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赤枝恒雄議員『性感染症は自己責任である、という考え方は持ち込めないのか?』

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2013年3月19日の厚生労働委員会での質疑です。

(エイズとHIVを勝手に『エイズ』に統一して表記してあることを先に示しておきます。本来はHIVとエイズをきちんと使い分けていました。)

赤枝恒雄委員『過労な医師が自殺するという嫌なことを聞いて、私は他人事じゃないんじゃないかと思っています。
今年、我々自民党は119人の新人議員が当選をさせていただいて、私が最年長なんですね。69歳で。
今日はですね、肉食系の最年少の大臣に、草食系の私がですね、松阪牛を大変食べて育ったんだろうと思いますが、私はほとんど雑炊で育った世代なんで、どんな対決になるのかですね、お楽しみにしていただければと思っています。

実は、私は35年前に六本木のアマンドの所で開業いたしまして、産婦人科を35年やっています。
14年前から、子供の相談室というのを、夜中のCAFEの中でやってきまして、そこで子どもたちの話を聞いていると、非常に不特定多数と『コンドーム付けないのがイケてる』とですね、女性が非常に被害に遭っている現実を見て、そこから女の子を守ろうとガールズガード運動を始めました。
これは、やはり性行為については、男性が主導権をもってますし、女性の場合は、今はもう見かけが一番いい時代ですから、イケメンであれば女の子自ら逆ナンパする。付いて行って携帯の番号を聞く。こんなことはよくあることで、イケメンであればだれでも付いて行くという非常に変な時代になって、好きな男の子に「やろう」とか「しよう」と言って、断ると嫌われるんじゃないかという意志が働いて結局応じてしまって、最終的に知識がないのに性行為をして、いろんな被害にあってしまう。
私はそういうところを見ると、知識がない女の子が性行為をすると、そういう被害に合うということ、これは隠れた暴力じゃないかと。
何も知らない子に対して、中で出すとか、アナルでとか、いろんなアダルトビデオで見たような怪しい知識を試すという。
女の子はまさに被害者であって、これはもう暴力だという風に考えている。

私が街角相談室を始めた頃、1999年の4月という時はですね、ものすごい事件があったんです。
それまで反対していたピルが解禁された。
もう一つ、これも凄い。日本人の治験がないのに、バイアグラという薬がそのまま認可された。
少子化(対策)のためのバイアグラのはずが、今はおじさんが表で使っているという、全く少子化とは関係ない使われ方をしている。
僕の顔を見ると『先生の所でバイアグラない?』だいたいそう言う議員の先生も多いですが、街角でもそういう人はいる。バイアグラがただしくつかわれていない。

もう一つ、第二次援交ブームというのが1999年に起こるわけです。今までテレクラに女の子が電話して援助交際の相手を求めていたのが、1999年からはネットに繋がっちゃったんですね、子供の携帯が。つまり、自分で相手を見つけられる。私は何歳ですと、その頃は年齢書き込みができましたから「私は14歳でお小遣いくれる人いませんか?秋葉原のどこそこで」っていう書き込みをして、ネットで繋がっちゃう。そっから第二次援交ブームが始まってしまう。

皮肉なことにその時日本はバブル崩壊していて、景気が最悪の時にその援助交際した子どもたちによって日本景気は救われてしまった。少女たちが銀座のいろんなショップに行ってブランド物を買い漁った。出所はおじさんの財布ですけども、それで日本の経済を救ったという話もあるくらい、そこから性の低年齢化も起こりましたし、性行為そのものも挨拶がわりの性行為に変わっていく。
見かけがいい、見かけよければいいから、お金でどうにかする、プチ整形する、洋服を買う、見かけでもってまた他人にプレゼントするとか、それがドンドン性の低年齢化につながっていった挙句、性行為そのものがいろんな被害を及ぼした。
望まない妊娠、性感染症、これが低年齢に激増した。
私の所でも、中学生、小学生の援助交際をして性病を繰り返す女の子がいる。
小学生でズック履いてきても、自分の好きなタレントの追っかけをやるためにお金が欲しくて、援助交際をする。そして病気にかかる。
大人は、子供が病気持ちだと思わないから生でしてしまう。そして移されるの繰り返しという悪い状況がドンドン起こっている。

当時の言葉も悪かった。
ワンナイトラブとかチャラ打ちとかセックスをしていても友達だというセフレ、そういう言葉によって性の低年齢化が当たり前のようになって来てしまった。

そこで性感染症の中で一番怖いと言われているエイズについて。
エイズはウイルスが中で色々と変わる。それに対する研究が大変なために、薬剤が高いという問題がある。
エイズに感染して薬代が毎月約25万円、年間で300万円かかる。
今は薬が良くなったために、発病しない、85まで生きられるとなると、エイズ1人かかると1億円かかると言われている。
エイズは毎年1500人ごと増えている。

性感染症は相手をきちんと選んで、性の知識をもって、コンドームをつければ、予防できるもの。
エイズに感染してかかる1億円が自己責任であるという話が出てもいいのではないかと。
性感染症は自己責任である、という考え方は持ち込めないのか?と大臣にお伺いしたい。』

田村憲久厚生労働大臣『大胆なお話だと思う。
性感染症のみならず、エイズに感染する理由は多々あって、それを各々特定するのは難しい。
性交渉と言ったって、今言われたような乱れた中で感染したのか、そうではない中で感染したのか、それを証明するのも難しい。
そもそも、乱れた性交渉自体でエイズ感染した人たちを『全く自己責任だ』と切り捨てることができるのか?
それより、それが起こらないように啓蒙していく。それは簡単じゃないというのが今までの経験で赤枝委員はおっしゃるのかもしれないが、しかし情の本道は、なるべくそういう形で乱れた性行為の中でエイズを広めないような努力をしていくのが第一に重要だと思う。』

赤枝恒雄委員『ありがとうございます
一般に、学者が出したデータは、性感染症は増えてないというもの。
実際、我々の仲間の研究班がやった、巷の検査ではすごく多い。
パピローマウイルスも40%の高校生が持っている、クラミジアも16%の女の子が持っている。世界の常識では1%以下なのに、そのくらい増えている。
この定点調査と現実との乖離がなぜ起こっているのか?』

矢島健康局長『赤枝委員のご指摘は「厚生労働省が発表している数字が少ないのではないか?」というもの。
私どもの研究班の方で、実態と実数が同じである、というものは持っているが、実際、特定の機関に集まってしまうのではないか、という指摘もあるので、調査の見直しを指示している。それで実態にもっと近づくと思う。』

赤枝恒雄委員『性行為は非常に気持ちいい反面リスクが有る。そういうことを知らない子どもたちへの知識、教育をお願いして質問を終わります。ありがとうございました。』

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