上記の出来事について本田圭佑がこんなことを言い出した。
『謝ればいい』『1つのミスで人落とすこの社会システム』というが、今回の発言はサッカーでいうと侮辱発言による退場や出場停止処分に値するものだろう。(2017年の森脇良太への処分のような)
退場となる反則
(略)
攻撃的な、侮辱的な、もしくは下品な発言をする、または行動をとる。
サッカー競技規則2022/23 | 日本サッカー協会
4日の試合後、鹿島のMF小笠原満男はチームメイトのブラジル人MFレオ・シルバが森脇から「くさい」と侮辱的な発言を受けたと告発。一方で森脇は発言を認めたものの、口論の最中に小笠原へ向けられた言葉で侮辱する意図はなかったと述べ、両者の言い分が食い違っていた。Jリーグの規律委員会は7日に両選手を聴取し、9日までに処分を決定。誰に向けられた発言であったかは特定できなかったが、Jリーグの黒田卓志フットボール本部長は「試合中に相手選手に向かって『くさい』と言うことは不適切で侮辱にあたるという解釈」と説明した。
「くさい」発言で処分の森脇が謝罪、差別的言動は否定「全くもって嘘はない」 | サッカーキング
まさか、同性婚に関して『隣りに住んでいるのも嫌だ』と発言するのが「新しいことへの挑戦」だと言うのだろうか。まさか。
「隣に住んでいるとして、同性婚でってなったら、まあそれは嫌な感じを持ちますよね」みたいなことを言ったと思います。
更迭の荒井首相秘書官「同性婚、社会変わる」 発言要旨と詳報 | 毎日新聞
だそうです。
これを言いながら『「隣に住んでいる」のも、そんなに差別的な発言は個人的には。どっちかと言うと差別のない人間なので、多分、毎日話を聞いてくれている方はわかると思いますが、そういうふうなことは基本的に思わない人間ですけど』という自己認識なのはとても残念ですね。
サッカーの処分が謝れば無くなるようなものではないように、今回の発言も少なくともなんらかの処分程度は下さないと、次に進む、なんてことはできないだろう。
しかも本田圭佑氏はまるで職を失ったかのように書いているが、あくまでも今回の処分で失われたのは総理大臣秘書官という官邸での要職であって、経産省の官僚に戻る道については自主的に拒否しない限り失われていないだろう。
それでも本田圭佑氏は(嫌悪発言に)新しく挑戦することを優先し、これが日本の悪いところだと処分しないことを求めるのだろうか。
本田圭佑氏にはこういうときこそ『他人のせいにするな! 政治のせいにするな!!』と言いたい。

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