コロナを口実にして自身の不満を垂れ流す山形浩生

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自分が考える程度のことは、たいがい他の人がとっくに思いついて、もっとしっかり考え抜いているものなのだから。結果として、そういう浅はかな思索の吐露は、よくてもポエムの一種にしかならない場合がほとんどだし、さらにひどいことに、それはその人が元々もっていた偏向や不満をだらしなく垂れ流すための口実になってしまうことも多い。

コロナを前にしたインテリの自己矛盾|新・山形月報!|山形浩生|cakes(ケイクス)

こんな記述が出だしにある、この記事。中身はどう読んでも『コロナを口実にして、自身がもともと持っていた不満や偏向を垂れ流すもの』でしかない。
しかも「普段からしっかり考え抜いた」不満や偏向である。
『意識の高い進歩的な人々』『高踏インテリ様』への。

例えば、今回のCOVID-19が流行りだした頃から、『病院に行くな!』と言い募った方々が、たいてい、それと並行してCOVID-19よりこっちの方が重大だと言っていた、子宮頸癌ワクチンの問題に言及してみたり。
もともと抱いている反ワクチンへの不満を、COVID-19に便乗して垂れ流しているのではないか。

つぎに引用するこの連帯への不満なんか「インテリ」は関係ないのではないか。

この著者も含め、「医療従事者のみなさんに感謝のツイートを」とか「ゴミ袋に感謝の絵を描きましょう」とかいうクソの役にも立たないバカにした連帯の押し売り

小泉進次郎はインテリなんですか?なんなんですか?

また、山形浩生はこうも書いている。

本当にいまもこれからも悲惨な目にあうのは、その「僕ら」のさらに下にいる、でも「僕ら」が意識すらしていない人々なのだ。

そして、このあとに、このような文章が出てきてしまう。

だんだん左翼リベラルは頭でっかちなエリートの変なお題目にすりよって、地球温暖化とかLGBTとか、多くの人の生活水準には関係ない問題にばかり精を出すようになってしまった

多くの人の生活水準に関係ないから、これらの問題はどうでもいいという、自身の不満の発露ではないのか?

もっと極端に言うと、俺の生活に関係ないから、環境問題で死ぬ人間も、LGBTの問題で死ぬ人間もどうでもいいという、「意識すらしない人間はどうでもいい」どころか「意識して人を投げ捨てようとしている」のがこの記述なのではないか?

経済の面だけで生活というものを見ているとこういうまとめ方をしてしまうのかもしれない。文化ばっかり、なんて言って。

なぜ、『多くの人の生活水準には関係ない問題』なんて言葉を使ってしまうのか。

それは少ない人の生活水準に関係ある問題はどうでもいい、という話にならないか?そしてそれは『意識されない人々』が犠牲になる問題ではないのか?

こうやって見ていくと、この文章は実に粗雑な不満を垂れ流しているに過ぎない。それを冒頭の「それはその人が元々もっていた偏向や不満をだらしなく垂れ流すための口実になってしまうことも多い」なんて文章で書き始めるなんて、山形浩生氏はとても自虐の天才なのではないだろうか?

ちなみに、山形浩生氏は「頭でっかちなエリート」「意識の高い進歩的な人々」「高踏インテリ様」とインテリインテリうるさいが、そんな事を言っている自身は「麻布中学→麻布高等学校→東京大学理科I類→東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻→野村総合研究所研究員(→マサチューセッツ工科大学大学院不動産センター修士課程)」なんて歴で、どう考えてもドインテリ様だと思うんですけど、自身はどういう立ち位置に居るつもりで「インテリ」というカテゴライズを使ってるんでしょうね?

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