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雑記

関係者がすべて酷い東京五輪

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東京五輪のマラソン競技と競歩競技が札幌開催になった件について、本当に関係者がどうしようもないです。

ずっと問題視された東京の暑さについて、見通しが甘かったとドーハ世界陸上で思い知ったIOCとの急な責任回避。

これが酷さの発端ではありますが、私が注目しているのは、その後の日本国内の反応がとても醜いです。

まず、小池都知事VS自民党と化している件。

小池都知事と森喜朗の不仲が一番の理由なのでしょうが、それだけではなく都知事選挙とオリンピックが近いことで自民党も都ファも躍起なのでしょうし、本当にオリンピックをやるにしても選挙は離さないといけませんね。(舛添氏が知事当時辞めるのを否定する際に「オリンピックと知事選が近いとやばい(事務的に)」的なことを述べていましたが、事務的よりも政局にオリンピックが巻き込まれるというヤバさがありました。)

また、小池知事は18日の会見で「先週半ばに森会長はオリパラ担当大臣や特定の都議の方にはもう連絡をされていたということをうかがいまして」と明らかにした。
この「特定の都議」について都庁内では職員、都議にかかわらず誰にたずねても同じ名前が挙がった。
その特定の都議は“開催地変更”を知ってからIOCの発表までに何を思っていたのだろうか。
知っていた特定の都議は、口止めされていたのかもしれない。
上司からの口止めで話せない、というのは会社など組織のなかでは、容易に想像できる.
しかし、都議は都民の代表である。
その都民の代表である都議が「札幌への変更」を聞いた都民がすぐに納得すると思ったのだろうか。

費用は誰が?なぜ都議が小池知事より先に知っていた?マラソン“札幌開催”で揺れる東京都

ただ、このような政治面のグダグダは、実のところ想像できた部分ではあります。
一方で、思わぬところから、酷い発言が出てきたな、と思ったのが、この札幌開催を受けた日本陸連の会見です。

河野氏 合意なき決定をされ、我々の中では理解不能。プロセスがよく分からず、理由が明確でない。テニス、ビーチバレー、トライアスロンなど競技時間が長い競技はたくさんある中、なぜマラソンと競歩だけが移転しないといけないのか。決められたルールの中で、超人的な力を発揮するのが過去の五輪。この事が死ぬまで心から消え去ることはない。

女子の山下佐知子五輪強化コーチは91年8月の猛暑だった世界選手権東京大会で、マラソン銀メダルを獲得した。

山下氏 準備をするのがアスリート。アスリートをばかにすんなと思う。

“大人の対応”を捨てた感情的な言葉には、選手を思い、強化に力を注いできたプライドをにじませた。

陸連強化側「無念だ」意見集約も調整委に提出されず

私が問題だと思うのは「決められたルールの中で、超人的な力を発揮するのが過去の五輪。」(別な記事では「我々は(運営側に)守られるべき立場で競技をしているわけじゃない。」とも)「準備をするのがアスリート。」という発言です。
怒りに任せて言い放っているんでしょうけど、この理屈でアスリートの選手生命や人生を犠牲にすることをしていそうだな、とか私は思ってしまうんです。

今回のIOCの決定を「これが決まりだから」で理不尽にも押し付けられているように思ってるんでしょうけど、それに対する怒りで放つ発言がまさにアスリートに対して「理不尽でもこれがルールだから」で納得しろと言い出しかねないようなものというのは、とても予想外でした。

でしたが、正直日本のスポーツ界って、そういう体質だよなぁ、というのはサッカー等々を見ていてよく思うことで・・・。
外の指摘はできるけど、自分たちの体質はとても甘いというのは、とても「らしい」と思いますし、そもそもオリンピック招集計画がそういう「一度前提条件を決めてしまえばある程度まではアスリート側が対策してくれるだろう」的な発想の塊だったのではないかと穿ってしまいます。

しかも怒りの内容の一部は「ホームディシジョンの無効化」にあるような感じなのも個人的には悪印象です。
これは川内優輝氏が言っている「アスリートの準備対策の無効化」というフレームで言われるととても共感できますし、大枠ではそういうことなんでしょうが、自国開催だからできたことが無駄になった、という論調がそこに入ってくると、個人的にはそんな他国選手へのハンデはなくなって良かったのでは?とか思ってしまいます。

今回の東京五輪、こういうスポーツ界、オリンピック、そういうものの問題点を一通り抑えられる見本市のようなものにできれば、日本に今後もたらされるであろう赤字が多少は意味のあるものになるのではないかと思います。
でも、そうはならずに「たのしかったオリンピック」的な話しか残らないんでしょうけど。

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