#保育園落ちたの自業自得だ。
政治家の後援会には常に老人ばかり。加えて政治家に毎日のように陳情。そして何より必ず選挙に行く。若者が声をあげるのは困った時だけ。次に落ちるのは保育に無頓着な政治家達だ。そう脅しをかける覚悟があるのか。 pic.twitter.com/42m2WVsFTp— 斎木陽平 (@YoheiSaiki) 2016年3月10日
たしかに寄り添う気持ちも大切だと思う。けれど、一票を投じることがそんなに難しいことなのか。安易な自己責任論も嫌いですが、権利を行使するための普段の努力は誰しもに求められると思います。そこを放棄しては、現実的政治に対峙できませんよね。 https://t.co/pkL2xTAHKF
— 斎木陽平 (@YoheiSaiki) 2016年3月16日
そういう社会の不均衡、不条理を是正するための手段が政治であって、その政治力の源泉が選挙。だからこそ選挙権を行使すべきだと考えています。選挙権を行使しない方々に対して、自業自得だし、努力が足りないと思っています。 https://t.co/oxp20fxHe7
— 斎木陽平 (@YoheiSaiki) 2016年3月16日
要は若い世代、将来世代を見据えてみんな投票に行こうよと。投票に行かないと無視したり、搾取したりするのが代議制民主主義の現実であり、欠点ですから。だからみんな、それぞれ自分の頭で考えて投票に行こうよ。とそれが伝えたかった。分かりにくくてすみません。虹の向こうへ。おやすみ。
— 斎木陽平 (@YoheiSaiki) 2016年3月16日
はい。しっかり読み直したいと思います。保育園に落ちたの自業自得だ。というのは、投票を棄権してる人たちに対するアラームのつもりだったのですが、誤解を生んでしまいましたね。他者を思う想像力が民主主義では何より大切ですね。胸に刻みます。 https://t.co/JNgFPw1Lh3
— 斎木陽平 (@YoheiSaiki) 2016年3月16日
やっぱり
自己責任論を放り投げてくる奴は糞だな、と思ったというのが第一の感想なんですが、結論が『投票に行こうよ』なのが非常に残念すぎる考えとしか言いようがありません。
脅しをかけるために必要なのは『選挙』というのは、一種の誤解です。
選挙の場合、投票理由は複合的と言えるでしょう。その結果、なぜ投票が増えたのか?投票が減ったのか?というのは政治家が独自に解釈していくのです。要するに、その解釈の時に無視できないメッセージが送られている必要があるわけです。その無視できないメッセージを送る行為が、ツイートに書かれている『毎日のように陳情』のような類です(個人的には、高齢者が毎日のように陳情しているかは疑問です。議員と人脈が出来てて、コミュニケーションが他人より多い可能性は高いと思いますが)。
しかし、そのたぐいを行うには時間や体力、人脈、その他諸々必要になりますよね?それを割ける人間しか圧力を掛けることは出来ないんですよね。それが出来ない人が選挙に行っても、それが出来ている人をサポートしてしまうだけで、出来ない人の本心は伝わらない可能性が高いんですよね。
で、それを出来ないことは『自己責任』かと言ったら違うでしょ?
例えば、労働では時間と体力を提供することでお金を得ないといけないわけです。
そして待機児童問題で言えば、子どもを入園させるために労力を割かないといけないんです。そして入園させた後も、子育ては続きますし、共働きの可能性だったり、家事に労力を割かないといけない可能性もあります。
つまり、目の前の自分に降り掛かってくる課題を解決する、目の前の火の粉を振り払う、そんなことが最重要なわけで、それ以上の事をする余裕が存在しないことを『自己責任』と言えるのか?ということなんですよ。
必要なのは『自己責任』ではなくて、余裕のある人間が、そういう人に余裕を分けてあげることなんじゃないのかと。
というか、現実を押し付けて、現実に打ち勝たないならお前はダメだ、と言い出すのが『投票を棄権してる人たちに対するアラーム』だと述べていますが、そんなアラームは何千回、何万回と聞かされていると思いますよ?
そしてそのアラームは、ほとんどの人にとっては『諦め』しか産まないのではないでしょうか?
その選挙権の行使のために支払うコストに対して、本当にメリットが生まれるのかは、誰も保証できないのですから。
長期的にはメリットがあるかもしれませんが、短期的にはリスクばっかりなのです。
必要なのは「アラーム」のような冷たい北風ではないでしょう。「支援」という太陽が必要ではないのでしょうか?
そのような支援もできていない状態で、しばきあげられても、そのアラームは何も行動を起こさせないどころか「ああ、逃げられないんだな」という諦めを呼びこむ、死のアラームとしか言いようが無いです。
行動している俺偉いとか言いたいのかもしれないですし、俺は行動しているのにずるいとか、行動している俺を支援してくれ、みたいな事を言いたかったのかもしれないですが、余計なお世話であり、お前の意思で投票棄権者を崖から突き落とすな、議論を起こすためにそこまでお前はアホになれるのか、と思いました。
議論を起こす前にもっと自分で考えてください。
オマケ
「なんで解散しないんですか?」の小4なりすまし騒動を起こした青木大和が斉木陽平しがトップの塾の卒業生だったらしく、メッセージを送っているんですけど
君に主張があるなら、なぜ正々堂々主張しないのか。
大和魂溢れる日本男児ならば、
「卑怯」な行為を最も恥ずべきことと心得ているはずではないか。(中略)
次に、高校生だった君は「僕は日本を愛している。何としても日本の民主主義の活性化に貢献したい」と僕に言った。その言葉は偽りではなかったはずだ。
だとするなら、君は民主主義の選挙のルールによって負託を受けた総理大臣に対する礼節と敬意を持つべきではないか。
にもかかわらず、君の行いは一国の総理に対してあまりに侮辱的であり、
あまりに中立性を欠いていた。
これは民主主義を冒涜する行為であり、看過し難い行いだ。
権力の前にひれ伏せなどと言っているのではない。
仮にも君は若者の政治参加を謳うNPOの代表だったはずだ。
そうであるなら当然持つべき「民主主義への敬意」を君は欠いていた。
このことを私はどうしても看過できない。
民主主義への敬意があるなら総理大臣を侮辱するな、と言い出していて、民主主義信仰のあまりの強固さに、「その信仰には絶対ついていけないし、ついていったら信者は討ち死にするな」と思いました。
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