『リアルでもSNSでも必要以上に心配し、行政や学校に強く働きかけた人達が多数いましたが、ケロッと忘れています。そんなものです。』だって

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千葉市長時代に、コロナ禍での報道について、人々が罪悪感を感じず、遠慮なく叩き、優越感に浸り、人々が共感を感じることができるマスコミ批判ネタを提供し、(Twitterで)共感・支持を稼いでいた熊谷俊人氏。

このときの題材はコロナについての自粛ネタだったのですが、今回、千葉県知事として『黙食』をどうするかについてTwitterで語っているときに、原発事故時の反応について、こんなツイートをしていました。

『リアルでもSNSでも必要以上に心配し、行政や学校に強く働きかけた人達が多数いましたが、ケロッと忘れています。そんなものです。』

『必要以上に心配』『ケロッと忘れています。そんなものです。』

熊谷俊人氏の方針に沿わない形で何かしらの心配をお願いをしても、「こいつら過剰な心配してるけど、しばらくほっとけばケロッと忘れる程度なんだろ」という扱いしかされないんだろうな、とこのツイートで私は思ってしまいます。

そんな人に意見をしてなんの意味があるのでしょうか。(表か裏かはしらないが)冷たくあしらわれるだけであろう人に。

この冷たくあしらわれるであろうという想像は、以下の『必要以上の心配』という言葉を目にした、市長時代に放射線測定のための土壌採取の許可を取った方の反応からも連想されるものです。

(この批判的反応も熊谷俊人氏にとっては「必要以上の心配」であって、しばらくしたら「ケロッと忘れて」いるであろうとしか思えないものなのでしょう。)

ちなみに、先月の記者会見で熊谷俊人氏はTwitterについて色々言ってたみたいですが。

また、言論空間としてのツイッターの現状について「徐々に極端になり、中庸の人が抜けてきている」と分析。「発信量に惑わされずにツイッターにおける世論を精査し、一般の方の平均的な意見をくみ取ることが重要になってきている」と指摘した。

千葉・熊谷知事「公的役割が損ねられない形で」 ツイッター改革巡り | 毎日新聞

このような分析を披露しているのですが、そもそも『ケロッと忘れています。そんなものです』という言葉を引き出すに至った返信先の元ツイート

黙食をなくすことを肯定されたことにより、このツイートの『過度にコロナを恐れて社会に順応』云々という論調に見事に乗っかってしまったのではないかと思ってしまうのですが、このツイートを発したアカウントは、少しホームを見るとわかるのですが『マスクもワクチンも必要だと思うのはコロナ脳』、という論調なのです。

熊谷俊人氏がこれをリプライする前に見抜くべきだった、とは言いませんが、この論調から発せられた『過剰な心配』に見事に同調してしまっているのは、果たして『ツイッターにおける世論を精査し、一般の方の平均的な意見をくみ取ることが重要になって』いると自身が分析する状態で、ほんとに平均的な意見をくみ取れるのかな、結局極端なアカウントに褒められてるのを一見まともな文面により気付けずに歪んだ自己肯定するだけなのではないか、という疑問が浮かびました。

こう褒められてるのを読んでうっかり自己肯定してしまうだけではっていう話です。

あと、熊谷俊人氏がTwitterをする目的について過去に語っているようですが

SNSでの情報発信に力を入れる理由について、熊谷知事は「首長になった目的の一つは行政のおもしろさ、重要性を多くの人に知ってもらうこと」と説明。千葉好きや愛着を持つ人を増やすため、今後も発信を続けるとした。

行政の重要性は、たしかにある意味で熊谷俊人氏のTwitterを見て実感しますが、あのTwitter運用で『千葉好きや愛着を持つ人』増えますかね?(私個人にとってはどう考えてもマイナス効果ですが[それで千葉に好意や愛着を持つ人が増えていたら、それを理由に千葉が嫌いになりそうな感じです]、私どうせ少数派ですので他の人がどう思うのやら…。)

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