都民ファーストの都議から漏れる蔑みと無責任

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個人的に、また都民ファーストがきらいになるような、そんなツイートを見てしまいました。

それは、都民ファーストを離党し、立憲民主党に入党した栗下都議(次の都議選は不出馬のようです)の下記の記事に対してのTwitterでの都議の方の反応です。

小池知事の「娘」を崇める都民ファーストの会と私が決別した理由
東京都政の改革を掲げたにもかかわらず、小池百合子東京都知事を守ることが最大の目標になってしまった――。小池知事が「娘」のように寵愛する都議会議員が牛耳る都議会最大会派を離党した都議が、「都民ファーストの会」の内部事情を明らかにします。

内容としては
・栗下都議自身が情報公開推進委員長としてとりまとめ役を担っていた議会インターネット中継にたいして、強気な栗下都議に対し、議会の慣習を重視し、改革に二の足を踏んだ都民ファースト幹部。
・新人議員の飲み会に参加したら「幹部と新人が飲み会で交流してはいけない」ということで代表からお叱りの電話。
・党の意思決定プロセス、党の資金の使い道が不透明。
などが書かれています。

これに対し、都民ファーストの都議二名が反応しています。

まず内山真吾都議

「この際だからはっきり言うけど、党内で意見が通らなかったのは自らの力量不足。他人のせいにするな。民主→維新→都ファ→立憲と、選挙ごとに政党と選挙区を変えるのをどこまで続けるのか。」
この言動、所属していたころから栗下都議の経歴について馬鹿にしていて、それが「力量不足」という評価に繋がっていたというか、党内で栗下都議の意見を通そうと思わない、栗下都議のサポートをしない原動力になっていたんだろうな、と私は考えてしまいます。

こういう人ほど「正々堂々政策議論で行こうよ。」なんて言うんですが、実際は政策の中身よりも人物への評価、軽蔑の具合で態度を変えているであろうことが察せられます。

もう一人、「小池知事の右腕(デジタル担当)」とプロフィールに書いている、藤井都議のツイート

「自分の力量不足を党や他人のせいに」とか言っているんですけど、この人の言動は「党のサポート不足や方針の間違いを他人のせいに」しているようにしか見えないんです。この次のツイートもまさにそういう感じです。

「質問を幹部に止められたとも仰ってますが、もし仮にそうだとしても本当に必要なら、それでもやるのが議員ではないでしょうか。無責任極まりない」だそうですが、実際に幹部に止められた質問を強行実行したらどういう反応があるか、内山都議のツイートから想像してみましょう。

このようなツイートを見ると、質問を強行した時の反応は「政策実現よりも自分が目立つことを優先するのか、無責任な」が答えなのではないのでしょうか?
そんな組織側からつぶすような動きを日ごろからしておきながら「組織に抵抗しないのは無責任」というのは、組織側の人間である自覚がなさすぎる、無責任すぎる言動だとしか言いようがありません。

ちなみに、これらの言動から思い出した過去の都民ファーストの騒動があります。

この時は、品川区長選挙をきっかけに対立が発生したのですが、その流れで、コロナの後遺症で引退した山内晃都議が『最近、ろくに選挙運動をやったことがない落下傘連中が何かと批判を繰り広げているみたいだ。残念ですは。その人たちって今後どうするんですかねー』とツイートしたのです。

都民ファーストで初当選した議員が、党内で「落下傘連中」と蔑まれていることが露呈したように私には見えたツイートです。

「落下傘連中」だとか、能力不足だとか無責任だとか、党に歯向かうと途端にそういう言動を飛ばしてくるような人間たちがいるような組織が、まともとは思えません。

ちなみに、黙ってる幹部共もたいてい鉄砲玉と同じ、もしくはもっとひどい思考の持ち主でしょう。
都議会民主党から移った人が多いように思いますが、都議会民主党もそういう感じだったのでしょう。

一部の幹部のみで情報を共有して、最低限の情報だけが一般議員に伝えられると言うのも、そういう蔑みの源でありつつ、そもそも蔑みがあるからこその手法であるように思います。

都議会のような複数の人が当選する選挙区で同時に当選した人ばかりで構成されていることも、党内での対立激化などにつながっているようには思いますが、それだけでなく、そもそも他人を蔑む癖のある人たちがそろっているような気がしてなりません。

元々、当選回数の少ない議員を子ども扱いすると言うか、軽視する風潮が政界にはあるようですが、新興勢力はそれ以外の基準が組み立てられていないためか、そういうものが露骨に出る傾向にあるようにかんじます。

私は一有権者として、そういう組織に若手議員を送って才能を潰すなんてことは避けるべきだと思いますし、政策実現という「与党であること」以外に存在価値を見出そうとしない組織にたいして一票を投げる人が少しでも減ってくれるように望みます。

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