正使用疑惑で年内の出場停止処分を受けている将棋の三浦弘行九段(42)には、このことわざをかみしめてもらいたい。

日本将棋連盟の第三者調査委員会は三浦九段のスマートフォンやパソコンを解析し、対戦棋士へヒアリングした結果「不正の証拠なし」との結論を出した。不正の根拠の一つだった対局中の30分以上の長い離席もなかったという。疑惑は晴れたが、ここまで大ごとになったのは誤解を招くような行動があったことも一因だろう。

【甘口辛口】将棋ソフト不正使用疑惑の三浦九段には「李下に冠を正さず」をかみしめてもらいたい - その他 - SANSPO.COM(サンスポ)

サンスポの今村忠氏が上のような記事を書いていた。要するに『疑われたのはお前の行動が悪いんだから反省しろ』ということらしい。しかし、どのような行動が疑わしかったのか、長い離席がなかった時点で私には全く想像ができない。(第三者委員会の調査結果にてすべての不正疑惑が否定されている

そういう『何を直せばよかったのか』に言及することなく、「李下に冠を正さず」と言われても、それは単に、相手に疑惑を持った自己の間違いを認めたくないという、悪あがきにしか思えない。

結果的に『疑わしいから罰した』というのが将棋連盟の動きだったのだ。それを当初調査をしっかりとしないことで疑惑を放置しておきながら、不正を指摘した人間が週刊誌にインタビューをされたのを受けて、今更調査し無罪でしたと言い出しているのだ。その将棋連盟の明らかな不手際を無視し「連盟が何とか丸く収めた感じですっきりしない」という発言を紹介するのは、明らかに将棋連盟の肩を持ちすぎているのではないだろうか?

また一度疑惑を持たれたことで『「彼とはやりたくない」という棋士も多い。前のように「仲間」として指せるか、それとも「異分子」と意識するか。』などという対応を無批判で紹介するというのは、要するに将棋界では、いちゃもんでも疑惑を持ち出せば異分子だと見させられることが出来るという、実力以外での棋士つぶしが出来ることを無批判に受け入れている事になるのではないだろうか?

今回の騒動の将棋連盟側の動きは非常に不味いと思う。
それを擁護するために、今村忠のような滅茶苦茶な記事を書かないといけないほどには酷いのだ。
今回のような話がこれ以上増えないように、今回の件は多くの検証や語り継ぐことが必要なのではないだろうか。

 

ちなみに、この今村忠の記事を見て、思い出した最近の酷い話がある。それは以下の記事の話だ。

先週末、在沖米軍内で沖縄市在住でアフガニスタン出身の一般人男性(30)が「北谷町美浜でテロを計画している」との情報が出回った。在沖米海兵隊の第7通信大隊が公式フェイスブックで、男性の顔写真とともに、「男が米軍人を攻撃する計画を立てている可能性がある」と書き込んだと見られ、県人の会員制交流サイト(SNS)にも転写され、情報が拡散した。男性はテロ組織とは無縁で「出身国だけで差別された」として、名誉毀損(きそん)の告訴も検討している。

「沖縄でテロ計画」とデマ拡散 県在住アフガン男性被害 投稿したのは… | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス

このコトについては、次のブログ記事に詳しい経緯が掲載されている。

一般人をテロリストにでっちあげた米軍 - Osprey Fuan Club
情報源は米軍の犯罪捜査局NCISと日本の警察 - Osprey Fuan Club

上の騒動と、疑惑だけをぶちまけて、何故疑ったのかも不明で、疑惑が否定されたと思われる後も火消しもせず放置している大きな組織が存在していることが共通しているように思う。
(なぜか日本国内で『米軍捜査官』が調査しているのも個人的には違和感があるが、それはここでは深く触れない。)

疑惑をふっかけ、本当は問題がなくても疑惑があるというだけで相手の信用を低下させ、自己の地位を保つという動き方が年末に相次いだのは、ただの偶然かもしれない。
しかし、今年の締めが、このようになったということは、来年はこのような事に気をつけろという警句だったのではないか、と思わなくはない。

どこかの相手の疑惑を掘り出すことで圧倒的な支持率を得ている総理大臣も、来年は『民進党』という言葉を使わずに演説が出来るようになればいいですね。

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