魚拓された謝罪記事が上がった後、一部謝罪文が改定され
当該記事は外部の契約記者が執筆したものであり、NHKに取材をして回答を入手したと記述しておりましたが、実際には回答を入手しておらず、当編集部も確認を怠った責任があります。
また、「今回の疑惑に対しNHKに問い合わせのメールをしてみたところ、「NHKとしては、厳正な取材をして、家計が苦しく生活が厳しいという現状であることは間違いないと、担当者から報告を受けています。ですので、ネット等に関しましては、取材の範囲ではありません。但しご意見は担当者に伝えます」との回答を得た」と報じましたが、実際には、弊社はNHKに取材しておらず、回答は架空のものでした。
が
当該記事では、「今回の疑惑に対しNHKに問い合わせのメールをしてみたところ、『NHKとしては、厳正な取材をして、家計が苦しく生活が厳しいという現状であることは間違いないと、担当者から報告を受けています。ですので、ネット等に関しましては、取材の範囲ではありません。但しご意見は担当者に伝えます』との回答を得た」と報じましたが、実際には、弊社はNHKに取材しておらず、回答は架空のものでした。
また、「今回の疑惑に対しNHKに問い合わせのメールをしてみたところ、「NHKとしては、厳正な取材をして、家計が苦しく生活が厳しいという現状であることは間違いないと、担当者から報告を受けています。ですので、ネット等に関しましては、取材の範囲ではありません。但しご意見は担当者に伝えます」との回答を得た」と報じましたが、実際には、弊社はNHKに取材しておらず、回答は架空のものでした。
と変更されました。意味がわかりません。
兎にも角にもビジネスジャーナルが謝罪文を掲載しました。なんで謝罪するに至ったのかがよくわからなくて不気味ですが。
今回の謝罪内容は
・実際には、女子高生の部屋にはエアコンはなく、取材の映像にエアコンらしきものがしっかり写っているという事実も確認できませんでした
・実際には、弊社はNHKに取材しておらず、回答は架空のものでした
・今回の記事において、何ら根拠なく、「NHKがまたやらせ問題で揺れている」「貧困は社会が抱える大きな問題だが、だからといって報道でそれを捏造してしまえばたちまち矮小化されてしまう」などと報じることで、読者に対し、あたかもNHKが「やらせ」「捏造」を行ったかのような印象を与えたことにつき、取材が十分ではありませんでした。
このようにこのビジネスジャーナルを運営している元であるサイゾー編集部になにもチェック能力が存在せず、記者個人の能力に依拠している『転載メディア』であることがよくわかる謝罪内容だと思います。こういう場所だから戸締まり(渡邉哲也)みたいなヤツが連載できるんでしょう。
さらに今回は「文=編集部」と編集部名義での記名記事について『外部記者が書いた』と当初は弁明していました。完全にサイゾー編集部が『匿名記者の隠れ蓑』になっていたのだという事を表しているように思われます。
現在、老舗新聞社でも『できるだけ記名記事にせよ』という流れがあるように思います。
編集によるチェック能力が比較的存在しているメディアですらそういう方向にあるのですから、編集が信用出来ないうさんくさいメディアはことさら『記名記事かどうか。』をチェックし、その記者の信頼度をきちんとチェックしないと行けないのではないでしょうか?
ちなみに
今回の謝罪について、女子高生やNHKを批判している側の反応は
こんな感じでさらに自分の考えを固くする方向にいっているようです。
iPhone持ってたら『貧困の捏造』だそうです。(そんなわけ、ねーだろ!今時難民すらiPhoneを持っている。生活必需品を持っていたら貧困ではないなんてすごい世界だ)
ヲタグッツ散財も大勢には影響しない額な可能性が高いわけで、捏造の決定打とはならないでしょう。
ヲタグッズに散財しようが、そもそもの所得額が低くて、それをすることで他人以上に犠牲にするものが大きく、その他の事にリソースを向けられない状態ならば相対的貧困でしょう。
なんせ相対的貧困は6人に1人という非常に身近で一見軽すぎる貧困なのだから。(相対的貧困率とは何か:6人に1人が貧困ラインを下回る日本の現状(小林泰士) : BIG ISSUE ONLINE)
そして、今回のような相対的貧困を訴える動きというのは、現在の絶対的貧困=貧困である日本では『貧困の概念を拡張する挑戦的な動き』となります。(これが「絶対的貧困=貧困」と確信している人には「捏造する動き」に映る可能性が高いのでしょう)
『(ちょっと)出る(手頃な)杭は打たれる』ような日本社会でそのような事をする際には細心の注意が必要で、そういう部分で実名が分かるような動きをしてしまった「かながわ子どもの貧困対策会議」の関係者と、NHKの担当者は迂闊だったのかもしれないです。
関係者の方々には今回のことで折れることなく、今回のことをバネにする勢いで、これからも頑張って問題に取り組んでいただきたいと、切に願う。
(『女子高生は『問題解決につながるから実名で話します』と、大変な勇気をもって臨んだ(片山さつきも参戦! NHK貧困JKバッシングの嫌な感じ 〈週刊朝日〉|dot.ドット 朝日新聞出版)』とのことだが、少女の勇気[蛮勇]は敬意に値すると思います。その勇気をこれからはもっと自分のためになることに活かして、少しでも良い生活を送っていただきたいです。)
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