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和歌山県の仁坂知事にちょっと違和感あり

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ざっくり言うと和歌山県の仁坂知事の書いているブログを読んで、この部分の認識は間違ってない?と思った部分があったという話です。

また、韓国が片端からPCR検査をしていて、えらいという声が上がった事がありましたが、実際起こったことは、感染の爆発で、日本の数をあっという間に抜いてしまいました。大事なことは、感染者を隔離することであって、PCR検査はその判断手段でしかありません。和歌山県が一番必死でやったのは、この隔離であって、PCR検査はその手段でしかありません。韓国もイタリアも感染症の爆発がありましたが、それは感染者を有効に隔離して、本当に重症の人をちゃんと治療するという点が十分に出来ていないからだと私は推測しています。日本のTV報道でドライブスルー検診が報じられ、プラスの評価をされていますが、それはほとんど意味がないのではないかと思います。唯一の意味は患者が他の人と会う所に出歩かなくても検査ができるので、いい所ですが、陽性陰性の判定はどうしてやるのかというと、24時間後にネットで知らされるそうです。しからば、その24時間、検査を受けた人はどこで何をしているのでしょう。実は陽性と後で分かる人が出歩いて人に移しまくるという人が出てくるんではないでしょうか。それに、誰でも車でお願いに来た人に片端からPCR検査をするというのは変な話で、やっぱり症状を見て医師が疑い、疑いの程度の高い人から検査をして、陽性の人を隔離し、濃厚接触者を調べ回るという日本の方式の方がはるかにまっとうだということを、日本国民は理解しておかなければならないと思います。

新型コロナウイルス感染症について(その7)~新たな感染者発見+色々思うこと~|にさか吉伸後援会 公式ホームページ

自分で『PCRの検査数を議論してはいけない』というのは一見正しいのですが、その後にこの結論の認識がおかしいと思うんですよね。

例えば『韓国が片端からPCR検査をしていて、えらいという声が上がった事がありましたが、実際起こったことは、感染の爆発で、日本の数をあっという間に抜いてしまいました』と書いた上で感染爆発の理由を『感染者を有効に隔離して、本当に重症の人をちゃんと治療するという点が十分に出来ていないから』としています。

その前に『和歌山県が一番必死でやったのは、この隔離であって』と書いていることも含めると、まるで韓国が検査ばかりに必死で、隔離をすることを怠って失敗して感染爆発した、と認識しているかのような書き方です。

ですが、韓国の感染爆発については原因となる要素がある程度きちんとわかっているはずですよね。

例えば、新天地イエス教会での拡散。

今回、新たな感染者53人の内、2人がソウル市で残り51人は慶尚北道の大邱市に集中した。このうち46人は中央防疫対策本部から18日に大邱市初の感染者に指定された60代の韓国人女性から感染したものとみられている。女性が入院していた病院で2人、残り44人は女性が通っていた新興宗教「新天地」の教会の信者だったとされている。

 この女性は教会に通っていたことから教会が感染源とみて、保健当局はこの女性が礼拝した日に居合わせていた教会信者約1001人に対して問い合わせを行った結果、「症状がある」と答えた人が1割近くもいた。また、連絡がつかない人も400人近くいることから今後感染者がさらに増えることが予想される。

韓国が「新型コロナウイルス感染国」ワースト2位!「終息宣言」直前で急増し、感染者が三桁に!(辺真一) - 個人 - Yahoo!ニュース

これについては、そもそも発覚の発端となった信者が検査拒否していたこと、そして、和歌山県のように『症状を見て医師が疑い、疑いの程度の高い人から検査をして、陽性の人を隔離し、濃厚接触者を調べ回る』ということをしたときに濃厚接触していた対象がとても大きかったこと。そして更に、どこに出没していたのか、把握しきれないこと。それが理由で調査数も爆発的に伸びて、感染者も爆発的に伸びたわけです。

この女性がキリスト教系の新興宗教団体「新天地イエス教会」の信者で、韓国各地を訪れたのは教会の集いや信者の結婚式などに参加していたことも分かったのだ。

 この教団は韓国内の伝統的キリスト教系教団からは「異端」として他の教会が以前から警戒する存在だった。信者が正体を隠して別の教会に潜入して信者の引き抜きや教会の乗っ取り工作を行ってきたためだ。

 集団感染判明後には、信者と目される人物が「指令通り近所の教会に行き(ウイルスを)広めようと思っている」とインターネットに書き込んでいたことが発覚した。教団側は否定したものの、激しい批判にさらされている。

さらには、保健当局の自宅待機命令に従わず高速バスに乗ったり、信仰を隠して刑務所の看守の勤務を続けていたりした信者らが感染したことも判明。中国・武漢市に設けた教団の教会と韓国の間を信者たちがたびたび行き来していたことも感染拡大を招いたとして、国民の怒りを招いている。

新型コロナ対策、日韓の違いと共通するもの 為政者は政治的思惑を紛れ込ませてはいけない(47NEWS) - Yahoo!ニュース

韓国が片端からPCR検査をしていて、えらいという声が上がったのは、このフェイズで『調べるべきものを漏らさず調べてる』という意味であったものが多いのではないでしょうか?

要するに韓国のPCR検査の話は爆発したあとの終息への道筋の話であって、まるでPCR検査数と感染爆発が関わっているかのように書くのは誤りではないか?という話です。

また、仁坂知事のドライブスルー検査への認識も粗雑であるように見えます。

例えば『誰でも車でお願いに来た人に片端からPCR検査をするというのは変な話』と述べていますが、そんなことしていません。

 「体温は正常で、特別に検査する状態ではありません」。ソウル近郊の京畿道高陽市が運用するドライブスルー方式の選別診療所で医療スタッフが説明している。

(略)

検査を受ける人は問診表を作成し、検診を受ける。感染が疑われる症状があれば医療スタッフが検体を採取するが、特に症状がなければすぐに診療所を後にできる。

 検査を受けた人は「とても良いと思います。症状のある人とない人をまず選別して、迅速に診療を受けられるので」と話した。

「ドライブスルー」で感染の有無検査 韓国自治体(2月28日)

また、『陽性陰性の判定はどうしてやるのかというと、24時間後にネットで知らされるそうです。しからば、その24時間、検査を受けた人はどこで何をしているのでしょう。実は陽性と後で分かる人が出歩いて人に移しまくるという人が出てくるんではないでしょうか。』というのも、ドライブスルーへの反論とするにはおかしいのではないでしょうか。

そもそも検査対象になる方は結果が出るまでは陽性であることを前提に自主隔離というか、行動に制限をかけるのが当然でしょうし、それができないなら、そもそも陽性と発覚したあとや待ち時間が数時間である検査でも危ないでしょうから検査自体否定されかねませんし(陽性確定から入院までの自宅待機期間で出歩いた事例ありましたよね?)、一方で検査しなかったとしたら本当は陽性だった方が陽性と意識せずにいろんなところに出歩くことになるでしょうし。

なんなら、ドライブスルー検査で知らせる時間を短くできればいい話のようなもので、ドライブスルー検査自体を否定するのはおかしいと思うんですよね。

実際、韓国だけではなく新潟などの各地でそのやり方できちんと検査している一方、日本では、ドライブスルー関係なく、保険診療での民間検査では時間がかかることが問題になっていたようなので、そういう時間がかかる調査についてやり方というか受け止め方を考えるのははいつか必要になるのではないでしょうか。

県健康危機管理課によると、県内でPCR検査ができる検査会社は4社あり、いずれも県外に本社を置く支店や営業所。検体は専用の宅配便で県外の研究機関に車で運ぶため、医療機関から検査依頼を受けて結果が判明するまで最長1週間かかるという社もある。

 さらに、各社とも1日に検査できる件数は全国の数字しかなく、熊本県内分の処理可能件数は不明。予約制を取る社もあり、“順番待ち”が発生する場合もあるという。

 患者は検査結果が判明するまで行動制限を受けるため、現時点では3時間程度で結果が分かる行政検査の方がメリットが大きいようだ。このため「現時点では県内は行政検査が主流」(県の担当者)という。

熊本県内、行政検査続く 新型コロナ、保険適用から1週間 | 熊本日日新聞

『症状を見て医師が疑い、疑いの程度の高い人から検査をして、陽性の人を隔離し、濃厚接触者を調べ回るという日本の方式』と述べているのですが、海外でも実態はそこまで変わっておらず、検査に回す際の疑いの程度を高さをどこまで下げるかの問題だと思うんです。

そこを議論することが結果として「PCR検査の件数」という話につながっているということだと思うのですが、それに気付かず「全員調査VS医者厳選調査」みたいな対立軸にしてしまうと、細かい基準や程度の話が通じなくなってしまいかねないのですが、仁坂知事もそれに嵌まりかねないな、と思ったという話でした。

おまけ

なんかこういう「ニューヨークタイムスざまぁ」「マスコミざまぁ」的な取り上げ方されてるTweetを見たのですが、ここで取り上げている内容も、個人的には疑念を持つ内容で。

『英語です。conspiracy、陰謀とか謀議とか訳します。日本語にするとちょっときついのですが、企みとか言うと、まあそんなもんかという言葉です。』という内容について、そこを疑って取材に来たニューヨークタイムスへの対応についての記事なんですけど結論が

 日本もそうだし、世界中もこの新型コロナウィルス感染症に大変な影響を受けていて危機なのですから、こういう時こそ、誰が悪いとばかり言っていないで、力を合わせて危機を乗り越えることを考えれば良いのにと私は思います。

 日本は何でもオープンな国です。色々紆余曲折をしていますが、日本全国皆コロナと戦うことで力を合わせて頑張っていると私は思います。

 しかし、WHOも(そもそも、こんな人達が初め、中国はえらいとか、世界的には大したことが無いとか言ったのが問題だったのではないでしょうか)、世界中の国々も、日本が著しい感染国であるかのように言挙げをしています。政府も国民も大混乱しているのだとばかり言われ、従って日本からの渡航は厳しく制限というような措置が、世界中で他国にも感染が拡がっているのに、その他国に対する措置と比べて過大になされているような気がします。

 他国はどうであれ、そして他国の人が何と言おうと、コンスピラシーなど日本では無縁、みんなで愚直に頑張って、力を合わせてコロナを抑え込みましょう。

『危機なのですから、こういう時こそ、誰が悪いとばかり言っていないで、力を合わせて危機を乗り越えることを考えれば良いのに』『国も一生懸命やっているし、毎日説明していると思いますよ。全体として、皆で批判をしたってしょうがないじゃないですか。日本人はこういう時は皆で団結しなきゃと思います。』『日本は何でもオープンな国です』『他国の人が何と言おうと、コンスピラシーなど日本では無縁』

ええ??って思いました。毎日説明してました?

日本そんなにオープンですか?どこで誰がどう意思決定しているのかぐちゃぐちゃじゃないですか?

それなのに、日本は共謀や企みとは無縁と考えてしまうのは信じすぎではないですか?

そういうところを無視して、『誰が悪いとばかり言っていないでさ、国も一生懸命やってるよ?』とか言い出すの、元官僚で自民党公明党推薦で知事になってる(つまり色々実態を知っていると推測します)からと言っても、ちょっと認識が危ういと思うのですが、それよりも「ニューヨークタイムスざまぁ」な人が、多いのでしょうか。それとも対して中身は読んでないのでしょうか。

まぁ、そういう本人の認識の危うさと、対策の思い切りは表と裏なのかもしれませんが。

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