大阪入管でハンガーストライキがあった件

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仮放免者の会(PRAJ): 大阪入管に収容された44人がハンスト――「死んでからだと遅いです」と訴え

2016年2月10日 大阪入管収容場で男性被収容者44名がハンガーストライキに突入

2016年2月12日 大阪入管収容場ハンスト3日目26名が継続

仮放免者の会(PRAJ): 大阪入管被収容者ハンストの状況(2月12日現在)

仮放免者の会(PRAJ): 大阪入管のハンスト、2月15日に解除

記事の要約

大阪入管にて2月10日から2月15日まで収容者がハンガーストライキを決行。

要求は『適切な医療』『長期収容の改善』『差し入れの許可』『健康を維持する環境』『帰国チケットの価格適正化』『保証金の金額適正化』など。

大阪入管はもともと長期収容施設ではなかったためか、長期収容者に対する処遇が非常にひどい。

そこを訴えたところ「ここにいるみんなは、デポテーション・オーダー[退去強制令書]が出ている。国に帰らなければならないのだから、要求する権利はない。入管のルールに従わなければならない」という趣旨のことを職員が主張。(後に職員は発言を否定)

また収容期間が長期化している理由について「あなたたちをすぐに出してたら、他の人も帰らなくなる」とも発言。どうやってでも帰国させるために施設がわざと劣悪な環境を提供していることを示唆。

このような背景からハンガーストライキを行うも、大阪入管は大阪日日新聞の取材に、「いずれ[の要求]も合理的理由が認められないか、法的に実現し得ない」と回答する始末。https://twitter.com/ppuripha/status/698315004982857729

改善はなされなかったものの、今回のハンガーストライキにて人権侵害状況を一般に知らせるという一定の成果を得たという判断でハンガーストライキは解除された。

記事への感想

今回、この一連の話をブログに書いたのは、フジテレビの『とくダネ!』にてこの話が悪い意味で取り上げていたと見聞したのがきっかけです。(実際の放送は見れていないので、私が見聞したのが間違っている可能性もあります)

なぜか、抗議内容が食事のみ強調され、更に食事の内容は資料を検証するのみで、実際にそれが出ているのかは調べていない。更に『不法滞在しようと言う人が増える』などと言い出す始末。

この食事の資料は2011年付けの東日本入管センターにて『実際の内容と違う』という意見も出ています。仮放免者の会(PRAJ): 給食の品質改善をもとめる意見書

そのような実態調査もなく、杜撰なイメージをばらまくだけの報道が行われているということが、今回の入管のような事態を招くのでは?と思いました。

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