トランプ大統領支持層が安倍政権の支持層と似ている気がする

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 このまったく異なる「コア支持層」と「共和党本流」は選挙戦の最初から水と油でした。ですから、共和党予備選を通じてトランプ氏と、例えば後者の代表だったジェブ・ブッシュ候補などは激しい中傷合戦を繰り広げましたし、その後2016年春にトランプ氏の優位が見えてきた際には、共和党の本流は「トランプ降ろし」を必死になって画策したのです。

では、そんな両者がどうして共存しているのかというと、それは「オバマ時代の政治をひっくり返したい」とか「ヒラリー・クリントンの政策を否定したい」という、心理的な衝動としては共通するものがあったからです。

トランプ支持者が抱える、ある深刻な分裂 | 冷泉彰彦 | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

このトランプ大統領の支持層についての分析の記事を読んで思ったのは、安倍総理の状態と似ているのではないか?と思うのです。

(アメリカのような)二大政党制の場合、選挙に勝つには、複数の支持層を取り込むことが必要なんですが(多党制の場合は選挙後の連立でカバーできる)、流石にソコとソコはくっつかないでしょ?というような一見両立しないようなもの同士がくっついているのが、日米で似ているなぁ、と思うのです。

ただしトランプのコア支持層と共和党支持層の関係とは、安倍晋三コア支持層と自民党支持層の関係はナショナリズム以外では逆に近いですが。
(安倍晋三コア支持層=小さな政府、ナショナリズム 自民党支持層=大きな政府、国民生活第一)

そういうふうに両端の支持層を抑えるという豪快な戦術が『目玉政策の総取り』と西田亮介氏に評された施政方針演説に現れているのだろう。

また、冒頭に引用した両端の支持層の共通点が要するに『反民主党』と呼べるようなものであることも、結局は日本も同じで、だからこそ政権奪還からもう4年以上たった現在でも、総理として演説する際のほぼ全てに現民進党が政権党であった民主党政権時代を批判するような文言などを盛り込むのでしょう。

そして

完全に思惑の異なる2つのグループを抱えながら、政策的にはバランスを取り、とりわけコア支持者向けには「劇場型」パフォーマンスを「手をかえ品をかえて」続けながら政権運営を続ける

というのも、外交政策やアベノミクス、働き方改革、農業規制緩和、などのパフォーマンスを続けながら、いっぽうでは(実効性があるのかどうかわからないような)労働規制や企業への賃金上昇圧力、税と社会保障の一体改革などを行うという政権運営を行っているのに似ているように思います。

そんな危ういバランスの中、支持率を保つために、全支持層に共通する『民主党政権時代を否定している』ことを利用するために、毎度毎度総理として演説する際のほぼ全てに民主党政権時代を批判するような文言(若しくは現野党批判)などを盛り込むことで、求心力(=他に誰も居ない力)を維持しているのでしょう。

というわけで安倍政権がトランプ大統領のこれからを見る際にある程度参考になるように私は思うので(野党側の支持の強さは違いますが)、冒頭の記事の

問題は政権運営が行き詰まった時です。その際に、両者の対立が浮き彫りになって、政権が立ち往生することは十分にあり得ます。それをどう乗り越えていくのかが、まさにトランプ氏の「お手並み拝見」というところでしょう。

というところは『オバマ政権批判や民主党系のエスタブリッシュメント批判でどうにか乗り切るんじゃないの?』と思うんです。

日本とは野党の強さが全然違いますが、下院議員選挙などでは近年はブッシュJr大統領時代の2期目の時期以外は共和党が強いですし、民主党が今回落としたラストベルトの支持層を取り戻せるようなリーダー?を輩出できないかぎりは、立ち往生せずに野党批判で誤魔化し誤魔化し進められるんじゃないかな?と思います。

かと言って、オバマケア廃止のあとどうすんだ?とは思いますけど。

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