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結局は野党抗争になりそうな予感

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5名が離党検討というニュースが飛び交っていましたが、産経新聞がその5名の名前を出していました(こういうところは優秀ですね)

細野氏自身の離党時についていく議員は居なかったものの、結局はその場で言い出せなかった方が、代表選挙が終わり、前原体制の中身が見えてきた段階で踏ん切りがついてしまった模様です。

2017/08/04 細野豪志氏、自派閥に離党意向伝達も派閥内からは同調者なし?

笠浩史(52)=神奈川9区、当選5回
後藤祐一(48)=同16区、3回
鈴木義弘(54)=比例北関東、2回
岸本周平(61)=和歌山1区、3回
福島伸享(47)=比例北関東、2回

この5名が来週時点の離党を検討している者だそうです。

小選挙区で当選している人は当然として、比例当選者でも特に福島議員は対抗馬を立てようにも『民進党その他野党』の地盤がほぼ無くて立てるツテもないような場所なのではないか、と思われます。
前原代表は「『考え方が違うから離党する』というのであれば、目指す社会像の実現のために対立候補を立てるのが党の正統性を維持していくために大事だ。」と述べていますが、この対立候補を立てられないか、立てたところで自力で勝利できる人が離党に踏み切っているように思います。

ちなみに代表選挙時点では、枝野氏が「きちっと民進党の公認候補を立てる。けじめをしっかりつけないと党はまとまっていけない」「党を出た人には厳しく対応しなければならない」「厳しい中で党の旗を守っている仲間がいる中で示しがつかない。『この党は駄目だ』とネガティブな発言をするのは利敵行為だ」と述べている一方、前原氏は「政治状況、今後の在り方、党内に対するガバナンス、さまざまなことを総合的に勘案すべきだ」「むしろそういうところと連携を取りながら党の力を最大化する」ということを述べていました。

そこから、結局総合的に勘案した結果、「連携できない勢力には対立候補を立てる」という事を明言することに至ったようです。

そこで、対立候補を立てる基準となるであろう『考え方』というものが重要になるわけですが、その一つの参考となる動きがあります。それは民進党の最大の支持勢力となっている連合の動きです。

連合の神津里季生会長は25日の記者会見で、細野豪志元環境相ら民進党からの離党者が相次いでいることについて「どういう政策、理念に鑑みて離党されたのか、正直言ってさっぱり分からない。極めて残念だ」と語った。「風が吹いているというだけで、その風を当てにして離党するのはとんでもない話だ」とも批判した。

細野氏らの離党「理念分からぬ」=連合会長:時事ドットコム

このように、連合の会長は、離党について『政策、理念がさっぱりわからない』と述べています。
そして、コレに基づいているのか、事実上離党者の支援をしないことを表明したようです。

 前原氏が「自民党に代わる選択肢を示すため一丸となって頑張る」と語ったのに対し、神津氏は「重要な局面で仲間の和を乱すような人や、あってはならないような言動があれば、これまでのような関係を引き継ぐわけにはいかない」と語った。民進党で離党者が相次いでいる状況を踏まえ、連合としても離党者の選挙は支援しない考えを示したものだ。

連合会長「和を乱す人は」…民進離党者支援せず : 政治 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

しかし、ここで気になることは、連合と細野豪志氏の考え方は、通じる部分があるように感じることです。
それは、以下の部分です。

 --前原誠司氏が民進党新代表に就任した。離党ではなく、自身が代表になって党を変えるという選択肢はなかったか?

 細野氏 私が離党したのは、安保法制をきっかけに、共産党との野党共闘や憲法について、民進党の考えに違和感を持ったから。この2年間、党内で大きな声をあげてきたつもり。でも、党内の議員の構成と、路線はもう変わらないと思った。仮に私が代表になっても、自分のやりたい方向に党を持って行くことは難しい。

インタビュー:細野豪志衆院議員に聞く 新党、中身重視で議論 県議、地方議員との連携探りたい /静岡 - 毎日新聞

 「連合は(労働運動から)共産党の影響を排除するために闘ってきた。労働運動は共産主義革命のためにあるわけではない」

 神津氏は講演で、共産党への強い忌避感をあらわにした。さらに補選での対応について「(共産党と)同じ事務所で一緒にやりましょう、なんてことはありえない」とも言い切った。

 次期衆院選などの選挙協力は「選挙をどう戦うかという中で、いろんなことがあるのも事実だ」と一定の理解を示した。ただ、民進党の姿勢には「共産党に頭を下げて『票を下さい』といっているようにみえる」と苦言を述べた。

【民進代表選】連合・神津里季生会長、民共共闘路線の修正要求 「労働運動は共産主義革命のためにあるわけではない」と強い忌避感(1/2ページ) - 産経ニュース

このように共産党について忌避感が強い事が共通しているように思います。

しかし、連合は選挙協力に理解を示している一方で、細野氏は「もはや、共産党と協力をしながら、安全保障で現実的な対応をするといった民進党が抱える矛盾は解けない。」というように協力自体有り得ないという姿勢であり、そこが違うのかもしれないのですが、しかし、細野氏はある程度、連合を抱き込める可能性を見込んだ上で動いているように思います。コミュニケーションを取ることはやめていないようですし。
(都議選を見て、その確信が強くなったのかもしれません)

また、新党構想は、民進党からの離党者が出たことで細野氏が主導者のようになり、『民進党の代表争いのルール下では勝てないけど、一旦外に出ることで、外から民進党を乗っ取る』ことが当面の第一目標のようになっていくように思います。
それ以外の支持層で囲い込むことで、連合を含め、民進党の支持層を飲み込み、勢いを得て自民党と対決できる政党にする、というのが、これから辿る道になるのではないかと思います。

そういう流れを察したのか、若狭勝議員は「離党者の下で、第2の民進党のような骨格でつくられることはない。離党者に私が加わる枠組みでなく、私のところで軸足を持つ」という事を記者に対して述べているようですが、正直言って若狭勝議員では持っている政治的資源が主導権を握るには少なすぎるように思います。

若狭勝氏には小池百合子氏の後ろ盾はあるのかもしれませんが、そもそも若狭勝議員以外の国会議員の駒が居ないのが致命的です。
また、小池勢力は勢いとしては都議選で一定の勢いを示すことが出来ましたが、自民党が負けた割に組織として崩れていないことや、公明党が美味しいところを持ってった感が多少あります。
それを考えると、第二民進党から始めない路線を歩むには小池勢力として勢いを示すことがもっと必要なように思います。
その結果、自民党から合流者が出てくることでようやく、長島氏のいうような『自民党の二軍』になれるのではないでしょうか。

ということで、基本的には、これからの流れは民進党と細野新党の、真の民進党争いになると思われます。
少なくとも、前原氏の動きはそうなることを予期して、それの芽を潰すような動きになっているように思われます。

そして、今後は、この野党抗争が、スケールの小さい失望に繋がるようなものになるのか、希望に繋がる形に落ち着くのかが、政界を左右する焦点になるのではないかと思います。

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