自民党の河井克行議員のFacebookに、今回の総裁選を無投票にすべきという主張が掲載されていたのですが、その主張の一部によくわからない主張が載っていたので、転載しておきます。
さらに言えば、古い派閥政治の象徴が過去の自民党総裁選挙でした。不透明なカネの噂が付きまとい、派閥の力学や派閥の領袖たちの思惑によって自民党の総裁が選ばれる、あんな時代に逆戻りして良いのでしょうか。先人が深い反省のもとに政治改革を断行して二十年。小選挙区制度の総選挙を実施すること六回。ようやく自民党が近代的な政党に変わったいまになって、なぜ昔ながらの動きが見え隠れする総選選挙を行わなければならないのでしょうか。私にはまったく理解できません。
出典:河井克行Facebook
さて、これを書いている河井克行氏は『安倍総理と菅官房長官を支える』という活動方針の議員集団に所属しています。要するに安倍総理支持者です。
では、今回の総裁選で河井克行いわく『見え隠れ』している各派閥はどう動いているのか、それを示す報道を転載します。
自民党の派閥幹部が会合を開き、安倍総理大臣の再選を目指して協力していくことを確認しました。
党内は全七派閥が安倍晋三総裁(首相)の再選支持を決めている。三日夜は各派のまとめ役の事務総長が都内に集まり、野田氏支持に回る議員が出ないよう各派で締め付けを強めることも話し合った。
これ、どう見ても派閥の動きは『安倍総理支持』ですよね?
『派閥の力学や派閥の領袖たちの思惑によって自民党の総裁が選ばれる、あんな時代に逆戻りして良いのでしょうか。』という主張をする場合、そんな派閥に支持されて再選へと順調に向かう安倍総理を批判しないといけないのではないですか?
まさか自分が支持する人間が都合よく派閥の利益を得ているのは無視して、他人の動きだけ批判するんですか?
こんな都合のいい身内の理論で派閥批判なんかされても、くだらないなぁ、としか思えないですよ。
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