今夏の参院選で乙武洋匡氏を東京選挙区に擁立しようとしたが、不倫騒動で見送った自民党。選挙が迫り、苦肉の策で白羽の矢を立てようとしているのが、渡辺喜美元みんなの党代表(64)だという。
喜美氏の甥で秘書も務めた渡辺美知太郎参院議員(無所属)が月内に自民党会派入りするが、自民党は伯父の喜美氏も一緒に迎え入れるらしい。
「参院選を仕切る自民党の茂木敏充選対委員長と喜美氏は、同じ栃木選出で昔から犬猿の仲。少し前まで喜美氏の“出戻り”は絶対にあり得ませんでしたが、節操ない候補者選考で茂木氏は完全にミソをつけた。乙武氏だけでなく、元『SPEED』の今井絵理子氏も、交際相手の過去のスキャンダル報道で、出馬辞退を迫る動きが出ています。安倍首相が茂木氏をすっ飛ばし、“お友達”の喜美氏に公認を出すかもしれないといわれています」(政界関係者)
今日、日刊ゲンダイがこのような渡辺喜美氏出馬報道を打ったところ・・・
取材も無しで、よくこんな記事書けるな。日刊ゲンダイ。
このようにあっさりと否定されました。
そしてこの渡辺喜美氏の動きと同調するかのような記事が読売新聞から発信されました。
渡辺喜美前衆院議員(64)は7日、読売新聞の取材に対し、今年夏の参院選に比例選で出馬する意向を固めたことを明らかにした。
渡辺氏は複数の政党から出馬要請があるとし、今後、所属政党を決めるとしている。また、次期衆院選との同日選(ダブル選)となった場合、衆院選で栃木3区と北関東比例と重複立候補する考えも示し、渡辺氏自身が新党を作ることも選択肢にあるとした。渡辺氏は「どのようなプラットホームになるかは、今後の政治状況を見極めて決める」と語った。
この出馬の動き、正直怪しいと思ってました(後出しジャンケンなのですが)
例えば、今年に入って渡辺喜美氏はアメブロに公式ブログを持ちだして、2日に一回程度のペースで記事を発信しています。
そして渡辺喜美に距離が近いとみられる三谷英弘氏も活動を活発化して、以下の様な発信をしています。
偽物には絶対に負けない。次の闘いに負ければ所詮自分が偽物だったというだけの話。どうせ残すところ数か月。死ぬ気で闘う。
— 三谷英弘 東京5区(目黒・世田谷) (@mitani_h) 2016年3月23日
偽物には絶対に負けられない。
これだけ多くの人に支えて頂き、迷惑をかけながら、それでも次の闘いに負けるなら、所詮自分が偽物だったというだけの話。
残すところ数か月。自分のプライドを賭けて死ぬ気で闘います。 https://t.co/ueQVmKyen6
— 三谷英弘 東京5区(目黒・世田谷) (@mitani_h) 2016年3月23日
メルマガを読んだところ、三谷英弘氏は『衆参同日選挙』を視野に入れての発信のようなのですが、個人的にはそんな不確定要素を確信してここまで駅立ちなどを活発化させるとは思えないんですよね。
多分、参院選だけだったとしても無駄にならない理由が何かあるんだろう、と思うんです。
それが、今回報道された『渡辺喜美氏出馬』ということだったんじゃないのか?と思うんです。
渡辺喜美氏の支持につなげるなり、渡辺喜美氏の同志の別な候補者への支持につなげるなり、渡辺喜美氏の同志として自分が出馬するなり、何らかの意味が駅立ちでの支持集めに産まれるということがあるんではないか、と思うんです。
結局、どこから出るの?
まず、新党に繋がる可能性は限りなく低いのではないかと思います。
渡辺喜美グループで支持を集めるとなった場合、多分それで集まる支持は良くて前回の衆院選での次世代の党レベル、もしくは、2010年参院選の新党改革レベルの結果になるんじゃないのか?と思うんです。どっちにしろ政党要件を満たすのが精一杯で壊滅的なレベルなんですけど。
で、ここで注目してみたいのは渡辺喜美氏のブログでの言動です。
自公v民共の構図に風穴開けたいですなぁ。
このように未だに第三極を作りたいと言っていること、さらに民進党批判がブログ記事の半分程度を占めているように思えること。
この二つの事実が特定政党を示しているように私には思えるんですね。
「与党でも野党でもない新しい政党を目指す」と幹事長が述べ、民進党批判ばっかり国会で行って懲罰動議を何度も出された議員が存在する政党。
おおさか維新の会!
おおさか維新、足立氏「民進はアホ」発言で謝罪 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
ここに合流する道しか見えてこないんですよね。純化してるとかいいながら、浜田和幸氏などを拾い上げる節操の無さを見せている今なら、渡辺喜美氏が合流してもおかしくはないと思うんです。
渡辺喜美氏も今のおおさか維新の会なら乗っ取れるとか思ってそうな気もしますし。
どこか既存の政党から出るなら、九分九厘おおさか維新の会だと思います。(一厘は新党、もしくは、和田政宗人脈で日本のこころを大切にする党に入って、中山恭子氏と闘争し始める可能性を想定します)
これで結局自民党から出馬したら大爆笑します。
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