日本のこころを大切にする党の和田政宗参院議員(宮城選挙区)は18日、中野正志幹事長に離党届を提出した。同党は議員総会を開き、届け出を受理した。和田氏は自民党会派入りする方向で調整している。
和田氏は取材に「真の保守政党で強い日本、誇りある日本を取り戻そうとしたが、力及ばず党勢拡大できなかった」と離党の理由を説明。「今後は無所属議員として復興や経済再生、憲法改正を実現できるよう努力する。安倍政権をよりしっかり応援する立場で貢献したい」と話した。
見逃していましたが、和田政宗議員が日本のこころを大切にする党を離党したそうです。
個人的に気になったのは和田政宗議員のブログタイトルが『「日本のこころ」を離党いたしました』と日本のこころ呼びをしているのが気になりました。タイトルが長くなるから略称を使っただけでしょうか。
(本文中では日本のこころを大切にする党と正式名称を使っている。ちなみに過去に『参院選に議席を確保できなかったのは名前が長かったからだ!』と言い出して名称変更をしようとして、参議院の会派名だけ変えてその後何も音沙汰が無い、という事がありました)
あと気になったのは、党側が離党届を受理したことをフェイスブックだけであっさり触れているだけで、公式ホームページなどではお知らせせずに、あっさりと所属議員一覧から和田政宗氏のやつをすっきりと消していることです。
普通こういうホームページ更新とかは遅くなるか、きちんと知らせて声明を載せた上で削除するみたいな感じだと思うのですが、消すのだけは早くて、それ以外が杜撰というのがちょっと意図的なものを感じて、怖いですね。(存在抹消的な意味で)
和田政宗氏はどうも自民党の会派入りで調整しているそうですが、和田政宗氏は選挙区当選なので入党を阻む法制度はないのですが、参議院選挙宮城選挙区は定数削減を食らったせいで、自民党現職と和田政宗氏が定数一を争う形になっています。コレをどう解消するのかが今後の自民党と和田政宗議員の関係の鍵になりそうです。
しかし、今更自民党行きって、そんなことするなら、もっと前に接近すればよかったのに、なんてことをかんがえていたら、この離党ニュースと同時にこんなニュースが有ったようです。
自民党と日本のこころを大切にする党は18日、来年の通常国会から参院で統一会派を組む方針を固めた。こころからは和田政宗氏が同日離党し、中山恭子代表と中野正志幹事長の2人のみの会派となっている。一方で和田氏は来週にも自民会派に入る方向だ。
和田政宗氏が離党して自民党会派にいこうとしたら、その先が離党した政党と統一会派を結成するという訳の分からない事態。
ここからさきは個人的な妄想なのですが、和田政宗議員と日本のこころを大切にする党の執行部って仲が悪い、なんて噂があるんですよね。
特に日本のこころを大切にする党に改名する際の騒動の時に幾つか見聞したのですが。
で、もしかして今回のこの動きもそこら辺の対立が関係しているのではないか?と思わなくはないのですね。
この統一会派というのが元々動いていて、それに対して『どうせ自民党に行くならこんな党にいる意味は無い』と離党したのか、和田政宗と自民党の接近について感づいた執行部が先回りして統一会派の話を仕立てあげた、のどちらかでしょうか?
コレを考えた時により妄想を強化したのが、和田政宗氏は選挙区当選なので、潰し合いしかねないリスクも有り、一期目であることも含め、自民党に対するメリットが未知数なのに対し、中山恭子氏は比例区で30万票を安定して取っている実績があるので、自民党に対するメリットがよりわかりやすく提示できる人なんじゃないかと思うんですよね。
だからあとから提示でも日本のこころを大切にする党執行部の方が先に自民党に受け入れられる可能性が非常に高いと思うんです。
そのことを考えると和田政宗入党を潰したくて動いたルートも有りなのかな、と思ってしまいました。
しかし、今更自民党と合流って、誰にメリットが有るんでしょうね。
オマケ
『来月にも別の参院議員が入会する可能性がある』というのは和田政宗議員の事だったのでしょうか?それならば予想が外れた事になりますが・・・(『日本のこころを大切にする党が解党して自民党に合流するとかならありそう』とは書きましたが、今更和田政宗議員が離党するとは思わなかったです)
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