日本維新の会が、次回参議院選挙の全国比例での3名の公認を発表しました。
日本維新の会は22日、夏の参院選の比例代表で3人の公認を発表した。現職は山口和之氏、新人では空本誠喜氏、長谷川豊氏を擁立する。
維新、参院選で3人公認 比例代表
2017年の衆院選に続いて、長谷川豊氏の公認が発表されました。
長谷川豊氏は過去に「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」というタイトルのブログ記事を書いていて、この主張はほぼ撤回せずに今に至っています。
この、自業自得の透析患者は全額自費負担しろできないなら死ね、などを含んだ『「健康保険制度」と「年金」をすべて解体すべき』という長谷川豊の主張が、日本維新の会の『社会保険としての受益と負担を均衡させる』という過去のマニフェストに沿うものだということなのでしょう。
日本維新の会がそういう政党でないならば、長谷川豊の全国比例での公認なんかあるはず無いですから。
日本維新の会の参院全国比例は、第三極勢力らしく、個人票をほぼ獲得できないのが恒例です。
なので過去の選挙結果を見るとわかるように、数万票「長谷川豊」という名前を書く人が出てくれば余裕で当選できてしまいます。
支持率などを勘案すると、この当時より議席は減る可能性が高いとは思いますが、その一方で知名度のある候補者が出てくる可能性も減っていると思われます。実際、まだ二次公認までですが、個人票を集めそうな候補者は存在していません。噂レベルでもそういう話は存在していないように思います。
その結果、一番全国的に知名度があるのが、過去にフジテレビアナウンサーとして様々な地上波に出ていた長谷川豊である可能性は非常に高く、個人票で日本維新の会の名簿中一位となり、日本維新の会の比例当選者になる可能性は非常に高いと私は危惧しています。
Twitterでは、前回の衆院選での千葉一区での結果を引いて、今回も大したことないのではという推測をしている人がいるようですが、参院選の比例は、政党として議席確保ができるという前提がある場合、他党との争いではなく、自党内でのトップになれればほぼ当確という制度であるという点と、小選挙区と全国比例区では戦い方や有権者の投票に際しての思考法、その他諸々がだいぶ違うものになると思われるので、小選挙区での戦いぶりはあまり参考にならないと思います。
また長谷川豊氏は医療制度以外でも
『「8割がたの女ってのは、私はほとんど「ハエ」と変わらんと思っています。などと言うと怒られるので、「一部の男性に群がる習性が強い」とでも言っておきましょう。』『生まれてから18歳まで選挙権ないので、死ぬまでの18年間、つまり60歳以上って、選挙権はく奪でいいんじゃないか? というのは暴論でも何でもなく、むしろ合理的とも言えるのです。』
という過激な持論の持ち主でもあります。
このような発言が常態化しているのが、長谷川豊です。
http://tablo.jp/serialization/yoshida/news002375.html
この男を公認する政党がいるという自体が憂鬱なのですが、当選可能性が出てきているように見えることがとてもつらいです。
私は、心から、落選などをお祈りしています。
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