安倍首相は辻元清美の答弁中に「早く質問しろよ」と言い、国会は炎上。それにより議会は中断となった。
公開されている動画を全編観てみると、30分間辻元清美が延々と答弁を行っているのに対して苛立って今回のような発言をしたとも取れる。
引用元:辻元清美の答弁中に安倍首相が「早く質問しろよ」と野次で炎上 一時中断に
第二のハムスター速報とか狙ってるのかもしれませんが、ほんとに内容が杜撰すぎて、アクセス稼ぎをするにしても雑な触れ方で苦笑すら起こりません。とりあえず動画を全編見たとか嘘ついてんじゃねえよ、という。
『30分辻元清美が延々と行った(答弁という言葉については下で批判しているために省略)』と述べていますが、全く事実ではありません。それを証明するために、辻元清美議員ではない、政府側が答弁を行っている場面を、このサイトに掲載されている“記事を書いた人が全編見たであろう”動画をスクショして、提示します。動画時間に注目してくださると、辻元議員が30分延々となんて話していないことは明らかになると思います。
(2:46~3:14)
(4:19~5:25)
(6:10~8:04)
(10:04~10:55)
(12:17~12:35)
(15:37~15:59)
(16:36~18:13)
(18:32~19:26)
(20:26~20:49)
(21:26~21:54)
(22:34~23:20)
(23:53~24:10)
(25:30~26:15)
(野次の直後 30:07)
総理の野次が飛ぶまでの検証ですが、委員長の答弁者指名から答弁者の答弁席への移動時間を削ってもこれだけ、政府側は答弁できています。30分辻元議員が延々と質問しつづけたなんてデマもいいとこです。
ちなみに細い指摘になりますが、まず一方には『安部首相』と首相の肩書付きで名前を書き、一方には『辻元清美』と“議員”という肩書を省略し呼び捨て。印象操作したい感じが見えます。
『辻元清美が延々と答弁』このへん、Twitterでもよく間違えている人が居るのですが、答弁が出来るのは行政側、政府側、法案提出側であるので、今回の辻元清美氏の方の立ち位置は『答弁』ではなく『質問』です。質問と答弁の組み合わせなので、答弁を行うのは今回の立場では『安部首相』です。それを間違えるのは正直、基本知識を疑います。
『国会は炎上』この言い方、個人的にはしっくり来ません。炎上というほど国会自体には外の声が伝わる仕組みがありません。インターネットのような不特定多数が声を伝えられる仕組みがあるから燃え上がるわけで、国会は『紛糾』とか『荒れる』という程度が適切なのではないでしょうか?
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