興味乱舞に引きこもれず

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こども子育て支援

民主党の待機児童問題ヒアリング

2016/04/04 全期間:42views   直近一週間:views  直近一ヶ月:1views

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民主党が今回の騒動を受けて『待機児童緊急対策本部』というのを立ち上げまして、今日までに2回会合を開いて、現場関係者からのヒアリングを続けているようです。

そして民主党のサイトにて、どういう意見を聞いたのかを掲載しているので、今回はそれをご紹介します。

 

(1)第3希望の認可保育園に入ることができたが、実は会社は1年休業が認められているが、10月生まれなので1歳を待って入園すると9月、10月入園となり、その時点では保育園の空きはおそらくないことから子どもを1歳までは手元で育てたいと思いつつ前倒しの4月入園を決意した。また、母親ではあるが職場に戻れば会社員として働き経済効果を上げる役割を担う一員である。しかし、保育園が見つからないために職場復帰できないとなると経済効果の減退にもつながるのではないか

(2)9日に国会へ署名を提出しに来て以降、第2希望の区立の小規模園にやっと入ることができたが、保育園が見つからずに職場復帰できない人を職場内で多く見てきた。自分が妊娠したときも職場では認可保育園をあきらめるのが普通というアドバイスを多く受け、妊娠3カ月のつわりがひどい時期から保育園探しをしてきた。50人待ちと言われた保育園、生まれてからしか申し込めない保育園でも100人待ちだなどと当たり前のように言われた。とにかく妊娠中や出産後すぐの体調もまだ戻らない段階で保育園を探し回っている厳しい状況にある

(3)保育園が見つからないと自分たちが築いてきたキャリアも継続できない。保育園の確保が安定すれば企業も安心して子育て中の女性を雇用するようになると思う

(4)妊娠中から保育園を探し続け、4月時点の入園では認可も無認可もいずれも保育園が見つからない状況なので、育児休業を延長して次の4月の入園を目指しているが1歳の入園はさらに狭き門になるので見つかるか不安

(5)1人空きが出たという連絡を受けたところは月17万円かかるところなので経済的な負担は大きい。毎日毎日保育園を見て歩いている

(6)早生まれだと4月の段階で小さすぎるために預けられない自治体もある

(7)2008年の段階で子育てしていたが当時も近くに保育園が見つからずにタクシーで通うような状況だったが、保育園が見つからない状況が当時以上にひどくなっていることに憤りを覚える。近所のお友達は認可にも無認可にも入れずに月額20万円を払って私立の「お受験園」に通わせている。地域によっては幼稚園さえ入れない。こういったことの背景には国の予算不足があるのではないかと思う

民主党 | 待機児童緊急対策本部第1回会合 保育園探しに奔走するママの声聞く

まず、この証言では、第二希望、第三希望に入園できたという人の声も聞いているのですが、そういう人も見つけるまでに非常に苦労をした結果だったりするわけです。

それを考えると、某政治評論家のように『人気の保育園に第一希望が集中していて、そこだけに入ろうとするから結果的に待機児童になってしまう』というような訳の分からない解釈を言い出すのは、ちょっと知ったかぶりにも程があると思います。

( 安倍の御用記者・田崎史郎が『ひるおび!』で「待機児童は人気の保育園に集中しているから」と政権擁護のデマ|LITERA/リテラ 本と雑誌の知を再発見 : http://lite-ra.com/2016/03/post-2070.html )

 

参加した母親らから

(1)4月時点で子どもは5カ月で育休も残っているが1歳になるまで待つと預け先が見つからなくなる可能性が高いので、入園を決めざるをえなかかった。生まれ月によって保育園への入りやすさに大きな差があるのは不公平

(2)保護者がどれだけ保育園を必要としているかの判断基準となる調整指数を上げるため、とりあえず認証保育園に入れて指数を上げて認可保育園を探すという人が多い

(3)子どもを生む前はいわゆるキャリアウーマンとして働いてきたので、保育園が見つからずに職場復帰できなければ会社としても経済的な損失になる

(4)東京の湾岸エリアに住んでいるが、1500世帯入るタワーマンションが完成予定で、そうなると保育園の入園はますます厳しくなる

(5)時短や育休制度を整備するなど企業側も前向きに取り組んでいるが、保育園不足のために子育て中の親が職場復帰できないとなれば企業としてはロスだということになりかねない

(6)第1子で保育園探しに苦労すると第2子はあきらめるという人も出てくる

(7)保育士不足解消のために保育士配置の基準を緩和するという報道を見たが、子どもの命を預ける観点からは疑問に感じる。質の確保と保育士の絶対数を増やして問題を解決していくことを求める

(8)事業所内保育所にはその事業所に通勤する片方の親だけに保育園送迎の比重が重くなる傾向があり、父母がともに育てるという観点で疑問だ

保育士から

(1)生まれてくる前から保育園探しに来る人が多く、中には子どもができる前、子作り計画の段階から見に来る人もいるような状況がある

(2)保育士を増やさないとやっていけない保育園が多い。保育士というのは未来の担い手を育む専門職であるから給与面の改善も重要

(3)保育士不足解消のためか筆記試験だけで保育士を雇うケースも見られるが、質の確保は重要。単に数を増やすというやり方はおかしい

(4)保育園情報の共有や地域の連携があればいいと思う

民主党 | 待機児童緊急対策本部第2回会合 保育士の皆さんからも現場の実情聞く

この待機児童問題について、週刊文春で猪熊弘子氏が寄せた文章を読んだのですが『生まれ月によって保育園への入りやすさに大きな差がある』ということについても書いてありました。

認可保育園には、法律的にはいつでも入れるものの、実際には4月が一番入園しやすくなっていて、その4月入園の申請締め切りは前年の11月~12月のところが多いために、その時に子供が生まれているかどうかで入りやすさ的に有利らしいのです。
一方で、早生まれ、特に3月生まれは全ての締め切りが終わってから生まれることになってしまうので、0歳の4月には入園できず、生まれながらの待機児童になってしまうようなのです。

点数狙いで偽装離婚という例すら聞こえてくる待機児童問題、このような当事者の声をきちんと拾って、解決策をきちんと練って欲しいです。

 

 

 

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