世論調査―質問と回答〈3月12・13日実施〉:朝日新聞デジタル
今月も世論調査が行われたのですが、結果が中々面白かったので感想を書いておきます。
安倍内閣の支持・不支持理由
この理由の面に関しては『全体に対する比率』を掲載していて、その比率が面白いな、と思いました。
例えば、不支持の人は明確な政策が理由としてある一方で、それ以外の不支持理由は、なんとなく支持にも負けること。
一方で政策で支持している割合も2位なので、切り崩せる部分も多くありそうな感じ。(ただ、択一なので複合的な優先順位などがわからないので、どこまで容易かは不明)
支持を続ける層とこれからも支持しない層が同等なのも面白いと思いました。一方でこれからも支持を続けるとは限らない層も同じくらい存在し、支持も不支持もしていない層も同じ位いる、という感じが面白いなぁ、と思いました。
政党支持率と比例投票
この二つの変化、自民党は3%上昇、民主党は6%上昇というのが、特徴が出ている気がします。
また、民主党は前回調査8%上昇なのが減っているのが気になります。自民党は上昇割合が変わらないので、支持と投票が一致しているのかな、と思いますが。
あと、日本のこころを大切にする党が比例投票で1%に載せているのが興味深いなと思いました。
一方で本人たちは6%近い得票率になる300万票を目指しているようですが。(「比例で300万票」はすごく大変だと思うけど・・・)
あと日本を元気にする会が政党扱いされて、名前が載っているのが面白いと思いました(ほかの調査だと省略されていることが多い気がします)
野党共闘と共産党
野党統一候補を立てるのに賛成な人のなかでも、共産党が入るべきかどうかについてはフィフティ・フィフティのようで。
京都とか色々見ていると、現場の歴史次第でどっちにも転ぶ感じがします。
少なくとも中央で、どっちかに統一するというのは不可能でしょう。
安倍政権の政策評価
数字を見るに、景気というのは実感なので皆さん素直に回答しているのでしょう、その結果、実感があるかどうかが『2:8』という数字になったのが、格差の存在を暗示しているように個人的には思ってしまいます。(アベノミクスの果実をむさぼる17%、アベノミクスの果実が実らないorなんだかわからない76% と見ることが出来ますし。)
より細かく『経済政策が賃金や雇用が増えることに結びついているか?』についても聞いていますが、具体的な政策の話なので無回答者が増えては居ますが、『2:6』くらいの比率で結びついていないという評価なので、アベノミクスは総理の長所ではなくなってきているという面が出ているのかな?と思います。
(消費税増税とかも含めの評価なのでしょうが、アベノミクスの中に入ってくる女性の活躍などに『消費税増税の益で子ども子育て支援充実』という動きがあり、消費税増税がアベノミクスの組み立てでは不可避となってしまっているのですよね。ただ、この子育て支援対策も期待できないと思われているようですが。)
コメント