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ブラックボックスな専権事項

2018/11/17views 

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解散風が政界に吹いたことについて、『戦争もこうだったんだろうな、学習しないな』みたいな感想ツイートが多数見られるのですが、そこに言及する際になぜか『マスコミ』という部分にばかり言及されている気がするのですが、そこよりももっと大事な役割の人がいるように思うんで今回はそれを書いておこうと思います。

その役割の人というのは、今回の解散風で言うならば、この記事で触れた10月31日の記事に出てくる『首相に近い中堅議員』という存在です。

第二次世界大戦の時に、戦線拡大の原因の一つだったのは、ブラックボックスとなっていた昭和天皇の意思に基づくことになっていた統帥権などの天皇大権です。
そのブラックボックスになっていた天皇の意思を、自分に都合よく代弁し始める輩が出始め『天皇の意思はどっちだ権力争い』みたいな事が起こったからこそ、暴走が始まっていったわけです。
要するに天皇大権の奪い合いです。

天皇大権は、一度ゲットすれば、天皇自身も覆すことが出来ない可能性が高いので(御前会議では発言しないことが通例などなど)権力ソースとしては非常に大きい物なのです。

で、今回の解散について。
解散は総理の専権事項と言われています。
要するに総理大権なわけです。総理自身も『「解散について首相に聞けば『考えていない』と言うのが決まりだ」と笑顔を見せる一幕』があるくらいにはそこがブラックボックスにしておかないといけないものであることを認めています。

そこで、権力を得たい人間は『総理の意思は〇〇だ』という情報を得ています、なんてことを言い出すわけです。
ブラックボックスの中身を把握している俺は凄い、みたいな事を演出しだすわけですね。 

そこの答えは総理自身しか知らないわけですが、総理は実際に行動に起こすまでは表に本音を出せません。
そうなると、今回のように『総理はこう考えている』という総理側近(?)の発言が信憑性を持ち始めるわけです。
というわけで、大権がブラックボックス化していることにより、暴走が始まるという点では、戦争と確かに同じ性質があるとみるのは間違いではないでしょう。

要するに学習スべきなのは『〇〇の専権事項とブラックボックスにしたものは、その周辺の人間が、自己の権力強化に利用し始める』ことなのかもしれません。

一方で、マスコミについて
この当時、マスコミが太平洋戦争に反対しきれなかった、軍部賞賛に屈した理由には、不買運動や襲撃事件、資本などの特定勢力からの圧力が有った事も背景にあります。
もし、そういう影響が現在のマスコミにあるとすればそれは『総理自身からの圧力』などでしょうか?
もしくは朝日新聞バッシング関係でしょうが、それはあまり朝日新聞以外には関係なさそうですし。

とにかく、今回マスコミに何か起こっているとすれば『総理の意思を早く伝えるように』という圧力のようなものだと思います。 
要するに権力に媚びる方向性というか、普段マスコミが『偏った権力批判』とバッシングされているのとは真逆の方向に動いているように思うのです。

それが太平洋戦争と同じ展開だと言われたらたしかにそうなのですが、マスコミの背景にあるものがその時とはまた違ったものになっている気がするのですが、それは私だけでしょうか?

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