民進党の長島昭久元防衛副大臣(衆院比例東京)は7日、離党する意向を固め、支持者に伝えた。次期衆院選に向けて執行部が進める共産党との連携への反発が理由。10日に野田佳彦幹事長に離党届を提出し、記者会見する。長島氏周辺によると、当面は無所属で活動する考え。
4月7日、ツイッターでも書いていましたが、長島昭久議員が、民進党に離党届を出す事を支援者に伝えたそうです。
個人的に、この日の昼間に長島昭久氏が民進党都連の幹事長を辞任した際に産経新聞の記事で、先日「当選しても、党勢が厳しい中では市民のための活動ができないと思った」として離党した元秘書の責任を取ると関係者が説明していたことが気になっています。関係者と連携が取れていないのか、離党の件だけ独断できめたのか、本当に急に決めたのか。
どれだったとしても、この幹事長辞任は離党ありきの行動であったとしか言えないので、責任もなにもない、という話なのではないかと思います。
ただ、元秘書が離党したことにより、都連内で責任を求める声が大きくなり、これまでの選挙結果などを省みて肩身が狭くなったから、という離党までの経緯はあり得るかもしれませんが。(一方で、この元秘書との連携が取れてないとも思えないのですが)
一方、この離党について、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、産経新聞、東京新聞、NHK、共同通信とほとんどのメディアにて『無所属で活動しながら、小池百合子都知事との連携を模索するとみられる』というような見通しが掲げられています。
これは、離党した元秘書の方が都民ファーストとの連携をするようだ、という見通しである事と並べているのだろうと思われます。(聞かれて選択肢の一つと述べている)
ただ、私はこの長島昭久氏の離党で、思い出した一つの与太記事を思い出しました。
それは以下の日刊ゲンダイの記事です。
(渡辺)喜美さんが現職の国会議員5人を集めて“小池新党”を作ろうとしている、という話が流れているのです。5人集まれば新党を作れますからね。橋下維新と同じように、オーナーの小池さんはバッジをつけず、国会議員は国会議員として活動し、自分が国会議員団のトップに就くことを想定しているのだろう、とみられている。具体的に、参院議員の行田邦子と薬師寺道代、衆院議員の長島昭久と鷲尾英一郎の名前が挙がっています。
この記事をよんで、唐突な長島派の参加に笑ってしまったのですが、今回の離党で思ったのは(当時から連携模索の噂があったから、名前が出てきたし、今回も都民ファーストの名前が出てきたんだろうな)ということです。
ということから、思ったよりも都民ファースト参加の可能性は高いのかな?と思いました。
また、さり気なく、東京新聞にて、『野田佳彦幹事長に近く、昨年秋に離党の意向を周辺に漏らした際には、野田氏に説得され、翻意していた。』と前にも離党の意向を漏らしていたことが書かれていたのが、面白いと思いました。昨年秋は、あの都知事選の後なのです。
あの都知事選の後に離党の意向を漏らした理由は、第一はあの都知事選の惨状でしょうが、やはり都知事になった小池氏との連携も頭にあったのかな?と邪推してしまいます。
とりあえず、しばらくは無所属なのでしょうが、今後、都民ファーストとの連携模索の動きを探られていくのではないかな、と思います。
一方で、自民党都連会長の下村博文氏が、『選挙区の調整が必要だと思うが、長島氏は非常に優秀で考え方もわれわれに近い』 『離党するなら、優秀な人なのでウエルカムだ。自民党も戦力アップになる』と自民党に抱き込むことに前向きなのも気になるところですが、自民党の都内の選挙区はあまり空きがない気がしますし、どうなんでしょう。
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