広島県警は14日、県内在住の会社員女性(23)に嫌がらせの電話をかけたとして、強要未遂容疑で、広島東署地域課の巡査長鞍本渡容疑者(39)を逮捕した。
女性は鞍本容疑者と面識はないとしているが、容疑者は女性の携帯電話番号と名前を知っていた。県警は入手方法を調べているが、警察情報を悪用した可能性は低いという。
逮捕容疑は、3月22日と31日、女性に「あなたの裸の動画を入手した。ばらされたくなかったら電話に出てくださいね」などと脅す電話をかけた疑い。県警によると「本気で言ったわけではない」と容疑を一部否認しているという。
電話は3月下旬から4月上旬までに計28回続いていたが、いずれも鞍本容疑者の勤務時間外だった。
井本雅之首席監察官は「警察官としてあるまじき行為。被害者や県民のみなさまに深くおわびする」とのコメントを発表した。(共同)
「裸の動画を入手した」などと女性を脅す電話をかけたとして、広島地検は1日、強要未遂の罪で、広島東署地域課の巡査長鞍本渡容疑者(39)=広島県廿日市市=を起訴した。
起訴状によると、3月22日~4月10日、16回にわたり、広島県内の20代女性に「動画をばらされたくなかったら、電話に出てくださいね」などと脅す電話をかけたとしている。
県警によると、鞍本被告は数年前、女性と携帯電話向けソーシャルゲームサイト「Mobage(モバゲー)」を通じて知り合い、1度会ったことがあったが、名乗らずに電話をかけていた。
職務上知った個人情報を悪用したり、暴力団員を装ったりして、自分で補導した少女らに性的な関係を迫ったとして、広島県警は12日、強要未遂罪で起訴された広島東署地域課の巡査長、鞍本渡被告(40)=公判中=を懲戒免職にした。県警によると、関係を迫った女性は少なくとも15人に上り、うち6人が補導された少女だった。
鞍本被告は昨年6月21日、交番で、相談記録に記載された当時18歳の女性の名前や連絡先を携帯電話で撮影。女性に計約20回、電話をかけて関係を迫った。
良く、従業員が勝手に(有名人の)客の個人情報をツイッターで呟いて炎上したりなんて事がありますが、これはそんな炎上なんてものでは済まない案件です。
相談記録(要するに他の被害にあっていた可能性ありな方)に記載された個人情報を携帯電話で撮影して持ちだして、性的関係を迫ったとのこと。これ、別件で性的関係を迫ったことで発覚しましたが、相談記録に掲載された個人情報を持ちだしている時点でアウトですよね。
別件がなければ、相談記録などの個人情報を利用して、性的関係を迫るなどの行為はバレない可能性が高いわけです。
要するに補導されたり、相談をするなどで、警察に個人情報を教えた時点で、同じような被害に遭遇する可能性が生まれるという事に近いのが今回の事件で分かることではないでしょうか?。
これは本当に警察の信頼を根本から揺るがすような事態だと思います。補導など警察が任せられている権限というのは大きいです(実力行使だって時には可能なわけです)。そういう警察だからこそ、こういう個人情報の扱いや、補導された方の扱いなどをきちんと取り扱って欲しいです。
この例だと『DVから逃げてきた人を「守ってやる」と言って性的関係を迫る』なんて事もあっさり可能だということなのでしょうし。
このように、警察すら信用出来ないとなると、果たして誰に頼ればいいのでしょうかね
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