立花孝志氏が逮捕されたことで、NHK党の齋藤氏が自民党会派に入っていたことが色々言及されていました。
結局、その後会派を抜けるという事になったわけですが、斎藤氏が自民党会派に入ったときの認識がどうなっていたの?という発言がいくつか見られたのでそのことについて書いておきます。
というのも、自民党参院幹事長の石井準一氏がこんなことを言っているからです。
自民党 石井参院幹事長
NHK党議員が自民との会派解消 党首・立花容疑者の逮捕を受け
「(斉藤氏は)立花さんの逮捕に対し副党首として記者会見をしてしまいました。会派を組む時にはもう1無所属議員ということが前提だったので、いかがなものかなと」
これに関して、近いような発言が自民党の鈴木俊一幹事長会見でも出ています。
斎藤さんはですね、すでにNHK党を離党されて無所属でいた方であると、そういうふうに認識をしております。従いまして参議院の会派も「自由民主党・無所属の会」ということで、N党と自民党が会派を組んだということではありません。
この発言についてはその後訂正されたようで、自民党のホームページでは「後段からお答えしますと、齊藤さんは、参議院の会派はNHK党ではなく、無所属であったと認識しております。従いまして、参議院の会派も「自由民主党・無所属の会」ということで自由民主党とNHK党が会派を組んだということはありません。」という形になっていますが、会見では離党されてという発言をしていました。
自民党内で離党していたと思いこんでいたのか、記者会見で間違えただけなのか、とても気になる部分です。

それ以外に、毎日新聞が以下のような参院幹部の発言を拾っています。
Q 自民の中にはどんな反応があるの?
A 昨年11月の兵庫県知事選で立花氏が他候補の当選を目的に立候補して選挙運動する「2馬力」の活動をしたことなどを理由に、「リスクを抱えることになる」と批判的な声もあります。これに対し、参院自民関係者は「NHK党は政党要件を満たしていない。あくまでも無所属議員を引き入れただけだ」と話しています。
<1分で解説>NHK党斉藤氏が自民参院会派入り 内部の反応は? | 毎日新聞
MHK党について政党要件を満たしていない政治団体であると述べていますが、斎藤氏が出馬した当時は国政政党NHK党であり、その比例名簿によって齋藤氏が繰り上げ当選しているわけで、この部分について政党要件どうこうは関係ないように思います。
(ちなみにその当時の名簿を提出した政党は、党規約に党首が誰かを書き込み代表選出方法や解任方法が規約上明確には存在しない、などの粗雑な運営がなされた結果、党首を下ろすことが不可能になり・・・というろくでもない経緯で現在のNHK党とは別政党になっています。)
さらに、現行のNHK党の党規約では、立花氏に何かあったら齋藤氏が代表になるという規約になっています。これでNHK党と齋藤氏は無関係とは言えないでしょう。
代表者が死亡、行方不明、または心身の著しい不調等により職務の継続が困難であると役員会が判断した場合、齊藤健一郎が後任の代表者に就任するものとする
この辺、本当に自民党内でどういう話になっていたのでしょう。
鈴木幹事長の会見発言について、訂正後にホームページに記載された「参議院の会派はNHK党ではなく、無所属であった」というのは、国会では会派は2人以上で組むものであるのに対して、NHK党の議員が先般の参院選で浜田聡氏が落選したことにより1人しかいなくなったから自動的に会派が解散され無所属になっていたというだけです。自発的にNHK党を名乗るのをやめたわけではありません。
また、今回の記者会見を問題視するかのようなことを石井準一氏が述べていますが、NHK党の記者会見に、会派所属後もずっと斎藤氏は出続けていました。
そして、11月7日の記者会見にて「最近空気のように存在感を消していっている」「ここでなにかやらかしたら兵庫県の県議の方々が喜びそうなので」という発言を行っています。堂々と兵庫県議の侮辱を行っているように私には見えますが、このような発言をしてもよかったのでしょうか。
(こういう発言も「立花孝志の一連の動きと斎藤氏が無関係ではない」という一つの証拠ですよね)
その他、斎藤氏はNHK党と距離を置くことなく、むしろNHK党の政策実現をするために会派入りしたということを何度も発言していますし、NHK党の10月17日会見では(名義は一議員名なれど)「政策協議」という言葉を使っていたり、「NHK党のような少数政党の議員を快く会派に迎えてくださった」と、無所属議員ではなく、NHK党の少数政党の議員として会派に迎えられたという認識を示していました。
斉藤氏は、10日に自民の松山政司(まさじ)参院議員会長(66)と会談。政策協議事項について、スクランブル放送化や年金受給者向けのNHK受信料割引制度、NHKの経営計画における受信料収入目標の見直しの3点を挙げた。
「やるっていう約束などはこぎつけていません。あくまで(スクランブル放送化の)推進させてほしいっていう要望をお伝えして、その要望には納得していただいたという形」と説明した。
斉藤氏は「自民党がすぐさまスクランブル放送に取り組んでいきます…そういう話ではない。そこまではやっぱりハードルがある。まずは一歩先に進んで、会派の中でスクランブル化を推進させてほしいということを要望として挙げたら、それは承諾していただいた」と述べた。
電撃的な参院の自民会派入りについて「今回の会派入りをお願いしたのは、私の方から。参院選後の委員会構成において、(NHK予算などを審議する)総務委員会に入ることができず、NHKのスクランブル化というNHK党の原点から少し距離が生まれてしまっていた。NHKの問題を真正面から議論できる場に戻りたい。そのためには、より多くの発言の機会と、政策形成の現場に立つ必要がありました。我々NHK党は、NHKのスクランブル化を実現するというワンイシューに再び集中してまいります」と経緯を語った。
自民会派入りは「私の方から」「選挙協力や連立ではない」NHK党・斉藤健一郎参院議員、NHKスクランブル化が目的(よろず~ニュース)
斉藤氏は自民党会派に入ったことで、NHK党が吸収されたり、斉藤氏が離党したと勘違いされていることに「NHK党が自民党になったということではない。NHK党はこれまで通り存在する」と強調。その上で「『自民党に恩を売った』『貸しを作った』といった指摘もあるが、そのような事実は一切ない。むしろNHK党のような少数政党の議員を快く会派に迎えてくださったことに、感謝の気持ちしかありません」と謝辞を述べた。
自民会派入りした斉藤健一郎参院議員「NHK党が自民党になったということではない」 | 東スポWEB
(ところで、スポーツ新聞や週刊誌媒体がNHK党の話題をよく扱っているように見えるのは、コタツ記事を書くのに便利だとか、僕みたいに引用する人がいるからアクセスが稼げるとかそういうなにかがあるんでしょうか?)
このような言動が堂々と行われ、かつ、政治団体から抜けるどころか副代表の肩書を維持し続け、代表になにかあったら党の代表になれる身分にあった人物を、国会の会派が無所属だったという一点のみで無所属だと言っていた自民党の一連の言動は本当に不誠実だと思います。
高市早苗首相は10日の衆院予算委員会で、自民党が政治団体「NHKから国民を守る党」の斉藤健一郎参院議員と結成している参院会派について問われ、「NHK党とは組んでいない」と述べた。N党の立花孝志党首が名誉毀損の疑いで兵庫県警に逮捕されたことを受け、立憲民主党の川内博史氏が首相に見解を求めた。
首相は「自民党は、参院において無所属の斉藤健一郎議員と統一会派を組んでいる。政治団体NHK党と組んでいるということではなく、会派名は『自由民主党・無所属の会』だ」と説明した。
【動画】高市首相「NHK党とは組んでいない」 自民は立花党首逮捕のN党参院議員と会派結成 – 産経ニュース

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