週刊誌のスクープの裏側

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昨年末、佐山彩香さんがグラビアアイドルとしての活動を引退し、それに関するインタビューを最後のグラビアを撮影した週刊プレイボーイがインタビューを行っているのですが、そこでの内容に気になるものがあったので、取り上げます。

――えっ、今度は何!?

佐山 私、全部ハゲちゃって仕事も休養しているのに突然、ある週刊誌から事務所に連絡が来たんです。何かと思ったらデビュー前に一緒にツーショット写真を撮った男性がちょっといわくつきの人だったらしくて……。それでその写真が来週号に出ますって言われて。

――元カレってこと?

佐山 いえ、私は1回会っただけで名前も全然覚えてないし、連絡先も知らないくらいの人です。たぶん、みんなで遊んだときに「撮ろうよ」って言われて撮ったものだと思うんですよね。で、その記事を差し止める手段として、事務所と編集部で話し合いをし、フルヌード掲載という話になっていき……。

――そんな話、本当にあるんだ!?

佐山 私は脱ぎたくないし、別に記事が出てもいい、なんなら芸能界を辞めてもいいと思ったんです。すごく悩んだので、ママにも相談したら、フルヌードになることを大反対されて。でも、当時のマネジャーから、CMや決まっているお仕事の契約もあっていろんな人に迷惑がかかるとも言われて、私自身もそれなら、もうやるしかないのかなって。

■ニップレスの上につけ乳首?

――当時、20歳だよね。それでどうしたの?

佐山 撮影はやるにしても、全部脱ぐのはイヤだから「ニップレスは絶対につけなきゃイヤです!」って言ったんです。そしたら先方が「つけ乳首ならどうか?」って言うから、いやいや、そういう話じゃないでしょって。だってニップレスした上につけ乳首つけたら、それはもう乳首そのものじゃないですか。

――確かに。

佐山 別に自分の乳首の色や形にコンプレックスがあって出したくないってことじゃないわけですから。そもそも「つけ乳首」ってなんですか?って(笑)。グラビアでそういうことって本当にあるんですか?

――いや、聞いたことない。

佐山 それがアリだったら、「つけヘア」だってアリになっちゃうわけじゃないですか。

――で、その後は結局どうなったの?

佐山 実家にまでお菓子を持って挨拶に来られました。怖くないですか? それで最終的にはバックショットまでやるってことになったんですけど、うちのママが心配して撮影場所にまで来ちゃったんです。しかも当時、小学校低学年だった弟も一緒に。現場は私もママも相当、つらかったですね。

――それは気まずいね。ちなみにそのとき、髪の毛は?

佐山 撮影のときはようやく生えてきたんですけど、まだ長さが足りなかったのでエクステをつけたと思います。ちなみにその雑誌からは、その後も定期的に編集の方からお食事のお誘いはしていただいてたんですけど、会話はどうしてもさらなるヌードの話とかになったり(苦笑)。

――20歳にして大人の世界の怖さを垣間見てしまったと。

佐山 でも、そのおかげで、あらためて自分がしっかりしないといけないんだって思いました。今まで事務所に甘えていた部分もあったんですけど、それ以降は仕事に対する向き合い方もずいぶん変わったと思います。

佐山彩香がグラビア引退の真相と、幻の「オールヌード撮影」について語る「20歳の私を悩ませた”波平ヘア”」 – エンタメ – ニュース|週プレNEWS

この話に出てくる『ある週刊誌』というのは、今どきはグラビアの画像はインターネットに(違法)アップロードされていて、ある程度のキーワードで検索をかければある程度わかってしまうのですが・・・

フライデーの可能性が高いです。

フライデーって、スクープすることを『フライデーされる』というくらいには、スクープ狙って、いろんな記者が張ってるし、張ってることを売りにしているじゃないですか。

本人が告発したくて言っているわけではないですし、一々取り上げてしまうと、発言に気をつけようみたいな話になって統制がかかって話が出てこなくなるとかありえますし、正直言って、こういうインタビューの話って事実ではない可能性すらあると思ってるんです。

(あれはリアルなのね、みたいな、伝説づくりみたいなこともあり得るように思います。いや、こんなのが伝説になる業界ってどうかとおもいますが。また、そういう話は同業他社なので可能性は低いと思いますが。)

ですが、フライデーの裏側で、スクープの差し止めのための不本意なグラビアが生まれているのだとすると、その雑誌は非常に悪質であるとしか言えないのではないでしょうか。

ちなみに、講談社から引き続きヌード込みの写真集が発売になっているのも確認できるのですが、『編集の方からお食事のお誘いはしていただいてたんですけど、会話はどうしてもさらなるヌードの話とかになったり』という内容に沿ってしまうのではないか、と思います。

先日、『それがどんな目的のために書かれた歌詞であろうと、そのテーマを本気でとらえて本気で演じれば、本物になる。もっとも卑俗な部分に真実がやどってしまう。演者が本気でやれば、受け手にもその本気が伝わる。外野がなんといおうと、本気で信じる演者がいて、本気で信じる受け手がいれば、その歌のメッセージは真実として機能する。平手さんはそういう力を持っていたと思う。少なくとも映像の中では。』というロマン優光氏の文章を引用した記事を書いたのですが、「アイドル」という肩書が使えるような場所は特に、自発的なのかやらされているのかというのは、とても不透明になりやすいと思うんです。

そんな不透明になりやすい業界で、っこういう情報がポロッと出てくるのは、これを話した本人がどういう意思であれ、他の人の被害を防ぐためにも、こういうことはあり得るのだということはある程度『常識』としておかないと、危ないと思うのです。

そういう話があると思われている業界はそもそもとても歪んでいると思う一方、そういう常識がある業界だという周囲の目線(を礎にした健全化)が自発的にやっている人の人生や業界そのものを歪めてしまう、なんて論点(薬物系での「ハームリダクション」に近い話)もあるのですが、流石に大手雑誌の話が出てしまうと…

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