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政策・思想

時系列すらまともに見れなくなった、高橋洋一

2016/04/04 525views

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この記事の所要時間: 30

高橋洋一が、現代ビジネスに詐欺記事、誤記事を書いているので、そのことについて、あまりにも酷いので取り上げておきます。

その記事のタイトルには『誤った経済政策で 自殺者を増やした罪を忘れたか』と民主党について記述してあるのですが、統計上『民主党政権が自殺者を増やした』と言うことを示すデータは存在しません。

高橋洋一によるデマ

この記事の自殺について書いてある部分に挿入されている自殺率のグラフも民主党政権時は、横ばいから右肩下がりになっていて、政府の統計である単純な“自殺者数”の部分でも民主党政権が8月から成立した2009年から5年連続減少しているという統計が出ているのです。

要するに『自殺者を増やした』という現象がどこに存在しているのか、全く見当たらないのです。

そこで文章を見てみると高橋洋一氏は以下のように書いています。

 

民主党時代の2010年から3年間における平均の自殺者数は28300人/年、自殺率は10万人あたり22.4人だったが、安倍政権の2013年から2年間におけるそれらは、25200人/年、20.1人と大きく改善している。これらの自殺者数の減少は、金融緩和によるものであり、事前に予想された通りの効果である。

(中略)

民主党政権は、年間自殺者数を3000人以上も安倍政権より増やしておきながら、今度も、戦争リスクを減らす安保関連法案に反対するのは、命を大切にする観点から、二度目の間違いになるのではないか。

 

この記述には一つの気になる点と一つの頓珍漢な点があります。

まず、気になる点は、小さい部分ですが『これらの自殺者数の減少は、金融緩和によるもの』というのは、そう単純に言い切るのは不正確ではないか?ということです。(金融緩和による?)就業者数増加(非正規雇用増加)の効果もあるだろうが、それ以外の施策も存在していることを無かったことにするのはどうかと思います。

そして、大きな頓珍漢な点は、この記述にそうと『民主党政権が自殺者を増やした』という記述は時系列的に常識で考えて間違った記述であることが分かるのではないでしょうか?

一般的に『増える』という言葉を使う場合は『過去のデータ』と比較して『現在のデータ』は増えている、という時系列の流れに準拠したデータ比較をして使うはずです。

しかし、ここでの高橋洋一氏は『民主党政権(2009年8月~2012年11月)は第二次安倍政権(2012年12月~現在)より自殺者を増やした』と言っています。(文中には『安倍政権』と書いているが、自殺者が3000人以上民主党政権より安倍政権側が少ないという数字は第二次以降の安倍政権との比較じゃないと導き出せない。)

『現在のデータ』と比較して『過去のデータ』は増えている、という時系列を遡って『増えた』と言っているのです。(要するに現在は未来より増えている、というわけのわからない比較をしている。)『多い』という言葉を使うならまだしも『増えている』では現象として頓珍漢な表現としか言いようがありません。

まさかこんな時系列がぶっ飛んだ表現をしてまで民主党政権時代の批判をするとは思いませんでした。まさに“常識はずれ”です。

正直な話、こんな恣意的なデータの使い方しちゃう人が“経済学者”なんて名乗ってていいんでしょうか?データの見方すらまともに出来ない人が。

今後高橋洋一氏の記事を見るときは今回のような時系列をさかのぼって増減を語っていないか、それに気をつけたほうがいいと思います。

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