それ、たんなる与党候補では?

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7月の東京都知事選で2位に躍進した前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏は18日、動画投稿サイト「ユーチューブ」の自身のチャンネルで、立憲民主党の活性化策として、次期衆院選で立民代表の選挙区から出馬するアイデアを披露した。「遠くないうちに衆院解散されるだろう。次の立民の代表の選挙区で出る。立民の代表に勝ったら僕を党首にしてください。乗っ取ります」と語った。

次期衆院選は泉健太代表=衆院京都3区=の任期満了に伴う党代表選(9月7日告示、23日投開票)を経て行われる公算が大きい。「看板を替えたばかりの代表選の直後に実は一番のピンチが来るとなると、注目を集められるのではないか」と述べた上で、「自分の政治生命をかけて国民に訴える姿勢をみせないと思いは伝えられない。そのときは自民も公明党も協力して(候補を)立てないで」と述べ、衆院選は立民候補と一騎打ちで臨みたい考えを示した。

石丸伸二氏、次期衆院選は「立民代表の選挙区から」「勝てば党首、乗っ取る」活性化策で – 産経ニュース

全てが意味がわからない発言と言いますか…。

立憲民主党を盛り上げるために、石丸伸二と一騎打ちしろとか、意味がわからないですね。勝ってもなにも得るものはないでしょう。見世物としても…

自民党総裁の選挙区に、政治生命をかけて野党党首が突っ込むべきだみたいなことを言い出すなら『自分の政治生命をかけて国民に訴える姿勢をみせないと思いは伝えられない。』という主張としてまだ理解可能ですが、石丸伸二を絡める必要はありませんよね。

で、この主張の一番バカバカしい部分は『そのときは自民も公明党も協力して』と言い出すところ。野党を盛り上げるために自公が協力する義理なんかないです。議席を1議席投げ捨てる義理なんて。

そう考えるならば、この自公が協力して一騎打ちを作り上げた場合の石丸氏は『野党を乗っ取る』とかいう事ができるような候補ではなく、たんなる与野党一騎打ちの与党候補でしかないですよね。与党系無所属VS野党党首という構図の。

野党を乗っ取るというのなら、まだ、石丸新党より議席が少なかったら、我々に従ってくれという話をするほうが、話としてましなんじゃないですかね。

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