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北海道5区 中間情勢

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衆議院議員選挙、補選の情勢について、週末に調査が行われたようです。

内容としては、京都3区は概ね妥当といえる内容だったのですが、北海道5区の方が意外な結果になっていたので、それについて纏めておきたいと思います。

 

 投票態度を明らかにした人を分析すると、北海道5区は「野党統一候補」の池田氏が民進、共産両支持層の8割以上を固め、無党派層からも6割の支持を得ている。職業別では主婦層の支持が厚い。

故・町村信孝前衆院議長の娘婿で、地域政党「新党大地」の支援を受ける和田氏は、自民、公明の両支持層をまとめているが、無党派層の支持では池田氏に後れをとっている。

池田氏・和田氏競り合う 衆院補選北海道5区、情勢調査:朝日新聞デジタル

 

 池田氏は民進、共産両党の支持層を8割強固めた。「支持政党なし」と答えた無党派層でも5割強の支持を得ている。

和田氏も自民、公明両党支持層の8割以上を押さえたが、無党派層支持が2割に達しておらず、浸透を図る。

北海道2人が横一線 衆院補選世論調査、京都は民進リード | 中国新聞アルファ

 

 和田氏は、自民党支持層の8割超、公明党支持層の7割超を固めた。支持政党なしの「無党派層」からは4割近くの支持を得た。池田氏は、民進党支持層の約9割、共産党支持層のほぼすべてを固め、無党派層の支持は約5割だった。

年代別では和田氏の支持は30代、40代、50代で池田氏を上回り、池田氏は60代と70歳以上で和田氏を上回った。地域別では、有権者の約4分の1を占める厚別区で和田氏が上回り、千歳市や恵庭市でもリード。池田氏は北広島市、石狩市で先行している。

政党支持率は、自民党37・1%、民進党13・3%、共産党3・0%、公明党2・1%、社民党0・2%、新党大地0・2%、「支持政党はない」は43・5%だった。内閣支持率は「支持する」が49%、「支持しない」が48%だった。

和田氏、池田氏譲らず 投票先未定2割 北海道5区補選本社世論調査 | どうしんウェブ/電子版(政治)

 

 北海道5区は、自民党公認の和田義明氏が自民支持層の9割近く、推薦を受けた公明党の支持層の8割以上を固めた。民進、共産など野党4党が推薦する無所属の池田真紀氏は、民進支持層をほぼ固め、共産支持層の8割もまとめた。全体の4割を占める無党派層からの支持は、池田氏が5割近く、和田氏は2割近くを集めた。

北海道5区横一線、京都3区泉氏優位…衆院補選 : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

このように殆どの調査では『横一線』『譲らず』『競り合う』というほとんど差がない事を示す単語で表現されています。
名前の順番も池田氏が先に来ているのが2調査、和田氏が先に来ているのが2調査という接戦ぶりです。(名前が先に来る候補者がリードしている、という見方)

この接戦ぶりに寄与しているのは、池田氏が無党派層をしっかりと抑えているのに対し、和田氏が無党派層を抑えられておらず、個々の差が接戦まで持ち込む原動力になっているようです。

一方、とある一紙の調査が、この接戦報道に異議を唱える形になっています。

 

与野党一騎打ちの北海道5区は自民党新人の和田義明氏がやや優勢。与党支持層を手堅く固めている。

町村信孝前衆院議長の死去による北海道5区補選は町村氏の娘婿の和田氏と、民進党や共産党などが推薦する無所属新人の池田真紀氏の一騎打ち。選挙区内で安倍内閣の支持率は4割弱で、不支持率が10ポイントほど上回る。和田氏は内閣支持層の7割強を固めたが、池田氏は不支持層の6割弱しか固め切れていない。

男女別でみると、男性は池田氏、女性は和田氏がそれぞれ優位になっている。年代別では20~30歳代の支持が和田氏に集まっている。

北海道で自民やや優勢 衆院2補選、京都は民進リード  :日本経済新聞

この時点で、なんと『やや優勢』と他の調査より差がついて和田氏が勝っているという調査結果を示したのです。

そしてこの後の記事に、他の調査との差が出た理由をはっきりと示すことが書かれていました。

 

 衆院北海道5区補欠選挙を巡る日本経済新聞社の世論調査で、野党各党が推薦する候補が無党派層に浸透しきれていない情勢が浮かび上がった。安倍政権の政策に批判は多いものの野党の支持に十分には結びついていない。自民候補は政権支持層を手堅く固め、やや先行する。投票先を決めていない約3割の動向が勝敗を左右しそうで、与野党ともてこ入れを図る。

同補選は公明党などが推薦する自民党候補の和田義明氏と、民進、共産など野党4党が推薦する無所属の池田真紀氏による一騎打ち。池田氏は野党統一候補として、民進支持層の9割超、共産支持層の多くをそれぞれ固めている。同補選は7月の参院選に向けて民進、共産両党などの選挙協力の試金石となる。今回の情勢調査をみると、共闘に一定の成果が出ていることがうかがえる。

北海道5区は安倍政権への「拒否度」が相対的に高い。同区だけをみた安倍内閣の支持率は37%で、3月末に実施した日本経済新聞の世論調査(全国で46%)より低い。政権の経済政策「アベノミクス」を「評価しない」は58%で「評価する」の24%を上回る。環太平洋経済連携協定(TPP)も反対が44%で賛成の33%を上回り、憲法改正は反対が54%と賛成の倍近い。

ただ、アベノミクス、TPP、憲法改正とも批判的な勢力の半分程度しか池田氏の支持につながっていない。野党4党が廃止法案を出した安全保障関連法も「廃止すべきだ」と答えた人のうち、池田氏支持は6割程度。政権批判票の受け皿になれていないのが実態だ。

地区別では自衛隊駐屯地のある千歳市でリードを許し、都市部の札幌市厚別区で和田氏に後れをとっている。

和田氏は自民支持層の8割を固めた。年代別では、ほとんどの年齢層で池田氏を上回る。自民党幹部は17日夜「いったん追いつかれたが、また引き離した」と分析した。

ただ、2014年の前回衆院選で和田氏の義父の町村信孝前衆院議長に投票したと答えた人の7割程度しか固めておらず、町村氏の知名度を生かしきれていない。

カギを握るのは態度を明らかにしていない約3割の有権者の動向で、与野党とも終盤にかけて幹部を続々と投入する構えだ。両陣営とも「(投票箱の)ふたを開けてみないと結果はわからない」と口をそろえている。

野党、北海道で無党派浸透に課題 自民は政権支持層固める  :日本経済新聞

なんと、池田氏が『無党派層に浸透しきれていない』という、他紙とは真逆の調査結果を示したのです。ただ、個人的には日経の調査のほうが実感と沿っているように思います。というか池田氏がそこまで無党派層に浸透できているとは思えないんですよね。

浸透していると思えないというより、浸透したとしても、それが投票にまで繋がる原動力になっていなうように思える、という言い方のほうが正確かもしれません。
ですから実際の投票結果をみたら日経調査のようになるのではないのかな?と思ってしまうんです。
(無党派層を信じてなさすぎなんですかね?)

特に、この報道を受けての引き締めは、これまでの選挙経験が多いスタッフを持っているであろう和田氏陣営の方が上手いと思うんです。

和田氏陣営は、オモテに出てくる人が『町村信孝氏と鈴木宗男氏』という良く言えば『老巧・老練・老獪な政治家』『安定感のある政治家』、悪く言えば『新鮮みのない政治家』『既視感のある政治家』というイメージになっているように思います。要するに、いつもの支持は得られるけど、それ以上に支持を切り開く望みがない、そういう陣営になっているように思うのです。
池田氏陣営は、良く言えば『フレッシュな政治家』『成長株な政治家』、悪く言えば『経験のない政治家』『未熟な政治家』というイメージでどれだけ新しい信頼を得ることが出来るのか?という戦いを繰り広げて行く戦いになるのであろうと思います。

今回の池田氏の構図はまさに野党として一番ベストなポジショニングに持ち込めたと思います。こういうポジショニングでの戦いかたに慣れること、新たな信頼を得る事に慣れることが、野党が与党になるためには必須条件だと思います。

今回の池田氏陣営の戦い方などは、様々な政治家にとって、貴重な分析・参考対象となっていくのではないでしょうか?

個人的にも面白い選挙になっているなぁ、と北海道5区は思います。(野次馬精神ですが)
このまま、後味の良い選挙になることを個人的に望んでおります。

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