FNNの平井文夫氏の日経新聞の分析への言及、間違ってませんか?

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フジテレビ上席解説委員である平井文夫氏が選挙結果を受けて色々喋ってる記事をFNNプライムオンラインが出しているのですが、他社の記事について誤った言及をしている気がします。

2日付の日経は、各社が午後8時に出す議席予測のために出口調査を締め切った夕方6時以降に自民支持の若年層が投票に行ったのが原因ではないかという分析を載せていた。

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この『2日付の日経』の分析、本当にそんなこと書いてあるの?と気になって検索してみたところ、時間の数字的にそれっぽい記事を見つけました。しかし、平井文夫氏の言及とは内容が違いますが。

03年以来といえる接戦の多い衆院選となった今回も、全体として与党の議席予想が実際より低く出る傾向となった。

10月31日の投開票日に共同通信社が実施した出口調査の午後3時ごろまでの集計をもとにした日経新聞の分析で、自民の予想獲得議席は単独で過半数の233をわずかに超える程度が軸だった。立民は議席を増やす公算が大きいとの見通しが出た。

実際には自民が261議席まで積み上げ、立民は公示前勢力を下回る96議席と大きな差があった。

投票締め切りまでの出口調査でどんな変化が生じていたのか。出口調査に答えた人の年齢層をみると、午後6時すぎの集計で18.4%だった40歳未満の割合が午後8時すぎの集計で19.8%に高まった。

夜にかけて投票者の若年層の比率が高まり、出口調査の回答者の内訳も変わったとみられる。出口調査からは若年層は比例代表で立民に投票した比率が高齢者層より低いことが分かる。午前は高齢者が多く、時間帯による世代差が影響したとみられる。

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もし、平井文夫氏が見たのがこの記事だったならば、『各社が午後8時に出す議席予測のために出口調査を締め切った夕方6時に自民支持の若年層が投票に行ったのが原因』などという言及はまちがっています。

まず、議席予測は午後3時までの出口調査で行っています。午後6時ではありません。

そして午後6時で出口調査は打ち切られていません。

打ち切ることなく出口調査は続けていて、その続けていた出口調査の年齢層の比率を根拠に、自民党への投票が多かった若年層の回答比率が夕方6時より8時までのほうが増えていたことから、午前中に高齢者が多く、その年齢層の偏りが議席予想の偏りに影響したのではないか、としているのです。

決して『夕方6時以降に自民支持の若年層が投票に行ったのが原因』ではありません。午前中に高齢者層が多くて、午後に若者が多いという偏りがあって、それを予測する際に考慮できていなかったのでは?という話です。

このような分析を、平井文夫氏のように語られてしまうのは、個人的には日経新聞への誤解を招く、下手をすると報道機関としての名誉を毀損する言及になっているように思います。

そもそも、ニュースサイトでなんらかの記事に言及するならば、その記事がどういう見出し(タイトル)の記事なのかはっきりと言及すべきだと思いますが、見出しに言及しないにしても内容は正確に話すべきです。

そういうことができていない可能性が高い方が上席解説委員として好き勝手喋ってそれがサイトを通して配信されているように見えるのは、報道としての信頼性を自ら落としているとしか思えないのですが…

ちなみにFNNプライムオンラインの編集方針は「“これまでの常識が通用しない”未来を予見するサイト」だそうです。『常識が通用しない』についてうがった見方をしてしまいそうです。

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