ヒラリーVSサンダース 展望

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民主党は、州内計約1700の地区での党員集会の集計をすべて終了。クリントン氏の支持者獲得率は49・8%、サンダース氏は49・6%だった。アイオワ州民主党は「史上最も僅差(きんさ)だ」としながら、クリントン勝利は覆らないとの見解を発表していた。

 この結果、7月の同党全国大会に向けた代議員の獲得数はクリントン氏が23人、サンダース氏が21人となる見通しだ。

サンダース陣営敗北認める クリントン氏「非常に興奮」:朝日新聞デジタル

 

アメリカの2大政党の大統領候補者を選ぶ戦いが始まり、緒戦のアイオワでは共和党がテッドクルーズ上院議員が勝利を収めたようです。

一方、民主党はなんと0.3%差という結果でヒラリー・クリントン氏がかろうじて過半数の代議員を獲得しました。

今回個人的に面白いと思ったのは、民主党側です。

民主党は今回までに3人の候補のバトルとなっていて、マーチン・オマリー前メリーランド州知事(53)が0.5%という結果に終わった末に撤退して、完全にヒラリー・クリントンVSバーニー・サンダースという構図になりました。

今回のアイオワ州は当初ヒラリー・クリントン氏が優勢と言われていて、半月前程度の調査では二桁の差が出てヒラリー・クリントン氏がリードという調査すら出ていました。

更にバーニー・サンダース氏の人気には、民主党員となっていない人の支持が大きく関わっているという話もあり、党員の投票で決める戦いでは不利になるのではないか?とも言われていた中で、ここまでの善戦をしたというのは、バーニー・サンダース候補にとっては非常に大きいと思われます。

更に、アイオワ州が代議員を勝者が総取りする形ではなく、比率で分配する仕組みであることも、バーニー・サンダース候補が接戦してよかった理由の一つになります。総取りする形の場合はどんな差でも0は0になってしまうのですが、今回はきちんと得票が代議員数につながっているので、負けた印象が更に皆無になっているように思います。

次回のニューハンプシャー州は、バーニー・サンダース氏の選挙区が近いことも有って、バーニー・サンダース氏がリードしているという調査が多く出ている地域です。

このニューハンプシャー州の結果によっては本当にバーニー・サンダース氏が候補になる勢いが一気に加熱される可能性もあるのかもしれません。

ただし、全米の支持率ではヒラリー・クリントン氏がだいぶ優勢、その優勢さを支えるのは、どうもバーニー・サンダース氏が、黒人やヒスパニックなどのいわゆる“マイノリティ層”からの支持が弱いのではないか、という情報があるようなのです。

一方でヒラリー・クリントン氏はどうもマイノリティ系からの支持が土台にあるようで、オバマ大統領を見ればわかるように、その層を握ることが民主党が、共和党を突き放して大統領選挙を勝つ決めてだと言われています。

その差をいかに詰めるか、マイノリティからの信用をいかに獲得するのか?が、これからのバーニー・サンダース候補の鍵となる部分になりそうです。

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