奨学金返済にマイナンバー活用 返済額が所得連動で変わり無理なく返せる「新型」 文科省が検討
マイナンバーで所得を把握して、その所得額によって、返済額が変動する仕組みの奨学金制度を整備しようとしているようです。
報道では参考として紹介されているイギリスの例が紹介されています。
その内容は
『基準額を年収約380万円に設定して、この基準を越えた額の9%を税務署が徴収する仕組み』
『借りた人が返済時に年収480万円だとすれば、380万円を差し引いた100万円の9%にあたる9万円を1年間に返済する。月々7500円を返済すればいい。一方、1千万円の年収があれば、年間約55万円で月々約4万5千円の返済となる。』
というものです。実際にこのような仕組みになるかわかりませんが、このような年収を基準にする事例の時に気になるのは『参考となる年収は、前年度の年収になる可能性が高いので、失業などで前年度と今年度の収入が変わった場合、どうするのか?』とか『そもそも基準額以下の収入の場合、自動的に返済を延期してくれるのか?』
また『年収が少ないことで、年収が多い人より返済期限が長くなり、総額が返済中の利息により年収が多い人のほうが少ない人より増えてしまう、という事象が起きてしまうのでは?』という事も考えられます。
あと『無理のない範囲の金額』というものが強調されるのも、個人的には怪しい物を感じるといいますか、本当に無理がないのかどうか、それが検証困難なのではないか?という疑いもあります。(ここは、そもそも返済する必要のある奨学金に対する個人的な不信感かもしれない。タダの借金に『無理のない返済』もなにもあるか、借金してる時点で、どんな返済でも『無理がある』だろう、と思ってしまう。)
個人的には、奨学金は国家による借金推奨であり、『借金も返せないような能力しか無い輩は、最初っから勉強せずに黙ってクズみたいな仕事してろ宣言』だと思っておりますので、皆さんはなるべく奨学金のお世話にならず、もっとまともで良心的な人からお金を恵んでもらうようにしましょう、とおもいます。
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