デマについて

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地震が発生してから、デマが多くなっている。
数多くのデマに触れていくと、私はデマに一種の共通した特徴を持つデマがあるのではないか?と思うようになった。
それは、特定勢力や特定の議員についてのデマに関してなのだが、その議員や勢力の影響力を実際より過大評価した上でのデマが流される事が多いということである。特に「あれは敵である」という認識を持った上でデマを流す場合にその傾向は強くなっていく。

例えば『ピースボートがいわき市で、物流を止めたり横流ししている』と言うデマ。
なぜピースボートに物流を止めたり横流しする力があるのだろうか?
人によっては辻元氏の力が行政に・・・と言い始めるであろう。しかしそういうようなことをいう人の想像通りならば、まず行政は自衛隊が活動することを一切拒否するのではないだろうか?そういう人は大抵「自衛隊批判のビラを・・・」と言う人なんだから。しかし自衛隊が活躍しているのはご存知のとおりであろう。つまり、辻元氏の行政への影響力は無いということ、ピースボートにそんな力は無いということだろう。
そして、そんな力を持つのなら、なぜ地域をいわき市に限定しているのであろうか?被災地全域でピースボートをヒーローに仕立て上げればいい話ではないのではないか?

という中途半端に影響力を拡大しているというなんだかよく分からないデマなんですよね。

次に「原発反対派のせいで福島第一原発を更新できなかったため、事故が起きた」というデマ。
まず、反対派に更新させないほどの影響力は有ったのだろうか?
そしてそこまで反対派が影響力を持っているなら、なぜ原発関係で他に影響力が発揮されているであろう場所が無いのか?
例えば上関の工事は今回の原発事故が起こる前に中止されていて当然であろうし、高速増殖炉もんじゅも運転再開を許されていないであろう。そして、そもそも反対派が影響力を持てば、更新されない時点で福島第一原発の運転は中止されるはずだろう。
ちなみに実際は東電自身が「40年を仮定していたが60年使えると判断」しており、原発反対派は一切そこに絡んでこないのである。

私はこういうデマを見ると、自分が正義のヒーローになりたいがために「相手の影響力を過大評価」しているのではないか、と思ってしまう。悪の組織を倒すために動いているという、堂々とした自己正当化と自己満足を得るためにデマを流す等の活動をしているのではないかと。

なので、デマを見るときは、こういう影響力の誤差を見るのも見破るテクニックになると思います。

ちなみにもう一つデマに見られる特徴として「反対した」等の『影響は一切及ぼしていないけどこういう動きをした。』というデマがある。
これも影響力の誤差の問題になるとおもう。

例えば「鳩山氏が九州で「原発から半径200キロは住めない」と発言」だったり「辻本補佐官、米軍の救援活動に抗議。」だったり「辻元大臣原発内の瓦礫除去に戦車投入反対」というデマ。
そもそもこんなコト有ったら、どこぞ屋の新聞が嬉々として記事に載せるであろうというような内容ばかりではないだろうか?
しかしこれらの内容を記事にした新聞の存在は、無いであろうし、少なくとも私は知らない。
つまり影響力を必要以上に小さくしているのである。

ここまで書いて思ったのだが、デマは大抵「自分が正しいと思ってることを強化する」ような内容が多いのではないだろうか?
例えば「辻元氏は自衛隊は違憲だ、等と口にする馬鹿だ」とか「鳩山は適当に発言する人間だ」とか「原発反対派は悪影響しかもたらさない」というその人が抱いている考えがどのデマを信じてしまったかで明らかになってくるのだ。

ちなみに最近は「政府や官邸は悪影響しかもたらさない」という考えのもとで流されているデマなのではないか?という情報もあるので情報には十分注意して欲しい。

もしデマを流したという自覚がある人は、そのデマに込められている考え方を確認してみてはどうだろうか?
貴方はその考え方にとらわれすぎては居ないだろうか?

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