やっぱり他にもやっていた菅原一秀

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菅原一秀議員に新たな疑惑が出てきて、衆議院の厚生労働委員会の与党側筆頭理事を突然辞任すると言う事態が起きました。

選挙区内の行事で主催者側に「祝儀」などの名目で現金を配った疑いがあると明らかになったことを受け、自民党の菅原一秀・前経済産業相は23日午前、衆院厚生労働委員会の与党筆頭理事を辞任した。後任には同党の橋本岳衆院議員が就任した

新たな現金配布疑い、菅原一秀・前経産相が厚労委筆頭理事を辞任「回答は差し控える」 : 政治 : ニュース : 読売新聞オンライン

そもそも菅原一秀氏が現在起訴を猶予されている理由も納得できるものではありませんでしたが、そんな結論を導いてしまった検察の残念さ、そしていろんな裏の話を聞いているであろうにも関わらず、筆頭理事と言う国会内での役割を与えてしまう自民党の残念さが見える事例のように思います。

特捜部は起訴を見送った理由について、「法を軽視する姿勢が顕著とまでは言い難かったため」としている。

(略)

特捜部幹部は「香典の代理持参はあくまでも例外。大半は本人が弔問した際に渡していた」とし、悪質性が低いと判断したと説明。昨年10月の疑惑発覚後に経産相を辞任し、今月16日の記者会見では事実関係を認めて謝罪したことも考慮したという。

「法軽視が顕著と言い難い」 菅原前経産相の起訴猶予で特捜部が異例の説明:東京新聞 TOKYO Web

今回の報道を見るに、そこで行われていたことは、地元の区議や都議も知っていたどころか同じ行為をしている可能性もありそうな、練馬自民党を根っこから疑わざるを得ない事態のように思います。(自民党だけに限らない可能性もありますが)

 「車内で浴衣に着替えては、踊りに加わっていた」。後援会幹部の男性は、毎夏、選挙区内で開かれる盆踊りを「はしご」する菅原氏の精力的な姿をそう語る。

 ただ、手ぶらで参加していたわけではなかったようだ。菅原氏が2019年頃まで盆踊りなどに参加していたというある町内会の会長は「お菓子や飲み物しか出していないのに、いつも5000円や1万円を置いていった」と証言した。

 商店会の男性も「祭りで1万円を頂いた」と証言。「『会費』として受け取ったが、菅原さんはすぐに帰ってしまった。寄付にあたり、まずいと思った」と心境を吐露。例年の夏祭りで「菅原一秀」「会費」と書かれた現金入りの封筒を受け取ったという商店主男性は、「『いけないことだ』と思ったが、お釣りを渡すのは失礼ではないかと考え、できなかった」と気まずそうに話した。

 現金を置いていくのは菅原氏に限らないとの声もあった。区西部の商店街で代表者を務める男性は「夏祭りでは、菅原さんだけでなく、都議や区議でも5000円程度の会費を払い、あいさつだけで帰る人もいる。現金提供は選挙のためではなく、地域への愛着からだ」と持論を展開した。

■帳簿提出求める

 特捜部は東京第4検察審査会が2月に起訴相当の議決をしたことを受け、改めて刑事処分を行うために再捜査を始めた。関係者によると、特捜部は町内会や商店会、菅原氏と関係が深い団体の代表者らから事情を聞き、帳簿類の提出を求めるなどしているという。

 町内会の旅行に例年参加している男性は今月に入り、特捜部から連絡を受けた。訪れた検事には、19年の旅行時に菅原氏から「行けないけど、参加費です」として現金入りの封筒を渡されたことを説明し、菅原氏の名前や日付、参加費を記した出納帳を提出。取材に「お金は町内会の活動費に充て、ありがたかったが、特捜部が来るとは……」と困惑気味に話した。

【独自】商店会の男性「祭りで1万円頂きまずいと思った」…菅原前経産相に新たな現金提供疑惑 : 社会 : ニュース : 読売新聞オンライン

菅原氏事務所の関係者によると、現金提供した疑いがあるのは地元の夏の盆踊り大会や秋の例大祭、運動会、商店会や町内会の会合など。会費などの名目で主催者側に5千~1万円程度を渡したという。

 菅原氏が秘書に「こっそり渡して」と指示したり、祭りの主催者に寄付者として名前が出ないようお願いしたりすることもあったという。総額は同罪の時効にかからない2018年以降の3年間で数十万円に上るとみられる。

「こっそり渡して」 菅原氏、盆踊りなどで秘書に指示か:朝日新聞デジタル

報道には「過去3年」という記述があり、「2018年以降」という記述と合わせてみると、いったい一番直近でいつまでこの行為が行われていたのか気になります。
もしかすると「法を軽視する姿勢が顕著とまでは言い難かったため」と言われながら、やっていたかもしれませんし、少なくとも週刊文春に贈答品リストの件を記事にされてからもしばらくは現金提供を行っていたのは確定的なのではないでしょうか。

これまでの菅原一秀氏の言動を見ると、いかに「都合のいいことを誇張して目立つ」ことと「都合が悪くなったら思い切りあがき、隠れる」ことが日本政界で生き残るには大事なのかが学べるように思います。

話題になっているのはこの記事の掲載された週刊文春が、菅原一秀議員の選挙区である東京9区(練馬区の一部)の書店やコンビニで軒並み売り切れていること。

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なお、菅原一秀議員は過去に、高校時代に甲子園4回出場と選挙公報などに記載しながらも、実際は「アルプススタンドから3回応援しただけでベンチ入りすらしていなかった」という経歴詐称を行った過去があります。

また、同じ選挙公報に14年間駅頭に5100日立ち続けたという記載もありますが、5100を14で割ると364.29日となり、年間を通して1日しか休んでいないこととなってしまいますが…。

練馬の書店とコンビニから「週刊文春」が消える怪現象発生中、地元自民党議員の告発記事が影響か | Buzzap!

選挙区内での香典や枕花代名目の寄付行為が公選法違反容疑に問われたものの、昨年6月に不可解な不起訴(起訴猶予処分)となっていた菅原一秀衆院議員。3月12日の起訴相当議決の報道以降、選挙区内で行っていた駅頭活動を取りやめ、有権者の前から姿を消していた。菅原氏の雲隠れは、経産相を辞任した直後の2019年10月からの約1年間に続いて2回目。ところが今回の雲隠れは5日間で終了、翌週には駅頭を再開した。

検察審査会で「起訴相当」議決。菅原一秀元経産相を直撃も、「誠心誠意お応え」とは口先だけのダンマリ | ハーバー・ビジネス・オンライン

経済産業相に内定した自民党の菅原一秀衆院議員は10日午後11時にブログを更新。「安倍総理から直々にお電話をいただいた。『経済産業大臣をお願いする』。57年間の人生で、経験したことのない感動の瞬間だった」と初入閣の喜びを記した。首相のほか、菅義偉官房長官、森山裕国対委員長らの名前を挙げて感謝の気持ちをつづった。

 菅原氏は11日朝には地元・東京都練馬区で街頭演説に立ち、「経済産業省の責任者を務めることになった」と初入閣を報告。「私のような、ややもすれば脱原発依存を訴えてきた人間が経産相を仰せつかる。極めて責任が重い。国民の命を守る、生活を守るエネルギー政策を進めていかないといけない」とも強調した。

 菅原氏は演説に先立ち、記者団には「身の引き締まる思いでいっぱい。虚心坦懐(たんかい)、初心を忘れずにやっていきたい」と語った。

入閣報告フライング相次ぐ 街頭で「経産相仰せつかる」:朝日新聞デジタル

また、今回の件について、公明党の幹事長が「個人の問題で国会審議に影響が及ぶのは残念な事態だ」とコメントしているのですが、問題のある人間だとわかった上で公明党も厚生労働委員会の与党筆頭理事に菅原一秀氏を置くことを賛同しているはずではないですか?
本当に残念な事態だと思っているのならば、その残念な事態を引き起こした一因に、己が関わっていることを認めたうえで喋ってほしいです。

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