「過去の不幸な歴史に過度な焦点を当てるのではなく、日中両国が国際社会が直面する共通の課題、そして未来志向に向けて取り組んでいる姿勢を示すことが重要だ」と指摘
これ、記者会見を見ていないので、官房長官の詳細な発言内容はわからないのですが、少なくとも産経新聞の記事内容に目を通してみても、これが中国だけに向かった発言だと解釈してしまうのは、産経新聞の独断がすぎるのではないのでしょうか?
歴史戦をしたい産経新聞にとっては中国批判と受け取っておかないと自己否定になってしまうからそういう受け取り方しか出来ないのでしょうが、そもそも『過去の不幸な歴史に過度な焦点』を先に当てることになるのは、どう考えても「その通説は誤りです」と通説に焦点を当てている側ではないでしょうか?
その「通説は誤り」という主張が存在することが『過去の不幸な歴史に過度な焦点』を当てる原因になっているのではないでしょうか?
そして、産経新聞は歴史戦のためにでしょうか?『過去の不幸な歴史』という発言の『不幸な』という部分を削って見出しにしています。字数の関係かもしれませんが、『不幸な』という部分を削る所に産経新聞の意図を感じます。(そもそも『不幸な』という言葉を使うことも問題ではあると思いますが)
過去の歴史の評価を覆そうとする人間が、それを守ろうと抗戦する側に『過去の歴史に焦点を当てるな』と批判するのは、産経新聞が良く民進党に向けて言及する『ブーメラン』というやつなのではないでしょうか。
「歴史戦」というのは『過去の不幸な歴史に過度な焦点を当てる』ことではないのでしょうか?
産経新聞はくだらない歴史戦をやめ、未来志向になるべきではないのでしょうか?
(産経新聞が未来志向になったところで、結局はクソみたいな改憲案を提示されるだけというのが、また問題なんですが)
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